香港でカレーを巡る旅(1)
雷猴! カリー大福です。
前回更新からだいぶ時間が経ってしまいました。寒暖差が激しい今日この頃ですが、みなさまお変わりないでしょうか。
実は先週、今の仕事の関係で海外に出張していました。出張先は、香港。ブルース・リーの「アタタタター!」という叫びが聞こえてきそうです。
ただ、流石に数日いただけでは言語を急に喋れるかというとそんなこともなく。拙い英語でやりとりをしていました。香港自体は、日本と比べると涼しいのかな……と思ったのですが、存外そんなに変わりません(滞在中はひたすら汗をかき続けてました)。
香港にはかれこれちょうど一年前にも同じく仕事で行ったのですが、その時は悲しいことにほとんど余裕がなく中心地を回る時間が取れず、もどかしい日々でした。が、今回は少し余裕があったので市内を回ることができました。
香港って、カレー屋さんそもそもあるのだろうか……? と思っていましたし、内心「いや、そもそもカレーのイメージ全くないわ」と勝手に食べる文化なんてないと自分の中で結論づけていました。
🍛
ところが……!
実際行ってみると、かの有名な重慶大厦(階層によって値段が異なると言われ、『恋する惑星』の舞台にもなった場所)の鬱蒼としたビル内の1階になんとかなり多くのカレー屋が存在することが発覚しました。
ビルの前では、おそらくインド人かネパール人と思われる人たちが、ビラをせっせせっせと配り、カレーどですかー?? と、ネイティブからするとちょっと違和感のある日本語で呼びかけていました。私は密かに感動していたわけです。やっぱり、どこでもカレーは存在するんだなぁ、と。世界どこに行っても中華街があるようなノリで、カレーも世界万国共通なのだ!
ちなみに重慶大厦のことを知らない方のために、どんな場所なのか念の為載せておきます。
重慶大厦の前にいたインド人の一人から思わずチラシを受け取り、中にも入りました。確かに辺りを見渡すと、懐かしきカレーの匂いがあちこちから立ち上っています。受け取ったチラシには、Takumi Saitoの文字が! これはまさしく虎の威を借る狐……と思いましたし、本当に本人なのか怪しいのぅと思いましたが、それは一旦置いといて。
せっかくだからどこか入ろっかなーと思ったのですが、ふとした拍子にとあることに気がついたのです。
あれ、普通に日本でインド人が提供しているカレーと大差ないのでは?
よく考えたら、同じように日本でもインド人が提供しているお店はたくさんあるわけで、香港でどういう違いがあるのか検証するのは楽しいけれど、いやいやそうじゃなくて香港の人が作るカレーが食べたのだー! と私は重慶大厦の中心で密かに叫んでいたわけです。
ということで、一旦重慶大厦から離れて、香港でもカレーを提供しているお店がないのか、ということを探す旅に出たわけです。
ここで、実際にあったのか? という話については、また次回。ちなみに、一説には麻婆豆腐もスパイスである花椒や八角を使うこともあるのでカレーではという話もありますが、それはまたいつか。
それではフィルミレンゲ!(またお会いしましょう)