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国立アイヌ民族博物館 第9回特別展示「驚異と怪異―想像界の生きものたち」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」
今週のテーマは、国立アイヌ民族博物館で9/14から開催される第9回特別展示「驚異と怪異―想像界の生きものたち」(9/14~11/17)
2019年に国立民族学博物館(大阪)で開催され好評を博した特別展が、いよいよ北海道に登場!
北海道会場のみどころとして、アイヌの伝承を伝える資料を加え、さらにパワーアップした展示が楽しめます。
本日のブックリストはこちらです!


企画展紹介

人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。
本展は、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣装、絵画、彫刻、書籍などをとおして紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。
奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合!


オススメ本① 驚異と怪異: 想像界の生きものたち(河出書房新社)国立民族学博物館 (監修)


https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309227818/
著者名:国立民族学博物館 監修
出版社名:河出書房新社
定価:2,970円(本体2,700円+税)
B5変判:240ページ

【本展公式図録! 第61回全国カタログ展 経済産業省商務情報政策局長賞・図録部門金賞受賞】

古今東西、この世のキワにいるかもしれない不思議な生きものを一挙集成。国立民族学博物館特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」公式図録。
(河出書房新社ホームページより)

オススメ本② この世のキワ―〈自然〉の内と外 (勉誠社 アジア遊学 239)山中由里子 (編集), 山田仁史 (編集)


https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101062
著者名:山中由里子 (編集), 山田仁史 (編集)
出版社名:勉誠社(アジア遊学239)
定価:3,520円(本体3,200円+税)※記事執筆時品切れ
A5判:368ページ

【境界に立ち現れる身体・音・モノ―】

「驚異」と「怪異」に共通する「異」なるものへの視線は、自己と他者、自己と宇宙の境界認識によって形作られるものであり、自然の中での人間の立ち位置を映し出す鏡でもある。
その「驚異」と「怪異」の表象を、ユーラシア大陸の東西の伝承・史料・民族資料・美術品に探り、「自然」と「超自然」の境界領域、「この世」と「あの世」の心理的・物理的距離感、境界に立ち現れる身体・音・モノなどについて、総勢25名の豪華執筆者が学際的に考察する。
(勉誠社ホームページより)

オススメ本③ 幻獣辞典 (河出文庫)ホルヘ・ルイス ボルヘス (著)、柳瀬 尚紀 (翻訳)


https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309464084/
著者名:ホルヘ・ルイス ボルヘス (著)柳瀬 尚紀 (翻訳)
出版社名:河出書房新社(河出文庫)
定価:1,265円(本体1,150円+税)
文庫判:336ページ

【怪物ボルヘスによる最良の異世界案内本】

セイレーン、八岐大蛇、一角獣、古今東西の竜といった想像上の生き物や、カフカ、C・S・ルイス、スウェーデンボリーらの著作に登場する不思議な存在をめぐる博覧強記のエッセイ一二〇篇。
(河出書房新社ホームページより)

オススメ本④ 日本幻獣図説 (講談社学術文庫) 湯本 豪一 (著)


https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000373954
著者名:湯本 豪一 (著)
出版社名:講談社(講談社学術文庫)
定価:1,210円(本体1,100円+税)
A6判:288ページ

【こんな生き物、見たことない。「これは、人々が求めたロマン溢れる記録だ!」朝里樹氏】

幻獣は、妖怪でも幽霊でも未確認生物でもない。
異界からやってきたこの“不可思議な生き物”は、多くの日本人を魅きつけ、ある時は恐れられ、ある時は敬われながら伝承されてきた。
河童、鬼、天狗、人魚、龍のほか、未来を予知する人面牛・件(くだん)、雷が鳴ると空から落ちてくる雷獣、馬を一呑みにした蜥蜴(とかげ)など千差万別だ。
本書は、江戸時代から明治時代を中心に、各地の瓦版、錦絵、妖怪本、ミイラ、報道記事、絵葉書などをとおして、その時代背景を交えながら、奇想天外な生き物たちの世界に迫る。絵図を多数収録!
(講談社ホームページより)

オススメ本⑤ アイヌと神々の物語 炉端で聞いたウウェペケレ(山と渓谷社)萱野 茂 (著)


https://www.yamakei.co.jp/products/2819121005.html
著者名:萱野 茂 (著)
出版社名:山と渓谷社(ヤマケイ文庫)
定価:1,210円(本体1,100円+税)
A6判:544ページ

【ウウェペケレ(アイヌの昔話)を選りすぐった名著の文庫化】

アイヌ語研究の第一人者である著者が、祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語を読みやすく情感豊かな文章で収録。
主人公が受ける苦難や試練、幸福なエンディングなど、ドラマチックな物語を選りすぐった名著、初の文庫化。
(山と渓谷社ホームページより)

あとがき

国立アイヌ民族博物館で9/14から開催される第9回特別展示「驚異と怪異―想像界の生きものたち」(9/14~11/17)がもっと楽しめる!
奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい。
オススメの5冊、いかがでしょうか。

マガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」は毎週水曜日更新です。
今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!

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