【続いてる写経 1574日め】修行度高め、2度目の高尾山「写経大会」
今年で2年目の参加となる、高尾山写経大会。
今回は、女子登山会メンバーにもお声がけし、Yさんも Mちゃんにも同行いただきました。
昨年の高尾山写経大会を振り返ると、結構修行度高めだった様子。
そして、今回は昨年に輪をかけて、修行度、高かった…。
結論として、
となりにどんな人が座っているか
状況が大いに左右されるのでした。
のんびりと会場入りしたため、同行3名で並び席座れず、お隣は知らない方。
ご住職の読経が終わり、いざ写経タイムとなると、硯ごしに右側の人の様子が目に入ってしまいました。
まるで一行がグレーのスクリーントーンで塗られたような様子。
つまり、滲みまくりで、文字の形が流れてしまってるようでした。
実は高尾山の写経用紙は、非常に滲みやすいのです。
かつ、筆もちょいと先が太めなので、書きづらい。
さらに、墨汁ではなく、墨を擦って書かねばならないので、加減が難しいのです。
つまり、高尾山写経は慣れてない人にはハードル高め。
成田山のように、墨汁かつ、質の良い筆だとやりやすいのですけどね…。
おそらく、お隣の方は水を最初に入れすぎだのだと思われます。
と、他人の心配をしてる場合ではないので、書き進めていきました。
すると、次なる試練が。
中盤すぎに、どうやら隣の方は墨が切れたらしく、水を取りに行き、さらに墨を思いっきり擦り出した…。
必然的にワタシもその振動に晒されて、書けなくなった❗️
こ、これが写経大会…
仕方ないので、ワタシも墨を擦り足して、隣のペースに合わせることにしました。
なんとかラストスパートに差し掛かると、次なる脅威が後方からやってきたのです。
席の2、3列後ろに、やけに元気なおじいさんが居て、開始前から平気で会場に響きわたる声で話をされているのは気づいていました…。
その方が、般若心経の最後の「ぎゃーてい、ぎゃーてい」の漢字について、
この字は本当は左は羊なんだよねぇ…
ほら、これ見てよ…
と隣の人まで巻き込んでいる。(振り向いてまでは見てない)
みんなが静かに書いている中、全く空気を読まない…。
ええい、ここの最後の1行はあて字だから色々パターンあるんじゃい❗️
間違っておらんわ❗️
と、若干腹も立ってくる…。
会場の空気が乱れてきた中、
ご静粛に❗️
ご住職か、だれからか、ピシリとした一言が放たれ、ようやく場が収まりました…。
良かった…。まあ、ほんと大勢で書くって大変ね。
高尾山写経大会は、約2時間執筆時間がもうけられ、2枚用紙が配られます。
護摩修行時間まで、もう一枚書き進めることにしました。
2枚目に取り掛かるころにはとなりの方は1枚で退席されたので、広々と使え、筆にも慣れてきたので順調に進めていたのですが、
用紙に、小さな黒い物体がある。
なんと、アリさん🐜、登場…。
こんなのアリ?なんて思いながら、用紙を振り落とし、追い払いました。
やれやれ…。
というわけで、今回は時間内に2枚かけました。やった!!
本堂での護摩祈祷後、直会会場で精進料理をいただきました。
やはり、ここの精進料理は美味しいです!!
けれども冒頭でご住職が「来年はどうするか未定」とおっしゃってました。原材料の高騰とか、人手不足とか、世間一般の事情と同様に厳しいのかもしれません。
来年も、いただけることを祈ります。
終了後は暑いのと体力心配なので、山頂には登らず、薬王院周辺のお詣り。
まだ行ったことのないエリアの看板を発見。
ここから山頂にも、そのままいけるらしいです。
3〜4分で、福徳弁財天様の鳥居が見えてきました。
手前には弁天池。
中は洞窟!!入るのドキドキ。
中に入ってみると、ひんやりして天然のクーラーのようです。
快適な涼しい空間でしたが、なかなか秘境っぽい感じで恐れ多い。
八王子に育ち、何度も高尾山に登ってましたが、この弁天様の存在を知ったのは初めてでした。
まだまだ発見が色々とある、霊山・高尾山なのでした。