写真を撮ることは、深呼吸みたいなもの|Artist Interview - Mume Takahashi / 高橋夢萌 5/5
What's "Artist Interview" ?
写真のCURBONが、「写真の階段の登り方」をテーマに、活躍中のアーティストにインタビューする連載企画。2020年10月現在は、Mume Takahashi / 高橋夢萌(以下、Mume)さんのインタビューを公開。
最終回の今回は、Mumeさんにとって、「撮ることはどんな行為ですか」と聞いてみます
Photo by Mume
--- Mumeさんにとって、「撮ること」はどんな行為なのでしょうか。
深呼吸みたいな感じだと、思います。
呼吸は、ふつうにするもので、深呼吸も呼吸のひとつ。
カメラは、特別なものだし、私にとって特別ではないという意味ではないけれど……「あって当たり前」みたいな感じ。
カメラや撮影自体が「深呼吸」というよりも、「いい写真が撮れたら、深呼吸ができる」。「心が正常に戻る」、というイメージ。
Photo by Mume
撮っている行為よりも、撮ったもの、撮らせてもらったモデルさんとのコミュニケーション云々で、気持ちが整っていきます。
日頃の暮らしで、頭がパンパンになっているから、それをシャッターを切って出してあげていく、というような。
その結果、写真がいいように撮れていたら、ああ、よかったな、って。
ぶっちゃけ、写真が撮れればなんでもいいんです。なんでもいい。写真が撮れさえすれば、幸せ。
カメラが好きというよりも、写真が好き、なんでしょうね。これからも、撮り続けていきたいと思っています。
Photo by Mume
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Mume Takahashi / 高橋夢萌 Profile
学生業のかたわら、フォトグラファーとしても活動。Instagramで公開している作風が人気を呼び、撮影問い合わせがあとを絶たない。音楽ジャケットやテーブルフォト、ファッションなど多ジャンルでも幅広く活躍中。
2020年fotomoti主催「次世代スター発掘キャンペーン」審査員特別賞受賞。使用機材はCANON「EOS 5D Mark II」
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