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【続いてる写経 1766日め】『大覚寺』展の一番人気は”アレ”だった
『大覚寺』展のいけばな嵯峨御流の体験の後は、展覧会鑑賞へ。
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○五大明王が2セットの仏像群
いつものトーハクの並びですと、巨大仏像の展示は最後にくるのですが、
今回は第一室に五大明王がご鎮座されていました。
まずは室町時代(一部江戸時代)に作られた大きな像の五大明王様、大迫力です。
そして平安時代の明円作・五大明王。
小ぶりでとても保存状態がいい。全般に明王様のお姿にしては、可愛らしい親しみがある表情に思いました。
ちなみに五大明王とならび、出品されていた愛染明王様。
こちらがおすすめ。
若々しく、イケメンです。
○元祖・空海ファン?、後宇多天皇の書
大覚寺は”般若心経写経の道場”とうたってますけど、残念ながら写経に関する展示は少なめ。
書道関係で注目すべきは、国宝・後宇多天皇宸翰「弘法大師伝」。
1文字ずつ追っていくと、確かにコンパクトに弘法大師の一生がしたためられている。
唐に渡って、恵果和尚から密教を伝えられて日本に帰って・・東寺もらって、紀州に行って、、62歳で入定。
(全部意味がわかったわけではないですが)
空海さんの生涯をこの長さにまとめあげた情熱と、文字の勢いがものすごい。
熱心な真言宗徒だった後宇多天皇。ワタシの中では空海ファンクラブ会長第1号と勝手に思ってます。
○刀剣・薄緑<膝丸>と鬼切丸<髭切>に行列
この展覧会、スペースゆるめで平日の人出だったので、わりとゆったりとみられました。
唯一鑑賞の行列ができていた場所は、刀剣のところ。
大覚寺所蔵の薄緑<膝丸>、そして北野天満宮所蔵の鬼切丸<髭切>だそうです。
ワタシはあまり存じない日本刀の世界なので、ピンときませんでしたが、どうやらこの二振が並んでいるのはすごいことらしいです。
これはまた調べてみようっと。
○障壁画はファンタスティック
襖絵の章になると、すべて撮影可能。
兎さんの絵は可愛いらしく、牡丹図のエリアはゴージャスです。
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襖絵をずらりと横並びで見られるのは貴重ですね。
○最初に戻って明王様を独り占め
最終入場時間を過ぎたあと、最初のほうの部屋に戻ると、独り占めできる瞬間があります(警備の人はいますけど)。
五大明王様を再び、ゆっくりお参りすることができました。
刀剣のところはやはり熱心に魅入る人がまだ数人おりました。
やはりいちばん人気は刀剣ですね。
ワタシももう一度ガン見しておきました。
なお、通常展示は撮影禁止ですが、刀剣撮影ナイト(要特別料金)もあるようです。
○展覧会限定グッズ、なかなかいい
すでに不動明王ぬいぐるみ(かわいい)や野兎のキーチェーン(かわいい)が売り切れており、再入荷なしだそうです。
襖絵の”ぬいぐるみ”クッションという変わり種もありました。
人気を反映して刀剣・薄緑<膝丸>関係のものが充実。
刀剣ファンでなくても、薄緑色のグッズは珍しく、目を惹きます。
そのなかに、<数量限定>膝丸「般若心経」写経用紙を発見。
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迷わず購入してしまいました。
一枚2500円と、ちょー高級品ですけど…。
キャンドゥの写経用紙、25セット買えるわ…。
薄緑色の用紙はとてもきれいです。
これならば、青墨で書いてみたいですね。
書いて納経すると、手元から無くなってしまうのが寂しいですけどね…。
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『大覚寺展』3月にもう一度、今度は「写経体験」に参加する予定です。
後期展示も楽しみです。