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藍月なくるファンイーティング2024 『ご注文はえいえんに!』 〜深海喫茶なく茶屋へようこそ〜 昼公演 ライブレポ

 10月5日(土)YOKOHAMA COAST garage+.
一二三(Hifumi,inc.)所属、リアルとバーチャルを行き来するインターネット発の声優/シンガーである藍月なくるのファンミーティングならぬ、ファンイーティングに行ってきました。ライブは先日8月31日にあったばかりなので、短いスパンでのイベント開催嬉しいですね。昼・夜の2公演あったんですが、夜は別現場があったため昼のみ参加です。

 初のファンミーティング開催なんですが、前日にトラブル(制作運営とプレイガイド間でチケット販売数の齟齬があった)が発覚して、少し心配ではありました。でも、始まってしまえばイベントは楽しく進んでいき、何事もなく無事に終わって良かったです。一般的なファンミらしくバラエティパートは勿論、歌唱パートもある構成でした。

 開演すると、青白い照明と海底奥深くへと潜っていく様なSEと共に、なくるさんのナレーションが聞こえてきました。今回のイベントタイトルにもある"深海喫茶なく茶屋"への案内&紹介ですね。「マリアナ海溝を真っ直ぐ行って、横に曲がって、ちょっと斜め先にある…」みたいな道のりを話してて、早速笑いが起きてましたw

 無事に到着すると、スクリーンのキービジュアルから飛び出した(イラスト上もしっかり消えていた)和装メイド姿のなくるさんがステージに登場。このイベントの為に書き下ろされた新曲「ご注文はえいえんにを披露してくれました。軽快なギターの音色に、レトロでお洒落な和楽器の音色が心地良く織り交ぜられた、OPに相応しい1曲でした。盛り上がるサビだったので、今後のライブでまた聴ける機会があったら嬉しいですね。

 MCでは挨拶をしつつ、お店をご案内。「お客様は何名様ですか~?想定の倍以上いらっしゃるのですが…」と、今回のトラブルも笑いに昇華してくれました(弄っていい許可も貰ったみたいです)。この日の為に、色々と企画も考えたとの事で、昼公演では3つのバラエティ企画が行われました。

 1つ目の企画は、「オリ曲リクエストじゃんけん大会」。食べ物にまつわる楽曲が4曲用意され、なくるさんにじゃんけんで勝った1名が好きな楽曲を注文できるとの事。用意された4曲は、「純情ティータイム」「Raindrop Caffé Latte」「Apricot」「秒針とソーダフロート」と、どれもEndorfin.楽曲で懐かしいのも混ざったラインナップ。もし勝ったら「純情ティータイム」を注文したかったんですが、悉く散ってしまい、実際に披露されたのは、Apricot秒針とソーダフロートの2曲でした。どれを選んでもライブで初めて聴ける事にはなるので嬉しいし、不思議なモノでどちらもイベントの雰囲気にピッタリ。じゃんけんで大いに盛り上がったテンションのまま、ライブに突入していったのも良かったですね。一方で、なくるさんはすぐにスイッチ切り替えて歌唱モードになるのプロですわ。軽くステップも踏みながら、伸び伸びと美声を響かせてくれました。

 2つ目の企画は、「食レポ対決」。イベントで用意されていた、3種類のフード&ドリンクを実際にファンが食べてレポート。なくるさんも事前に食べた記憶を頼りにその場で食レポし、どちらの食レポが上手だったか競われました。挙手制で選ばれた勇敢なオタク3名がそれぞれステージに上がり、なくるさんにご奉仕までされて緊張する雰囲気の中で、堂々と食レポしてくれました。なくるさんの直球テンション高めな食レポも良かったですが、オタク強かったですね…。あの場にいた全員の想像を超える、語彙力と斬新なアプローチで見事に勝利を飾り、特典ステッカーをゲットしていました。この手の台本通りにならない企画は、進行が難航する事も珍しくは無いと思うんですが、ちゃんと面白くて。挙手制にしただけあってオタクが優秀すぎたのに加えて、ちょっとした事でも面白くなる様に拾って、自然と和やかになる様にサポートしてたなくるさんの姿も印象的でした。

 3つ目の企画は、「くじ引き大会」。なくるさんが引いたくじの番号と、チケットの整番が同じ人が質問をしていきました。"一番好きなオリ曲"、"人生で大失敗した話"、"好きなすだちレシピ"、"横浜のお気に入り"等々、色んな質問が飛び交って、どれもスムーズに回答していましたね。因みに、"一番好きなオリ曲"は、子供を選ぶ様な気持ちだから凄く悩ましいとも言っていた中、「強いて言えばLucid Hallucinationがめっちゃ好きで、今の私に合ってる」と言っていましたね。"人生で大失敗した話"でマイナンバーカードを捨てたのも面白かったなとw そう云えば厄除けの数珠を買った話もこの辺りでしてた様な気がしますw

 もしくじに当たったら、この日の和装メイド衣装のこだわりポイントを聞きたいな、と思ってた処で、MCで衣装紹介してくれました。よういち先生のキービジュアルを完全再現した、なくるさんのご友人みるくさん。全体的にヒラヒラしてるのが可愛く、後ろの特大リボンもちゃんと付いてて。スパンコールっぽい、光に反射して袖がキラキラしてたのとても好き。

 気付けばイベントは終わりに近いており、最後は、歌を生業にしている者なので…と云う前振りから、藍月なくる名義のオリ曲の中でも食べ物の曲があった!との事で「Tuliparfeit」を披露。MVもスクリーンに映し出される中、鳴り響く華麗なるかめりあサウンド。自然と笑顔になってしまうメロディに溢れ、フィナーレにもピッタリな1曲でした。

 お別れをして、なくるさんが舞台袖に捌けると、オープニング同様にナレーションが。「皆んな肥えてくれてありがとう。次は私の番だね、いただきます。扉を開けても私の胃袋だから出口はないよ」と、何とも不穏で面白い、なくるさんらしいエンディングで幕を閉じました。

 これで終わりかと思いきや、出口付近でなんとなくるさんがお見送り!まさかの先のナレーション通り。これが文字通り本当の"ファンイーティング"かと。サメのぬいぐるみを手に付けて、1人1人にガブガブと噛み付きながら見送りをしてました。人が多かったし、その場に来るまで全然気が付かなくて、普通にビックリした反応しちゃいましたね。同人即売会以来の至近距離だったので嬉しかったです。

 時間は約100分ほど、そんなに経っていたのか…と思ってしまう位には、体感あっという間で楽しかったです。和装メイド衣装可愛いし、喫茶店らしく食にこだわった企画てんこ盛りで。古参も新参も満足できる内容だったなと思いますし、なくるさん流石のトーク力で面白く進行していく中、オタク参加型なのもあってファンミらしい盛り上がりが生まれていたと思います。拍手や歓声も沢山あって、現地ならではのファンの温かさを実感できて嬉しかったです。改めて、素晴らしいイベントをありがとうございました!次回は来年の生誕ライブですかね、初の2公演楽しみにしています!

キービジュアルとライブ着用衣装


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