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[3分で読める]バイオベンチャー企業が儲ける仕組み

こんにちは。普段はプログラマーをしている19歳の会社員ですが、noteではITからは少し離れた"お金"の話をしていこうと思っております。

株式投資をやっている方、またはこれから個別株への投資を考えている方は、各企業のビジネスモデルを理解していなければ、企業の将来性を見抜くことが出来ません。
私も中々個別株で勝てていないので、勉強としてこのような記事を書いていこうと考えました。


今回はバイオベンチャー企業がどのように利益を出しているのかについてまとめていきます。

尚、本記事は知識ゼロの状態から調べながら執筆しておりますので、バイオベンチャー企業についてよくわかっていない方向けの記事となります。ご理解頂けますと幸いです。


バイオベンチャー企業とは?

そもそもバイオベンチャー企業とは何かご存知でしょうか。
バイオベンチャー企業とは、「バイオテクノロジーを用いて医療や産業の発展に繋がる先端技術を研究、開発、世に送り出すベンチャー企業」のことです。
バイオテクノロジーとは、「生物の持つ能力を利用して、人間社会に役立つものを作る技術」です。
まとめると、「生物の能力を利用して、医療や産業の発展に寄与する先端技術を世に送り出すベンチャー企業」ということですね。


製品を世に送り出す流れ

バイオベンチャー企業は、以下の流れで自社の製品を世に送り出します。

  1. 基礎研究(2〜3年)・・薬の元となる候補物質の発見と創製。

  2. 非臨床試験(3〜5年)・・候補物質の有効性と安全性の研究。

  3. 臨床試験(3〜7年)・・以下の3つのフェーズで行われる。
    フェーズ1・・少数の健康な人を対象とした副作用などの安全性確認。
    フェーズ2・・少数の患者を対象とした有効性,安全性,使用方法の確認。
    フェーズ3・・多数の患者を対象とした有効性,安全性,使用方法の確認。

  4. 承認申請・審査(1〜2年)・・厚生労働省への承認申請と専門家による審査。

  5. 販売・・薬価基準収載を経て販売開始。


バイオベンチャー企業の一般的なビジネスモデル

バイオベンチャー企業が収入を得るパターンは主に以下の3つです。

  1. ライセンスアウト・・自社で取得したノウハウや特許権を他者に売却したり、使用を許諾したりすること。バイオベンチャー企業の場合、大手製薬会社等にライセンスを与える場合などに契約一時金を受け取ります。

  2. マイルストーン収入・・開発の進捗段階に応じて、医薬品開発企業側から発見・発明企業側に対して支払われる費用。研究開発の一定段階ごとに支払われます。

  3. ロイヤルティ収入・・自社の特許権やノウハウを他社へ使用許諾することで、販売開始後に受け取る対価。売上の一定割合を受け取ることが多い。


まとめ:バイオベンチャー企業は3つの局面で儲ける!

ここまで、ご拝読頂きありがとうございました。
まとめると、バイオベンチャー企業はライセンスアウト時の契約一時金、一定段階ごとのマイルストーン、販売開始後のロイヤルティの3つの局面で収入を上げていることが分かりました。


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