今週の良かった新曲感想【10/28~11/3】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。10/28~11/3リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『純情パステルタイム』/ 柚子花
4th EP「frosted glass」収録曲。レトロチックなお洒落さがありつつ幻想的な雰囲気に仕上がった1曲。コロコロしたサウンドや、シティポップらしいメロウなグルーヴ感が心地良く、自然と身体も揺れる揺れる。抜け感の良い透き通った歌声が、楽曲の世界観に優しく誘い込んでくれてます。
#2『星空のLast Letter』/ 海月シェル
1st EP「Star Trip」収録曲。星空を彷彿させるキラキラサウンドが印象的な1曲。開放感のあるサビは、また一つ世界が拡がっていくかの様な力強さもあってエモーショナルだし、ラストはまさかのシンガロング。ライブさながらの想いが繋がり合い一つになる感覚が味わえました。
#3『Starry』/ 七篠さよ
昨年から引き続きとなる毎月連続オリ曲リリース企画の第1弾。星々が煌めき、まるで宇宙と交信しているかの様なサウンドスケープが拡がる1曲。メロディと見事に溶け合った引き込まれる歌声で、気付いたらサビに入っている心地良く滑らかな展開もステキでした。心がじんわりと温かくなりましたね。来年の春には2ndアルバムが発売予定との事で楽しみです。
#4『Take on a Color』/ Ibuki
4thシングル。「色を帯びる」というテーマを軸にIbukiが自らの存在価値を確立していく姿を描いたという1曲。鮮やかに弾ける雄之助サウンドのスタイリッシュさが、キレのあるパワフルボイスと見事に絡み合ってますね。耳に飛び込む音が一瞬で空間を彩ってくれて、強烈な縦ノリグルーヴも生まれていて本当に気持ちいい。
#5『ClimBinge』/ 幸祜
ニューシングル。一つ前のIbukiと同様の作家陣となりましたが、こちらは深く沈み込む厚みのあるビートとサイバー感漂うウワものが交錯し拡がっていく1曲。その中で艶やかで芯のある歌声がしっかり貫かれていて、全体的にも響きに酩酊感があり、フロアライクなメロディも相まって踊らずにはいられない高揚感が生まれていますね。
#6『アバウト』/ 夕凪機
初のオリジナル楽曲。透明感のある美しいサウンドスケープが拡がり、サビは特に彼女の歌声を中心に同心円状に広がっていく様な開放感も感じられて良かったです。遠くまで伸びる存在感ある歌声が素晴らしい。その奥には揺れ動き燃え上がるような焦燥感も漂い、聴く者の心に訴えかける情感も見事に表現されていると思います。
#7『HEAVEN IS GONE』/ 明透
ニューシングル。"Albemuth黑"を思い出させるダークな世界観のオルタナティブロックナンバーで、明透の今迄にない新しい一面を覗けた1曲。鋭利に研ぎ澄まされたサウンドが緩急よく飛び交い、それに負けじと響き渡るミステリアスで悪戯っぽい歌声が印象的でした。路地裏のバーで流れていそうなアングラ感とエレガントさに自然と惹き付けられますね。
#8『more Allegro more Repeat』/ YuNi
ニューシングル。煌びやかなロックナンバーとなっており、ギターリフが颯爽としたカッコよさを放っていますね。リズムに乗ってサビに突入すると共に風を切る様な爽快感と加速感が充満して、その傍らでピアノも美しい余韻を添えてくれているのが良き。YuNiちゃんの繊細かつパワフルな表現力を隅々から感じられる1曲でした。
#9『ENDLESS FES』/ 夏色まつり
ニューシングル。11月1日の誕生日ライブで初披露されました。正直に言うとFAKE TYPE.提供曲に食傷気味だったんですが、この曲で解消。まつりちゃんの存在感がFAKE TYPE.の色に飲まれる事なく、自分の曲にしているのがとても良かった。縦ノリのパーティーグルーヴが心地よく癖になる中毒性もあって。その中で、まつりちゃんの良い意味であざとく器用に表情を変えていく歌唱スタイルが楽曲に絶妙な彩りを与えていて素晴らしいです。
#10『Ecstasy』/ Rumency 루멘시
初のオリジナル楽曲。オシャレでムーディーなメロディを奏でるネオシティポップナンバー。都会の夜景を思わせる洗練された音作りと、三か国語が織り交ぜられた歌詞が良いですね。発声だけでも多彩な彩りが生まれるので魅力的。終盤でそっと加わるストリングスも美しく、楽曲に深みと広がりをプラスしてくれました。
#11『ハナウタ』/ 神響うた
