【続いてる写経 1677日め】"カワイイ"づくし、特別展『はにわ』
トーハクの『はにわ展』へ。
今回は”はにわ”を観にきたのだけど、まず目を奪われたのは、
キティちゃん❗️
キティねーさま、『HELLO KITTY展』でトーハク降臨中にて、一瞬当初の目的忘れてしまいました。
そんなキャラクターデザインの源流とも言える、”はにわ”さんたち。
会場しょっぱなは、「踊る人々」がお出迎え。
撮影OKなので、大人気。”はにわ”ポーズで並ぶ人続出。
まずもって、カワイイ〜としか言いようがない。
”はにわ”さんは豪族のお墓の副葬品。
副葬品なので、死者があちらの世界で住まうための建造物もありました。
家の”はにわ”は、伊勢神宮の千木や鰹木の形状に似ているのだとか。
巨大な2メートル超える円柱”はにわ”とか、よく作りましたよね。
でもやっぱり、目を奪われるのは人物や動物”はにわ”。
どれもカワイイ。
目鼻口と大まかに区別できる形があればOK。
今のゆるキャラ的なノリが感じられます。
国宝・「挂甲の武人」は大人気。
間近で見ると、兜や甲の装飾の立体感がよくわかる。
一つ一つ丁寧に付けられて、シンプルながらも技巧を凝らしてある。
肉眼でみて、思いを感じて欲しいところです。
この展覧会の学芸員さん、楽しいそうだなあ。
全員仲良く”みずらカチューシャ”してるし。
同じ陵墓の副葬品といっても、紀元前・中国秦の時代、皇帝の墓である兵馬俑では写実的な兵士像。
対して、古墳時代にして、日本の造形は写実的ではなくマンガ的で素朴。
この違いは、元来の日本人のゆるさ所以なのか、時代に全然追いついていなかっただけなのか…。
はにわ展のあと、本館をざっと巡ると、はにわの時代がウソのような、緻密で精緻に作られたものが並んでいる。
仏教伝来後の日本、大陸からの文化のキャッチアップスピード、半端ない。
最後にまたキティさんをみると、”はにわ”に見られるデフォルメセンスは、今も脈々と受け継がれているのを感じます。
土偶、はにわ、仏像、キャラもの、すべて内包できる日本文化、誇らしいわと思ったのでした。