過食(無茶食い)症が治った体験談②
当時、どうにか過食を止めたり痩せたりしようとして行ったことは以下の通り。
ランニングで痩せようとした
家の周りをランニングして、体重を落とそうとした。しかし、続けてはできず、重くなった体を動かして膝を痛めることになった。
1,2日ほとんどモノを食べない
極端なダイエットで一時的にでも体重を減らそうとした。1,2日はどうにかできても、イライラや食べたい欲は加速し、結局大量に食べる結果となった。このサイクルはよく繰り返していた。
ダイエット食で我慢する
薬局等に売っているプロテインダイエットを試した。しかし満足できない!過食衝動は収まらず、コンビニへ走ることになった。
摂食障害の集まりに参加する
集まりには色々な人がいた。途中で泣き出す人も出てきたり、自分とはちょっとタイプが違うかもと思い、一度しか行かなかった。同じ症状の仲間がいるのは心強いが、私にはたまたま合わなかった。
過食による困ったこと
困ったことばかりだが、大まかにまとめると次のとおり。
虫歯になる
吐かなかったので、喉に炎症は起きなかったが、虫歯にはなった。真夜中に食べまくり、そのまま寝てしまうこともあったので、虫歯になり歯医者へ通わなければならなくなった。
明日が不安だと、少しでも今日という日を伸ばしたくて、寝たくなくなる。歯を磨くのもおっくうになる。そしていつの間にか眠ってしまい、虫歯。。
膝を痛める
少しでも痩せたくてランニングをしていた。ある日たばこを吸うサラリーマンが歩いていたので、ペースを速めて追い越そうとした。追い越した瞬間に膝に違和感があり、痛みで走れなくなった。そのうち治るだろうと軽く考えていたが、なかなか治らず。それ以来、長時間歩いたり、走ったりすると膝が痛くなるようになってしまった。
未だにこれは治らない。広めの商業施設なんかを歩いたりするだけで、痛くなることもあり、悪化すると2週間ほど痛みが続く。少し痛いなと思った時点で、走ったり歩いたりすることを止めるようにしている。
服が着られなくなり、人に会いたくなくなる
それまでの服が軒並み合わなくなってしまった。太っている自分を見られたくないので、外出がおっくうになる。人生の夏休みである大学生活を無駄にしているという感覚も恐怖だった。せっかく頑張って入った大学なのに、自分は何をしているんだろう。。と無力感と自己否定に打ちのめされていた。
満腹とお腹空いたという感覚を忘れる
満腹感も空腹感も感じなくなっていった。常に食べているか、お腹に食べ物が入っている状態なので、感覚を忘れてしまっていた。
食の好みが変わった
さっぱりしたものが好きだったのに、脂っこいものやクリーム系の甘いモノを欲するようになっていった。カロリーが高いモノを好むようになった。
食べ物依存症?
依存症には、ギャンブル依存症、万引き依存症、アルコール依存症、恋愛依存症、薬物依存症、ニコチン(たばこ)依存など色々ある。自分の場合は食べ物依存症だったんだと思う。何か満たされないものを過食で誤魔化しているように感じていた。
色んな部分を痛めていた。よく口内炎も出ていたし、急に腹部が痛くなることもあった。あと体重が増加しているときは、皮膚がかゆくなっていたが、何だったんだろう。
20代前半は過食とともにあったが、治った今は当時のことを思い出すことはあまりない。普通に食事できることに感謝している。次でどのように治ったかまとめたいと思う。