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今週の良かった新曲感想【12/23~12/29】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2024年中に更新できず申し訳ない!12/23~12/29リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『天界弩級オシゴトロード』/ かなけん

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:まろん (IOSYS)
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/ZdRVEP

 初のオリジナル楽曲。メンバーは天音かなた、沙花叉クロヱ、AZKi。バイブスとして虹ヶ咲のとある曲がすぐに頭を過ぎりましたが、歌詞もサウンドは違うのでコレはコレで良き。後半の一体感やテンション感は特にIOSYSみが強いですし。滅茶苦茶ライブで盛り上がるのに現地で聴ける機会がないのが悔やまれますね…。それでも、沙花叉が卒業する前に、”かなけん”のオリ曲が生まれて良かったです。


#2『gift』/ 茨むあん

◆所属:個人勢
◆作詞:Kuroa*、作編曲:Street
◆デジタル配信:https://linkco.re/E2zER0B8

 3rdシングル。12月22日の3Dお披露目配信で初披露されました。神聖でダークなファンタジーの世界に迷い込んだかのような1曲。民族楽器やオーケストラに彩られ、荘厳なバックコーラスがもたらす緊張感も良き。シックで棘も華もあるメロディを乗りこなす歌声も魅惑的でした。1st EPが来年春頃リリースされるとの事で楽しみです。


#3『どきどきキュン!で大暴走♡』/ いずれ菖蒲か杜若

◆所属:にじさんじ
◆作詞・作編曲:イチョウ
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00171616

 司賀りこ、珠乃井ナナ、綺沙良、梢桃音、ルンルンの4名と1匹からなるユニット、通称あやかきのニューシングル。中毒性ありすぎライブアンセム!ここまで潔くキュートとキャッチーを凝縮して尖らせてくるとは参りました。転調オンパレードも気持ちよく、エネルギーに満ち溢れた歌声にも思わず笑顔になってしまいますね。いつかあやかき現地はありますか⁈


#4『Talking Doll』/ 御莉姫おりひめ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:他人事
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/ORIHIME

 2ndシングル。メランコリックな緊張感が漂うアップテンポナンバーとなっており、情熱的なサビが際立ちますね。ウィスパーボイスから伸びやかな歌声まで幅広く披露する歌唱も見事。渇望や葛藤と云った不安定さをアグレッシブな歌で表現し、楽曲を前へ前へと推し進めるパワーが特に凄い。


#5『寓話』/ 花譜

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Fable

 4thアルバム。活動初期から3rdアルバムまで全ての楽曲を共に創造してきた盟友・カンザキイオリの神椿卒業を経て、新体制となってからは初となる1年9ヶ月ぶりとなるリリース。今年の代表曲「ゲシュタルト」を始め、廉、Guiano、水槽、Neuron、獅子志司、笹川真生など豪華クリエイター達との制作体制による楽曲群「歌承曲」を全13曲(+inst2曲)収録。
 名盤。2024年にリリースされたEP『GSA』の3曲以外は、ライブ先行披露された楽曲もあるとはいえ、全て新録曲。アルバムを"喪失と獲得の物語"と銘打っているのも頷ける、新たな花譜の世界を沢山受け取る事ができました。神椿所属のクリエイターの力も借り、自然と多彩な楽曲が揃う中でも、花譜の歌声で確かに一本筋が通っていて。ニュアンスや距離感など表現力も更に広がりと深みを増していて感動しましたね。改めて彼女の歌声には、聴く人の身体に言葉を沁み込ませると云うか、心に響かせる力があると再認識できました。序盤のTr.2~Tr.4は、未知の世界へ飛び出したかの様な疾走感溢れるロックナンバーが揃ってます。中盤のTr.6~Tr.8は今迄無かったテイストの楽曲ですが、儚い歌声と透明で洗練されたサウンドスケープの相性は抜群でした。終盤Tr.11~Tr.14は彼女の魅力が最大限に発揮された繊細で叙情的な楽曲群。カンザキさんと共に培ってきたモノも感じさせる仕上がりで、余計に"泣き"でしたね…。特にTr.14「Replaceable Goodbye」はエンディングであり、狼煙を上げる曲としても完璧だった。笹川真生は本当に凄いです。アルバムとして完成された側面は勿論ある一方で、花譜ちゃんの可能性を感じた側面も強かった1枚。ライブでまた楽曲達が化ける日が楽しみです。


