何もないから東京にきたのに#2
休職できる期間があと2ヶ月しかない。
社会復帰したい気持ちが大きいんだけど、現職に復職する勇気もない。抑うつ状態はだいぶ改善されたけど、不眠と頻度の高い偏頭痛でそもそもフルタイムでちゃんと働けるのかも不安。このままだと1月から無職です。
前回の続きです。
結婚して家族と幸せに生きる女と対照されるのって、バリキャリで自立した独身女ってどうしても認識として刷り込まれてませんか?
周囲ががどんどこ結婚出産マイホームと人生を進めていくなかで、何も持ってなくて悲しくなった安直な私はバリキャリキラキラ女子を夢見て、転職上京しました。(という前回の話です)
いわゆる女の幸せを手に入れていく周囲の友人たちと”対等”でいるために。でも「私は、自分のお金で美味しいものを食べて、旅行に行って、欲しい物を買って、自由に自立して生きてるから」って誰に対してなのかわからない言い訳をするために。
転職活動は辛かったけど、未経験の職種でだれがみても「キャリアアップ」とわかるような内定をいただくことができて、東京でがんばるぞ〜と、迫りくるウイルスなんて全く気にせず2020年1月に上京。
転職組が多いと聞いていたけど、実際配属された部署はプロパーの1〜4年目の子たちが6割以上を占めており、管理職も自分と同年代がいるようなかなり若い部署でした。能力も高いけど、自己肯定感も高い集団。
そして絵に書いたようなパワハラ部長と、そのストレスにより常に不機嫌を顕にするマネージャー陣。
入社してすぐ直感的に「わ〜雰囲気合わないかも」と思ったけど、とりあえず自分が仕事ができるようになり周りの信頼を勝ち取っていけば、また変わるはずだと思い、なるべく否定的に考えないように、してました、、
しかし、研修などを終えて、仕事を本格的に覚えていくぞ〜というタイミングで、コロナウイルスが日本でも流行り始めます。入社2ヶ月半くらいでフルリモートへシフト。
キラキラ東京ライフには、速攻で暗雲が立ち込めます。
・OJTについてくれた子が2年目で自分より5つも年下
・まだ部署の人達との関係性ができていない
・業務の繁忙感や雰囲気をまだつかめてない
・マネージャーが全く面倒見の良いタイプじゃなかった
この状態で、わからないことをチャットで聞くというのがそもそもハードルが高い。ただ、仕事自体はスピード感がめちゃくちゃ早いので、自分で調べてる時間がない時もある。
誰に何を聞けばいいかわからない状態、マネージャーのフォローがない状態でリモートとなるとかなり精神的にもハードだった・・・
そしてついに東京には最初の緊急事態宣言が発令され、家に軟禁状態。
友達には会えないし、仕事はわからにことだらけだし、仕事のことを愚痴れる同僚もいない。ただ宣言明ければという希望がまだあり、この時(20年4〜5月くらい)はそこまで鬱っぽい状態ではなかったかな〜。眠れてたし。
ただ、6月ごろになるともう入社半年経過しており「中途入社したばかり」というラベリングも取れてきて、仕事で結果を出さないといけないプレッシャーがじわじわとのしかかってくる。
自分の担当領域の目標は達成していたし、できてなくて責められるということはなかったけど、自分が理想とする「仕事がバリバリできる自分」とは乖離していた。
ここからの1年はもう、多少の浮き沈みはあれど、堕ちていくばかりだった。何があったかも思い出せないくらいに。
また長くなりそうだから、3部作にします。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
寒くなってきたのでご自愛ください。