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【続いてる写経 1349日め】映画『空海』はなぜに製作されたのか?
北大路欣也さん主演、映画『空海』を再度鑑賞。
語りたい部分がたくさんありますが、そもそもこの映画が企画された発端を知りたくなりました。
というのも、現代においてはこのような渋い題材の作品は滅多にお目にかかれないからです。
経緯を調べたところ、Wikipediaによると
弘法大師空海入定1150年を記念して全真言宗青年連盟映画(以下、全青連)製作本部が東映と提携して製作。真言宗は50年ごとに一大布教活動を展開しており、本作品もその一環となった。全青連が映画公開前に前売り券200万枚を完売させ、これが総額で20億円とも、24億円ともいわれ、公開前から大きな興行保障を実現させた。この影響もあって総製作費には12億円の巨費が投ぜられ、当時のままの遣唐使船を建造した他、空海が密教を授けられた地である中国西安に大ロケーションが敢行された。
なるほど、高野山の僧侶企画、そして恐るべし宗教ネットワークの資金収集力!!
どれくらい資金回収できるかが始めから保証されていたので、製作費も巨額が投じられたのですね。中国ロケのシーンは見応えありますし、やっぱりお金かかっていたか。
巨額の製作費をかけた大作映画って、最近では『キングダム』のようなマンガ原作ものだったりしますし、現代においてはオリジナル脚本で歴史物なんて企画通らなさそうです。
そして、この映画は弘法大師御入定1150年記念。公開が1984年だっということは、次は1200年記念として2034年に向けて、何かキャンペーンが計画されているかもしれません。
そうなると、再び映画もアリ??
そのためでしょうか、先日高野山に行った時、空海さんの生涯を”大河ドラマ”でと、書いてあるのを見かけました。
ワタシとしては、おかざき真里さんの空海さんと最澄さんを主人公としたマンガ『阿・吽』を、ドラマ化もしくはアニメ化するのを推したいですね〜。
空海・最澄両者の生涯を軸に描きながらも、丹生都比売様が登場したり、ファンタジックな要素も入っているマンガなので、華もあるし良いと思うのですけどね〜。
おかざき作品は最近では『かしましめし』とか、色々ドラマ化されてますけど、『阿・吽』はあまり注目されてません。
それこそ高野山真言宗の力で、何とか映像化して欲しいなあ…。