#6『META FICTION』/ KMNZ

◆所属:RK Music
◆作詞:Itaq・☆Taku Takahashi (m-flo)、作曲:☆Taku Takahashi (m-flo)
 編曲:☆Taku Takahashi (m-flo)・Yackle
◆デジタル配信:後日

 ニューシングル。名曲~!R&B、HIPHOP、ドラムンベース等々クラブミュージックの要素も展開も盛り沢山で満足感が桁違い。洗練されたサウンドはどれも身体に響き、上品で浮遊感あるサビのメロディラインも、アングラでグルーヴィーなラップパートも3人の個性が出ていて更にテンション上がりますね。1:07~から一段ギアを上げる感じ堪らん。


#7『ROLLBACK』/ MEDA

◆所属:RK Music
◆作詞:安藤紗々、作編曲:大和
◆デジタル配信:https://linkco.re/eFyMcmTc

 2ndシングル。どこか神聖で近未来的な雰囲気が漂うロックナンバー。次第にスケール感が増していく展開、大気圏を超え宇宙空間へと突入するかの様な浮遊感もカッコイイですね。1stシングルとも通ずる独自の世界観があります。繊細ながらも力強さを損なわない歌声も胸に迫る。


#8『ロストボイス』/ カシ・オトハ

◆所属:VEE
◆作詞・作曲:カシ・オトハ、編曲:内緒のピアス
◆デジタル配信:おそらく後日

 ニューシングル。ピアノやオルゴールの音色、ガラスが割れる音などから感じる切なさが、シューゲイザー的な激しいサウンドと溶け合い、何とも言えない熱を感じるロックナンバー。メロディラインも滑らかで優しく、願いを届ける様な歌声が心にじんわりと染み入ってきます。


#9『Sweet Chat (feat. yuigot)』/ 長瀬有花 & WaMi

◆所属:長瀬有花⇒RIOT MUSIC、WaMi⇒無所属
◆作詞・作編曲:yuigot
◆デジタル配信:https://linkco.re/9Cqbpr5C

 まさかすぎる激アツコラボに狂気乱舞。どこかレトロチックな雰囲気が漂う、ドラムンベースをモダンポップに昇華したナンバー。小気味良さもあるし、浮遊感もあるし、不思議な感覚に襲われますね。可愛くて柔らかい長瀬ちゃんの歌声からも、クールで透明感あるWaMiさんの歌声からも、安らぎを貰える1曲でした。


#10『Don't get in my way』/ 羊羊-meimei-

◆所属:個人勢
◆作詞:Tatsuya Inagi、作編曲:三谷秀甫
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。光り輝き、踊っている様な小気味よいサウンドが特徴のジャズテイストに仕上がった1曲。自然と身体がリズムに乗るメロディも良いですね。少しハスキーっぽいけど爽やかさも感じさせる歌声も魅力的。緻密なビブラートを纏っていると云うか、響きが非常に美しい…。


#11『Odyssey』/ Hololive English

◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Mori Calliope、作編曲:Elliot Hsu
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/Ppbigk

 hololive Englishのメンバー総勢18名が終結した全体曲。壮大でファンタジックな雰囲気が漂い、大地を統べる雄大なメロディが魅力的な1曲。高揚感に満ちた展開だけでなく、心を穏やかに包み込んでくる温かさもありますね。各々個性的な歌声で存在感を示しつつ、全体曲ならではの魅力として、厚みのある響き豊かなハーモニーにも圧倒されました。


#12『コミュ着火Fire!』/ 夢限大みゅーたいぷ

◆所属:ブシロードミュージック
◆作詞:やしきん、作編曲:堀江晶太
◆デジタル配信:https://lnk.to/yumemita_1stSGhp

 フィジカルもリリースされた記念すべき1stシングルの表題曲。夢限大みゅーたいぷとしての活動1年を振り返り、これからの活動の指針となる様に云う想いが込められた1曲。切れ味抜群でやかましい(褒め言葉)ロックナンバーに仕上がってますね、堀江晶太が暴れてる。2番前奏キャンセルAメロ突入が異常な中毒性あって好き。それ以外もキメポイントが多くて、サウンドは勿論グルーヴが本当に気持ちいい。サビの高音も天高く突き抜ける歌声が最高ですね。2ndワンマンライブは2月16日に開催されますので是非!