初のオリジナル楽曲。月明かりを思わせる静かに輝くピアノの旋律が印象的なバラードナンバー。子守唄の様にそっと寄り添い、温もりに包まれると心が自然と落ち着いてきますね。ずっと傍にいると感じさせてくれる愛情に満ちた歌詞、それを届ける歌声も胸にスッと入り込む心地好さが魅力的でした。2025年1月を以て無期限活動休止との事で寂しくなりますが、素敵な歌声に出逢えて良かったです。
#12『羊のような雲はどこまで』/ 宗谷いちか
9thシングルにして、6ヶ月連続デジタルリリースの第6弾。11月2日の3rdソロライブ『とことはの魔法』にて初披露されました。これは名曲!澄み切ったサウンドが豊かに響き渡り、そやさんの清らかな美声が存分に引き立つ1曲。全体的には爽やかな仕上がりですが、未来を明るく照らす様な力強さと逞しさを放つメロディが胸を打ちますし、終盤のエモーショナルに盛り上がっていく展開も琴線に触れる瞬間がありましたね。現地で聴きたい…。
#13『空飛ぶ猫』/ ナナツカゼ
ニューシングル。イントロとアウトロはギターですが、心地良いピアノの旋律が主役に聞こえ、優しく添えられたシンセと繊細な歌声が穏やかにその音色を包み込む1曲。サビでは一転して駆け出したくなる様な疾走感が一気に広がるのが最高ですね。思わずハッとさせられる歌詞も心に残り、聴き終わった時には不思議とエネルギーが湧いてきました。
#14『ユートピア』/ tayori
ニューシングル。黄色や橙色を連想させる暖かみのある音色に溢れており、ヴァイオリンの雄大さやフルート?の澄んだ美しさも心に響く1曲。全体的には陽だまりに包まれている感覚が強いですが、歌詞も踏まえると故郷に残してきた記憶が蘇る様な切ない残り香も確かに漂っていますね。この暖かいけれど切ない感じは本当にtayoriらしいなと思います。
#15『Brightness』/ Imy
8thアルバム。Imy10周年となり、"輝き"をテーマにした4曲を収録。ボーカルにはお馴染み"藍月なくる"に加えて、(提供によるコラボを除けば)今回初となる"秋奈"と"棗いつき"をフィーチャー。
今回も全曲素晴らしかったです。王道のImy×藍月なくるで優雅に切なさも漂わせながら進行していくTr.1「Breath of life」、煌めく旋律を味方に付けた歌声から真摯な力強さを感じさせるTr.2「宝石を宿す」、Imy節の効いたメロディを乗りこなしながらキレのある歌声を響かせるメタルナンバーTr.3「嘘は真実を演じる」、どれがリード曲でもおかしくないクオリティでした。表題曲Tr.4「Brightness」はインストナンバーでしたが、聴く者の想像力を刺激し、エンドロールで流れていそうな極上の余韻を残してくれる仕上がりに感動です。そして、ジャケットイラストも過去最高に好きです。おにねこ先生やっぱ最高や…(サイン入りクリア色紙も購入させていただきました)。
#16『BLOOD HOST』/ Darko US
ニューシングル。殺傷能力高めなデスコア味と不気味でサイケデリックな世界観が圧倒的。チェンソーの音とか生々しくて傷口を抉られてる様な感覚を加速させるし、ずっと追われてるかの様なホラーテイストの極度の緊張感が全体を支配してます。その先で一種のトランス状態に導いてくるアプローチは『Starfire』に続く特徴で、何とも言えない余韻を残してくれました。上記のMV兼Short Filmは見て欲しいですが結構グロイので視聴自己責任で。
#17『...and she was beautiful』/ Before I Turn
ニューシングル。今年1月にリリースした4thアルバム『The Devil Exists』以来のリリース。まるで雪が舞い振る様な冷たい導入で始まり、重厚でDjentyなリフと共に哀しみに満ちたディープな世界観へと引き込んでいくドラマティックな展開が素晴らしい。哀愁と激情が入り乱れている感じ。シンセの使い処も絶妙で何かが崩れ去っていく様なスケール感が非常に良い。
#18『Disciples』/ Livealie
Oceans Ate Alaskaの元Vo. James Harrison率いるバンドのニューシングル。相変わらず陰鬱としたモノクロめいた雰囲気がブレないですね。アグレッシブなスクリームの裏で、ほぼ常にバックコーラスも聞こえており、仄暗い浮遊感のある進行が続いて次第に楽曲に吸い込まれていく感覚が癖になります。年内に12曲入りのデビューアルバム出る予定ですが、残り2ヶ月…。
―――以上、10/28~11/3はアルバム1枚、シングル17枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
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#ライブレポート
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