伊勢半本店「紅ミュージアム」と、テーマ展示「新収蔵品展-近代化粧品編-」をもっと楽しめる!おすすめ本5選
注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン
「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」
今週は、伊勢半本店「紅ミュージアム」と、開催中のテーマ展示
「新収蔵品展-近代化粧品編-」(10/1~12/26)をピックアップ!
本日のブックリストはこちらです!
紅ミュージアム&テーマ展示紹介
紅と化粧の歴史・文化を知るミュージアム
紅ミュージアムは、江戸時代から続く最後の紅屋「伊勢半本店」が運営する資料館です。
文政8年(1825)の創業時から今日まで受け継いできた紅づくりの技と、化粧の歴史・文化を数々の資料と共に公開しています。
併設する体験ゾーンでは、紅のお試しづけに加え、科学的なアプローチから紅ならではの色の不思議にせまります。
「紅」を知り、学び、その美しさを体感できる空間、それが紅ミュージアムです。
テーマ展示「新収蔵品展-近代化粧品編-」
紅ミュージアムでは紅・化粧・女性に関わる資料を積極的に収集しています。今展は近年収集した資料の中から近代化粧品を中心に展示を行います。明治~昭和時代の西洋化されていく化粧品を選りすぐってご紹介します。
オススメ本① 化粧ものがたり 赤・白・黒の世界 第二版(雄山閣)髙橋 雅夫 (著)
https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8525
著者名:高橋雅夫(著)
出版社名:雄山閣
定価:3,080円 (本体2,800円+税)
A5判:210ページ
【長らく品切れだった名著、待望の第二版刊行!】
日本人の感性から生まれた「赤・白・黒」という配色美の根元を
様々な資料と豊富なエピソードから検証した画期的”日本化粧史”。
〔赤の章〕 ~赤色顔料と紅のものがたり~では、
古代から近世、近代・戦後にいたるまで、
日本人の化粧に欠かせない役割を果たしてきた「紅」の歴史が
とても詳しく解説されています!
(雄山閣ホームページより)
オススメ本② 化粧の日本史: 美意識の移りかわり (吉川弘文館 歴史文化ライブラリー)山村 博美 (著)
https://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b222487.html
著者名:山村 博美 (著)
出版社名:吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)
定価:1,870円 (本体1,700円+税)
四六判:238ページ
【メイクアップの変遷をたどり、流行の背景を社会現象とともに探る】
化粧には、おしゃれ、みだしなみ目的のほかに、身分や年齢、未既婚などの立場を示す機能もあった。
古代から現代まで、地域や時代の価値観に左右される化粧の変遷を、メイクアップを中心にたどり、流行の背景となる社会現象とともに探る。
時代による美意識の変化や東西比較、メディア戦略にも触れながら、暮らしの中にある化粧の歴史を描きだす。
(吉川弘文館ホームページより)
オススメ本③ 江戸時代の流行と美意識 装いの文化史(三樹書房)谷田有史・村田孝子 (監修)
https://www.mikipress.com/books/2020/01/post-314.html
著者名:谷田有史・村田孝子 (監修)
出版社名:三樹書房
定価:3,080円 (2,800円+税)
A5判:174ページ
【2015年刊行の同書を、愛蔵版としてカバーデザインを一新して刊行】
江戸時代の装いの流行がわかる浮世絵や化粧道具、男女の髪型見本など貴重な図版約120点をカラーで収録。ポーラ文化研究所やたばこと塩の博物館学芸員、大和文華館の館長など、各専門家たちが詳しく解説しています。博物館蔵の国宝を始め、貴重な図版をテーマごとに掲載。
(三樹書房ホームページより)
オススメ本④ 紅花 (法政大学出版局 ものと人間の文化史)竹内 淳子 (著)
https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-21211-6.html
著者名:竹内 淳子 (著)
出版社名:法政大学出版局
定価:3,740円 (本体3,400円+税)
四六判:346ページ
【紅花とかかわってきた人々からの聞き書きを集成し,忘れられた〈紅花文化〉を復元する】
栽培から加工、流通、利用までの実際を現地に探訪し、紅花とかかわってきた人人からの聞き書きを集成、藍と並ぶ代表的染料植物として、また、顔料、薬用、食用等にも幅広く利用された紅花の魅力を語り、忘れられた「紅花文化」を探る。
(法政大学出版局ホームページより)
オススメ本⑤ マガジンロンド (実業之日本社:リュエルコミックス)マツオヒロミ (著)
https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-64073-0/
著者名:マツオヒロミ (著)
出版社名:実業之日本社(リュエルコミックス)
定価:2,200円 (本体2,000円+税)
A4判:150ページ
【いつの時代も雑誌はときめきと憧れに溢れていた――】
創刊100周年を迎える女性誌「RONDO」という設定で
それぞれの時代を彩ってきたファッション誌の記事や広告、
そして関わった人々のエピソードをイラストや漫画で描く
オールカラーのコミック&イラスト集。
古い時代の海外や日本のファッション誌から
マツオヒロミが受けたインスピレーションとワクワク感を、
虚構の雑誌「RONDO」という形にして表現しました。
そして何より、マツオヒロミの雑誌カルチャーへの
熱い思いと応援の気持ちが込められています。
The ladies’graphic magazine【RONDO】, a fictional creation of Hiromi Matsuo.
(実業之日本社ホームページより)
あとがき
伊勢半本店「紅ミュージアム」と、開催中のテーマ展示
「新収蔵品展-近代化粧品編-」(10/1~12/26)をもっと楽しめる!
古代から現代まで連綿と続く「化粧」の文化史や
伊勢半が手掛ける「紅」の原料となる紅花を掘り下げた1冊、
ファッション業界の100年を追体験した気分になれる「RONDO」など
今回のおすすめ本5選、いかがでしたか?
マガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」は毎週水曜日更新です。
今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!