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【続いてる写経 1633日め】四国八十八ヶ所お遍路 その10 : 第6番〜第1番、そして高野山

四国最後の朝陽を拝むことができた。

都合により、他の写真は後日投稿。

スマイルホテル阿南からみた朝陽


第七番 十楽寺

追記
朝のお勤めで、ご本尊阿弥陀如来様が特別ご開帳。
平安時代に作られ、何度か修復されているという。立派な坐像だった。

ご住職によると、こちらの目玉は、目のお地蔵様と愛染明王。

愛染明王堂は、縁結びと縁切りの入り口が違う。

中に入ると、電飾でキラキラだった。
ここまで俗っぽいのは初めてだなぁ。

縁結びは来訪者を寄せるには良い手段だけれども、縁切り併存は微妙だなぁ。


第六番 安楽寺

ご本尊・阿弥陀如来

江戸時代蜂須賀家が再建した本堂など、とにかく豪華絢爛。
装飾がきれい。新しいものと古いものの融合もうまくいってる。

霊場中最古の宿坊は温泉。
こちらは夜にお勤めがあるそう。

それはそれは素晴らしいので、是非一度お泊まりになると良いですよ。

と、何度も札所で顔を合わせる堺ナンバーのおじさんに言われた。

風格ある外観からも中に入ってみたいとそそられるところ。

一生使える干支守り(千円)あり

第五番 地蔵寺

ご本尊・地蔵菩薩

本堂絶賛修復中。
きれいにできる資金があるのは何より。

水子供養のお地蔵さんが印象的

入ってすぐの大銀杏の木が見事
すでに銀杏の実が落ち始めている。

ご境内のお掃除をされているところだった。
広いから大変そう。

確実に秋は来ている。

第四番 大日寺

ご本尊・大日如来

四国八十八ヶ所霊場中、屈指の美寺
とにかく手入れが行き届いている。

ここの大師堂で般若心経をあげていたら、百会がビリビリきた。

霊場読経中にここまで強いのは初めて。

やっと空海さんに会えたのかな❓

東寺真言宗だから、何度もお詣りしている東寺との相性も良いのかもしれない。

ツルツルのびんずるさんは、ガイドさんによるとここのが良い感じらしい。

石の形を生かした弁天様は美智子上皇をモデルにしたと言われている。

御手洗にはうすさま明王のお堂も設置。
ご不浄にも美意識あらわれている。

第三番 金泉寺

ご本尊・釈迦如来

弘法大師が錫杖岳でついて霊水でたパターンの井戸がある。
井戸に自分の姿が見えると、長寿らしい。
無事見えた、よかった。

どこからか、ほら貝を吹く音聞こえる。
また高尾山の行者が来たかと思ってしまった。

だれが吹いていたのか結局分からず。
面白いこともあるものだ。

第二番 極楽寺

ご本尊・阿弥陀如来

きれいな庭園が入り口にあり、外国人観光客の一段が。ガイドさんも向こうの方。
尋ねてみたら、イタリアからだそうだ。

本堂へは階段を登っていく。
これで急階段は最後かな。

本堂への読経中、あぁ、これで残りあと一つ。

そう思ったらしみじみした。
最後は泣けるのかな、どんな気持ちになるのだろう。

この地域の安産祈願の子安大師がおわする。
元祖、安産祈願らしい。

樹齢1200年の長命杉の存在感がすごい。
これはエネルギーいただけそう。

そういえば御神木というのはあまりなかったような。お寺だからそう言わないのか。

この木は一応弘法大師のお手植えらしい。
霊場中、もっとも神々しい木であった。

第一番 霊山寺

ご本尊・釈迦如来

ついに最後の札所。

感慨深いかと思いきや、そうでもない。
なぜならば、観光地っぽいから。

巡礼用品とお土産もの屋があり、境内には団体観光客の撮影用ひな壇あり、
ナゾのパンダ🐼がいて…。

何かがおかしい…一番霊山寺


なんで、こんな昭和の公園の片隅にいるようなパンダ⁉️

全体に綺麗なんだけど、とこか俗っぽく、かつ寂れている。

三鈷の松は枯れかけているし…。
十三仏も寂しい感じだ。

読経しても、感慨深いものは、2番ほどなかった。

これで終わったな、という感じ。
こんなに時間をかけたのに、あっけなかった。

ここはやはり巡礼の始まりの場所であって、最後の場所ではないのだなぁ

と、思ってしまった。

逆打ちでここまで来たけど、4年に一度、ご利益3倍のマーケティングにのせられたけど、、。

やはり順番に回ってみたいと思った。

また、ここから始める日もいつか来るだろう。

高野山へ


さて、われらはまだ四国で終わらず、これから高野山へ向かうかのだ。
まだまだ旅は終わりではない。

そう、新たに始まる。


休憩
淡路島サービスエリア

丸ごと玉ねぎカレーをいただく。
玉ねぎが甘くて美味しい。

ただ、脱力感強くて、食べた感があまりない。

これまでの風景とのギャップもあるし

今までの巡礼の旅が夢うつつに感じられる。

ここのサービスエリア、四国と淡路島のもの充実。みんなお土産爆買していて笑える。



次の休憩場所で
自動販売機でお水買ったら、千円札入れて、お釣りが10円しか出てこない…。

自販機でこんなトラブル初めてだ…。

結局、現金書留で返金だってさ。


3回のトイレ休憩を挟んで、遂に和歌山。

近くに丹生都比売神社があるというのに、素通りは残念。
この度は、神社はほぼスルーなのだ。

神仏習合が高野山エリアの特徴で、それが世界遺産となっているのに。

高野山・奥の院

考えてみればガイド付きで奥の院散歩したことなかったな。
UCCのカップにコーヒー入ってるとか知らなかった。新鮮。
ウワサに聞いていた、芸能事務所の大御所のお墓も初めて目にした。

少しずつ紅葉しはじめている奥の院への橋を渡り、
最後に満願したことを空海さんにご報告。
帰ってきたなぁ…。

でも、今回奥の院ではあまり感ずるものがなかった。何となく。

達成感もなく、何だかフワッとしている。
虚脱感か。

宿坊・三宝院

ここは以前から泊まりたいと思っていた宿坊。
空海さんのお母様、玉依御前ゆかりのお寺。

というか、お母様の玉依御前はエピソードとしてもよく出てくるけど、お父様の話は、善通寺くらいしか出てこないなぁ。

貫主自らお食事のときにご挨拶があった。

不勉強極まりなかったのだが、この方実はスゴイ人だったのだ…。
京都の東寺貫主、虚空蔵求聞持法の実践者。

百万回、虚空蔵菩薩真言を唱えられたのだ…。

そんなことより。
他の宿坊で、このようなご挨拶を受けたことはない。
大抵、小坊主さんが全面対応だ。

さらに、館内にはワタシにとって驚くものが飾られていた。

続く。

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