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今週の良かった新曲感想【2/19~2/25】(Part1)

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2/19~2/25リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。※今回ボリュームが凄いので、記事を2つに分けております。Part2の方も是非。


#1『Mad Scientist』/ Hoshifuri Iku

 Sony Musicが運営する多国籍VTuberグループ「PRISM Project」所属の1期生"星降いく"の新しいオリジナル楽曲。作詞:星降いく、作編曲:P4pZz。2月19日は「いくの日」で、昨年は1stアルバムをリリースしましたね。
 ブラスサウンドが際立つファンキーでダンサブルな1曲。どこかミステリアスな雰囲気もあるけど、ちゃんと可愛らしさが前面に出てるのが良いですね。”nyanya nyanya”とか可愛い。伸びやかなで丸みもあるクリスタルボイスは勿論、英語と日本語で表情やニュアンスが変わるのも彼女の魅力。


#2『愛しき世界』/ 久遠なつめ

 個人VTuberグループ「あすいろプロジェクト」所属のオオカミギャル、久遠なつめの2曲目となるオリジナル楽曲。作詞:りと、作編曲:石川ゆう。2月21日の誕生日を記念してリリースされました。
 自然と青空をイメージさせる爽やかなイントロから、徐々にアップテンポになって、エモーショナルさを爆発させるサビまで、非常に真っ直ぐでピュアな1曲でした。鍵盤の音色によるスッキリとした小気味いい美しさが好きですね。フレーズ毎に表情を変える優しくも力強い歌声もステキ。 


#3『Ahhhhhh』/ 九条林檎くじょうりんご

 Sony MusicによるVTuberプロジェクト「VEE」所属の、吸血鬼と人間のハイブリッドレディ九条林檎の記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作曲:烏屋茶房。編曲:emon(Tes.)。
 人間の生活に寄り添いたいと、口癖である”嗚呼”を鍵に7日(タイトル文字数)=1週間の良いも悪いも毎日が豊かになる様に願い歌ったと語る1曲。低音から高音まで別人かと思わせる表現力豊かな歌唱力が存分に活かされており、色んな表情の"Ahhhhhh"も楽しいですね。サビメロも心地よくて中毒性高いし、思わず笑顔になると云うか、沢山の活力を貰えました。超好き。


#4『暁光』/ 凪原涼菜

 音楽事務所「RIOT MUSIC」サブレーベル「Meteopolis」所属のVsinger凪原涼菜の7曲目となるオリジナル楽曲。作詞・作編曲:164。昨年12月のバースデーライブ「Hiderain」にて初披露された楽曲が遂にリリース。
 名曲。凪原涼菜の世界観を体現した1曲がまた増えましたね…素晴らしい。妖しく優美な世界観で、暗く深く重い切なさを凝縮したかの様なメロディと歌詞が突き刺さる1曲。空気がピンと張り詰めてしまう位の、どこか危険な香りすらする力強さがありつつ、柔らかく透明感溢れる歌声に心を揺さぶられますね…。感情表現、強弱のつけ方が本当に繊細で丁寧すぎて好き。


#5『インソムニア』/ 天満あままニア

 個人勢として活動している、姿も歌声も変幻自在な"おきつねさま"VTuber天満ニアの新曲。作詞:清水コウ、作曲:清水コウ・rins、編曲:Kakeru・ショウ。活動4周年を迎えてリリースされました。
 疾走感あるビートが癖になってくるロックナンバーで、ダークな雰囲気が漂いつつも、随所で光る和楽器サウンドが良いアクセントになってますね。メロディを綺麗に乗りこなす歌声は妖しくも艶やかさに溢れており、セルフコーラス含め高音の響きが特に美しいです。


#6『Coffret』/ Lyolite

 composer:酔シグレ/香音(KANON)、vocal:Lucia、illustrator:星彩の3人で結成された音楽ユニットLyolite待望の1st EP。初めてタッグを組んだ「藍悼花」や、そこから1周年となる昨年5月28日に正式ユニットデビューしリリースした「リオライト」に新曲3曲(+アレンジ1曲)を加えた全6曲収録。
 タイトル『Coffret』はフランス語で「宝石箱」、楽曲毎にモチーフとなった宝石及び石言葉もあり(XFD参照)、その一貫したテーマからメッセージ性も高く、真摯で真心のこもった1枚でした。サウンドとしても、神秘的な煌めきを感じる音色に彩られ、心に光を残してくれるキャッチーで美しいメロディにも溢れていますね。Luciaさんの歌声も非常に相性良く、感情に寄り添う様な繊細で情感溢れる歌声がやはり魅力的。音に包み込まれる感覚が心地良いTr.3「Ondine」、懐かしさと哀愁漂うメロディが輝くTr.4「再巡」、Luciaさんの歌唱力に胸を打たれるTr.5「レーヴェの秤」と新規曲も漏れなく気に入りました。Tr.6「藍悼花-Piano ver.-」もオリジナルとはまた違った温度感があり、最高に沁みました…。


#7『ビッグマウス』/ 夢限大みゅーたいぷ

 ブシロードミュージック所属、メディアミックス作品「BanG Dream!」から派生し、昨年11月にデビューした5人組バーチャルガールズバンド"夢限大みゅーたいぷ(略称ゆめみた)"の新しいオリジナル楽曲。作詞:白神真志朗・Sekimen、作曲:堀江晶太・白神真志朗、編曲:堀江晶太・Nor!
 メンバーの1人である千石ユノの思い描く未来に向けて、現状の全てを受け入れて進む覚悟を示した1曲との事で、覚悟の力強さがアタック感の強いサウンドや転調を繰り返すメロディからも垣間見えますね。歌詞も気持ちいい位にドストレート。1サビに食い気味で入ってくるラップからエレクトロテイストを盛り込んだトラップ系に雰囲気を変えてくるのも最高でした。今年8月24日には1st LIVEを横浜1000CLUBにて開催するみたいです。


#8『START UP』/ 天音かなた

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の4期生、天音かなたの新曲。作詞:天音かなた、作編曲:藤田淳平(Elements Garden)。3月13日に全国流通にて発売が決定した1stフルアルバム『Unknown DIVA』からの先行リリース。
 最初から最後までストリングスがあまりにもエレガのソレで最高。硬派で勇壮な王道を往くメロディの力強さに加え、ピアノとストリングスに彩られた美しさ、かなたそ自身が手掛けた真っ直ぐな歌詞、全てが同じ方向を見ていて、どんな時でも立ち上がれる様な勇気を貰える1曲でした。


#9『Sebatas Video Call』/ Kobo Kanaeru

 VTuberグループ「ホロライブ」のホロライブIndonesia3期生、こぼ・かなえるの新しいオリジナル楽曲。作詞:Kobo Kanaeru・Erikson Jayanto、作曲:Erikson Jayanto、編曲:hito:re (Rajasa)。
 彼女らしい明るさに満ち溢れたポップロックナンバーで、足取りが軽くなるリズミカルなメロディが良いですね。終盤に掛けてはパレード並に輝いてるのも気分が上がります。インドネシア語ならではの音の響きが、こぼちゃんの幼げな歌声とカワイイの相乗効果を生み出しているのも魅力的。


―――以上、2/19~2/25(Part1)はEP1枚、シングル8枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今週はPart2まで続くので以下から是非お願いします。

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※先週の新曲感想はこちらから。


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