#13『Siɹən』/ 浠Mizuki feat.Ring -誓約之聲-

◆所属:子午計畫Meridian Project(台湾発)
◆作詞・作曲:維尼Narsil、編曲:Ring誓約之聲
◆デジタル配信:無し

 6thシングル。台湾のメロディックメタルバンドRing -誓約之聲-をフィーチャーリングゲストに呼んでいます。美しいヴァイオリンの旋律が彩るシンフォニックメタルナンバー。静と動のコントラストが美しい展開で、叙情的かつ勇壮なメロディからは力強く突き進んでいくエネルギーを感じさせますね。日本と同様に、海外でもリアルアーティストとのコラボが行われているのは嬉しい事。


#14『Listen to me』/ 煌Kirali

◆所属:子午計畫Meridian Project(台湾発)
◆作詞・作曲:煌Kirali、編曲:frmm.
◆デジタル配信:無し

 ニューシングル。妖艶でどこかサイバー感も合わさったオシャレな雰囲気が際立つエレクトロナンバー。柔らかく揺蕩う様な歌声から、クールでキレのある歌声に切り替わるサビが良いですね。サウンドも一気に沈み込む様に響くベースが気持ちいい。


#15『BrokenDaybreak』/ 七篠さよ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:マッチ
◆デジタル配信:https://linkco.re/3RTN5DdZ?lang=ja

 毎月連続オリ曲リリース企画の第4弾。彼女史上最も激しいラウドロックナンバーとなった1曲。足を止める事なく全てを薙ぎ倒していく疾走感が圧巻ですね。真っ直ぐで伸びやかな歌声は勿論、鋭さが際立つラップパートもカッコイイ。星の煌めきを思わせるサウンドが印象的なシンガロングパートもあって、ライブで盛り上がる事間違いなし。


#16『Aster』/ 明透

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO(SINSEKAI RECORD)
◆作詞・作編曲:堀江晶太
◆デジタル配信:https://sinsekai-record.lnk.to/Aster

 ニューシングル。12月28日に開催された1stワンマン『RAY』で初披露され、本作を収録した約2年ぶりとなる2ndアルバム『ray of hope』のリリースも発表されました。現地でBメロと落ちサビのサウンドを聴いて、堀江晶太を確信してしまいましたね…。むっちゃ泣き曲。ピアノの旋律を中心に、ゆっくりと星空を描く様に壮大に広っていく1曲。温かい光が灯る様なサウンドと、浮遊感のあるメロディが静かに沁み渡ります。一つ一つの言葉に熱を宿す優しい歌声も本当に魅力的で、温もりと感動で包み込んでくれました。


#17『Living in the Static』/ Livealie

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ、UK
◆レーベル:Livealie Cult
◆デジタル配信:https://www.livealiecult.com/music

 元Oceans Ate AlaskaのVo. James Harrison率いるバンド、待望のデビューアルバム。2019年にリリースされた「Death Blooms」以降のシングル全てに新録3曲(内inst2曲)を加えた全11曲を収録。恐らくアルバム収録に当たり、昔のシングルは新たにミックス・マスタリングしている気がします。
 年末ギリで滑り込んできた名盤!年内にアルバムをリリースするとアナウンスしてから、11曲中8曲もシングルカットされてしまうのは正直驚きでしたが、どれもハズレ無しの良曲揃い。基本的には陰鬱としたモノクロめいた雰囲気が渦巻く、アンビエント系プログレッシヴ・メタルコアをプレイ。躍動感あるグルーヴィーなリフから、儚さを漂わせるプログレリフまで多彩にこなす一方で、浮遊感のあるメロディとのギャップも強烈。非常に奥行きを感じさせるトラックが多い印象です。後は何と言っても、Vo. Harrisonのボーカルワークは圧巻。地を這う様なローから、引っ搔く様なアクセントを残すハイまで、彼の独特のアグレッシブさには鬼気迫るモノがありますね。対を成すBa/Vo. Jordanのクリーンとのコントラストも、先述した雰囲気だからこそ美しく映えているなと。Tr.2「Whirlpools」や、Tr.5「Casting Shadows」、Tr.10「A Liar at Best」など壮大なドラマ性が強い楽曲では、次第に吸い込まれていく感覚が癖になります。特にTr.10はマスターピースと呼ぶに相応しい完成度。Invent AnimeteやCurrents等など馴染みのある影響は感じさせますが、Vo. Harrisonはシーン全体で見ても、稀有なボーカルなので、帰還を果たしてくれて良かったなと、改めてそう思える1枚でした。


―――以上、12/23~12/29はアルバム2枚、シングル15枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【12/27 Re:AcT年末フェス2024 昼「ShowDown」/ 夜「ユメニミタカラ〜FANTASTIC EUPHORIA〜」@池袋harevutai】

【12/28 明透 1st ONE-MAN LIVE「RAY」@ヒューリックホール東京】


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