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馬のいる日常

むかし住んでいたドイツでは、馬が日常生活に溶け込んでいた。少なくとも日本との比較でいえば、日常で馬に遭遇する機会はずっと多い。

馬を飼っている人がいたり、馬術クラブに通う人がいたり。同僚の中にも子どもを馬術クラブに通わせている人がいた。

ちなみに、なにを隠そう、うちの息子も小さな頃に馬術クラブに通っていた。受講料は非常に安い。毎週末、車で20分くらい走ったところの村へかよって乗っていたなぁ。懐かしい。

初心者はまずグルグル回って練習する

豊かな自然の中で乗馬

で、ドイツでは湖の周囲や林など自然の豊かな場所へ行くと、馬がいますよ~の看板によく遭遇する。

ある湖の湖畔を自転車で走っていると

右下をアップに。 ↓

看板には乗馬の絵

散歩道で乗馬する人たち

こちらの写真は、コロナ初年度のある秋の日に。散歩くらいしかすることがなく、友人家族と湖畔を歩いていたら、乗馬の看板に遭遇。 ↓

実際に、馬に乗る人たちとすれ違う。 ↓

騎馬警察

また、未だに騎馬警察が現役で働いている街もある。彼ら/彼女らと遭遇するのもそれほど特別なことではなく、街を歩いていると馬にまたがった警官が公園からパッカパッカと歩み出てきて、道路を渡ってどこかへ去っていく、という光景も日常だった。

馬運トレーラー

そんな感じで乗馬を楽しむ人が多いドイツ。ときには愛馬を大自然へ連れていって、広い場所で思う存分走らせることもあるようで。

その際には、馬運トレーラーが活躍する。自家用車の後ろにトウバーと呼ばれる突起をオプションで付けておけば、そのトウバーに馬運トレーラーを連結することができる。馬を馬運トレーラーに乗せて、そうやって車で牽引して大自然へ連れていく。

広い草原が広がる地域には、馬運トレーラー専用の駐車場がある

だからアウトバーンを走っていると、横を走っている馬運トレーラーから馬がこんにちはと顔を覗かせていることも。

ちなみにアウトバーンでは車が普通に時速150kmとか180kmとかで走っているけれど、馬運トレーラーを牽引している車は、せいぜい時速100km程度しか出さない。重いし、安定しないからね。となると、普通に走っている車との速度差が大きく、さらに急ハンドルや急ブレーキも効かないから、周りの車は馬運トレーラーが安定して走れるように気を付けなければいけない。

クラインガルテンで見つけた看板

さて、話を看板に戻すと、下の写真はドイツ名物のクラインガルテンで撮ったもの。あるクラインガルテンの庭の木に、馬の看板が装飾として掛けられていた。

小さな庭だから、実際に馬がいるはずもないんだけど

おしまい

いかがだったでしょうか、馬が身近な日常生活。

動物であれ植物であれ、生きているものが日常生活に溢れている生活っていいなぁ、って改めて思った。

息子と自転車を乗りに行ったとき

by 世界の人に聞いてみた

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