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好きなものとは。
好きな音楽ってなんですか?
好きな映画ってなんですか?
好きな食べのものってなんですか?
好きな色ってなんですか?
…などなど
誰しもが一度は聞かれた事があるでしょう。
そして、その時頭に浮かんだものを素直に答える人、いくつもあって絞るのが難しくて悩んでしまう人、そう言われてみると「はて、何が好きなんだろう?」と考えこむ人…。
色々居ると思います。
ごく最近になって気付いた事あるんですが。
自分は「カレーが好き」って事に気付いたんです。
でも気づかせてくれたのは、冒頭の様な質問をされて、考え込んで出された結論でもなければ、稲妻が走るようなカレーと衝撃的な出会いを果たした訳でもなく。笑
それこそ、物心ついた時から口にしていて、当たり前の様にそこにあったものなので、特別に意識する様な事もなかったのですが。
ふとした瞬間に訪れる「カレーを食べたい」という気持ち、カレーを食べた時の「幸せだな」と思う気持ちが、ある時一本の線で繋がった時があったんです。その時初めて「ああ、自分はカレーが好きなんだ」って気付いたんです。
この感覚って、自分の中ではすごく新鮮でした。
ただ自分の感覚に素直に耳を傾けた結果、気付けたもの。
歳を重ね、曲がりなりにも色んな事を経験したからこそ、辿り着いた事かもしれないですが。
この情報化社会の中で、何にも左右されず、それを手繰り寄せられたことは実は大事なんじゃないのかなと。
いい意味で、本当に有り余る程情報に溢れている世の中なので。
その情報を頼りに、委ねて生きていけば、ある意味間違いはないのかもしれないんですけど。
本来人間が持っている、感性とか感覚とかって、もっと直感的というか本能的な所があって。
すべてとは行かなくとも、部分部分でそう言う選択があって良いのかなと。思う様になりまして。
「なんか分からないけど好き!」という、何だ青春群像劇の台詞の様な感覚を(ともすると歳を重ねるごとに失われていただけなのかもしれない?)持って。物事に触れて行きたいですね。
自分の心に。素のままに。
そうしたら、好きなものも変わってくるかもしれません。
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