見出し画像

ダイヤモンドダスト

今年最後の投稿。みなさんも慌ただしい時期だと思うので、今回はあっさりと。

みなさんはダイヤモンドダストをご存じでしょうか。

wikiによると、ダイヤモンドダストは気温がマイナス10度以下で発生する現象。空気中の一部がキラキラと光ってみえる。

発生の仕組みは、大気中の水蒸気が寒さで凍って、空中にごく小さな氷の結晶たちが生まれる。その氷の結晶が光を反射して、キラキラ光って見える。

前にドイツで住んでいたときには、登山していて見えることもあったし、めっちゃ寒い日には街の中で見えることもあった。

今日は大晦日で長い文章を読んでもらうのもなんだから、何年か前の年末に小学生の息子と一緒に登山した時に見えたダイヤモンドダストの写真を載せておく。

あ、あとこの記事を書いていて、ドイツ人の友人がこの山の山頂で年越しした話を思い出したので、その話もちょこっと追加。

ダイヤモンドダスト 💎

この山は大都市から車でわずか40分くらいの場所にある。登山時間は、小学校低学年の子どもの足でも2時間くらいで頂上まで到達できる。そのため夏も冬も家族連れで登っている人が多い、人気の山。

この日も、新雪が積もる中を幼児や10代の女性からお年寄りまで、多種多様な人々が登っていた。

登山の途中

まずは登山の途中。寒い日でした ↓

雪の山は、何度も気を失いそうになるほど、ただただ美しい

雪が降った翌日だったので、木々が雪をかぶっている。こういう状態をドイツ人は「ウィンターワンダーランド」と呼ぶ ↓

ダイヤモンドダスト

頂上から下を見ると、空中にず〜っとキラキラと光って見える場所が。この時点ではあまりハッキリしないけど、ど真ん中あたりの白いところがダイヤモンドダスト ↓

ハッキリ見えるようになって、アップにするとこんな感じ ↓

動画 。高画質で見ないとよく分からないかも↓

年越しの花火

ちょっと話は逸れるけど、むかしドイツ人の友人から、この山の山頂で年越しした時の話を聞いた。

大みそかの22時くらいから、彼女はパートナーと一緒にヘッドランプをつけてこの山を登って行った。ちなみに僕の住んでいた地域では、夜の登山は特別なことではなく日常的に行われていた

彼女らは、年越しの少し前に山頂に到着。ドイツでは年越しの時間にみんながたくさん花火を打ち上げる習慣がある。そしてこの山はとても眺望が良く、山頂からは、ずーーーっと遠くの街まで見とおすことができる。

だから年越しの時にこの山にいると、ふもとの街をはじめ、点在する多くの集落、さらには遙か遠くの大都市まで、あまたの街で花火の打ちあがる様子が一望に見えるらしい。

ドイツ人の友人
「年越しの時間は、あちこちの街で花火が打ち上がるのが一望に見渡せて、それはそれは幻想的な景色だったよ!でもね、見物していた山頂の気温はマイナス10度ほど。寒くて寒くて。山頂では50人くらいが見物していたけど、30分も経ったら殆ど全員が下山をはじめていた」

下の写真は、この山頂から一番近くに見える街 ↓

さて、下山。前を歩くのは息子 ↓。お手軽登山なので、午後4時には既に家へ帰宅して、僕はドイツビールを飲んでいた。

ちなみに、この投稿が僕にとってちょうど100本目の記事。これまで僕の記事を読んでくださった方、スキやコメントをいただいた方、改めてお礼申し上げます。

それではみなさん、良いお年を!

by 世界の人に聞いてみた

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集