【続いてる写経 1516日め】”展覧会図録”という情報源
最近探している本は、岩波文庫の絶版と、入手し損ねた展覧会の図録。
ネットでも探せるのですが、結構な値段がついているので、宝探しみたいな楽しみも兼ねて、古本屋さんを街中に発見したとき覗くことにしてます。
気になる図録を発見
先日入った吉祥寺の古本屋さんは、展覧会図録の販売タイトルが充実しており、
『空海と密教美術』
という、ワタシが全く興味を持っていなかった時期の、2011年に開催されたトーハク特別展図録が置いてありました。
内容は、今奈良国立博物館で開催中の『空海』展と同じ展示も多数あり、
イケメン帝釈天騎象像などを含む東寺の立体曼荼羅の仏像群、
空海さんが恵果和上から授かった仏像「諸尊仏龕」、
空海さん直筆と判明している「風信帖」、「聾瞽指帰」、「金剛般若経開題残巻」などももちろん掲載されてました。
弘法大師御生誕1250年記念で、昨年〜最近に開催された複数の展覧会でお目にかかったものが多かったです。
そりゃそーか、新発見でもされない限り、関連のものって増えないし。
お墨付きとなるものは、出尽くしているのでしょう。
そんなわけで、迷ったものの今回は購入しなかったのです。
が、後から考えたら、巻末の解説が読みたかったのです。
特に「空海の書」について書かれていたので、そこは自分的にはマストだった…。
しまった、買えばよかったなあ…。
図録は図書館にあるのか?
映画のパンフレットの時も思いましたが、展覧会図録ってその時入手しないとなかなか他でお目にかかれないものなのです。
販売部数が限られているのもあり、古いものはネットで定価以上で売られていたりします。
図書館にあるか、調べてみましたら国会図書館のページに丁寧なご案内ありました。
開催情報などを調べることもできるよう。
以下は美術図書を横断的に調べられて、便利そう。
図録内の書誌情報はない?
図録そのものは検索して、所蔵している図書館を調べられるようです。
が、この中の解説や論文の書誌情報はないし、出品目録があるわけではない。
結局現物見るまで、そこに何が書かれているかはわからないと思われます。
もし、好きな分野や追っている分野があり、新たな情報を獲得しようとしたら、
図録を一冊ずつあたっていくしかない。
展覧会図録という”沼”に気づいてしまったのでした。
とりあえず、今度吉祥寺行ったら、入手しておこうっと。