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新曲で彩る一週間【1/27~2/2】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。1/27~2/2リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Colorful Universe』/ 大神ミオ

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:伊藤和馬(Arte Refact)
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/Rw3KMZ

 ニューシングル。”夢を追いかけ、自分を見つける”――心情的には前作「小心旅行」の続きを描いたかの様にも感じられた1曲。軽やかに駆けるピアノの旋律がカラフルな彩りを演出し、ジャズチックなベースのグルーヴも心地よく響きますね。サビでは一気に力強い一面が顔を出し、ミオしゃの明るくハッとさせられる歌声が更に輝きを持たせています。


#2『サンダーソニア』/ 小花依こはないある

◆所属:個人勢
◆作詞:nakotanmaru、作編曲:PIKASONIC & iMeiden
◆デジタル配信:https://linkco.re/uNpMcuXA

 記念すべき初のオリジナル楽曲。まさかのナナツカゼのファンとしては嬉しい作家陣!フューチャリスティックなサウンドから溢れ出す光を感じる1曲。目の前を明るく照らしてくれる様なフロアライクなメロディも最高で飛び跳ねたくなりますね。可愛らしい丸みを帯びた歌声もサウンドと相性抜群でした。MVも彼女自身が制作しており驚きです…。


#3『Moonlit』/ MOTTO MUSIC

◆所属:凛々咲⇒個人勢
◆作詞・作編曲:Purukichi
◆デジタル配信:https://linkco.re/DryXVQqQ

 インターネットでの活動を中心とするアーティスト、クリエイターによるクラブサウンド音楽レーベル「MOTTO MUSIC」の新曲。ボーカルは凛々咲が担当。UK Garageのビートに乗せたFuture Bassっぽいアンビエントサウンドが、夜の街を駆け抜ける様な感覚にさせる1曲。ドロップではループするボーカルチョップに包まれる心地好さがあり、コーヒーにまつわる言葉が散りばめられ歌詞もオシャレ。日本語と英語を巧みに切り替える凛々咲の器用な歌唱も見事で、疾走感と透明感が絶妙に溶け合っているなと。


#4『Synapse』/ 罪十罰つみとばつ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:小野仁誠・蓮実えれな、作編曲:Zexnum
◆デジタル配信:https://synapse.lnk.to/TSUMITOBATSU

 3rdシングル。前作に引き続きスタイリッシュで、更に魅惑的な要素が加わったダンスナンバー。身体に入り込んでくる様な直感的で刺激的なサウンドが気持ちよく、沈み込むグルーヴと一体となった巧みなラップにも魅了されますね。漂う3人の歌声が重なった時のパワフルな美しさも良き。


#5『My Life』/ 花譜×Moe Shop

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:tepe(OTOIRO)、作編曲:Moe Shop
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/My-Life

 「組曲2」第5弾はMoe Shopと初コラボ曲。花譜4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」にて"バーチャルヒューマン花譜"と共に初披露されました。スタイリッシュなサイバーパンク感溢れるサウンドに、ベースやギターなどバンドサウンドまで盛り込まれた幅広さは流石。自然と身体が揺れる極上のビートに、ドロップでは強烈なHardstyleキックも炸裂して狂わざるを得ない。"わたしで決める人生"と強気で感情剥き出しのリリックは清々しく、これを歌って魅せた花譜ちゃんのキレのある歌声もカッコよかったです。


#6『紅雨』/ AKAGIMI

◆所属:VOLVE CREATIVE
◆作詞:OHTORA、作曲:OHTORA / DÉ DÉ MOUSE / Zoo Lay Station
 編曲:DÉ DÉ MOUSE / Zoo Lay Station
◆デジタル配信:https://bfan.link/hong-yu

 記念すべき初のオリジナル楽曲。姉・紅鬼ヒノコと妹・紅鬼リロロから成る姉妹ラップユニット。これ以上ないオリ曲を引っ提げて現れた新星。燃え盛るような祭囃子のビートに乗せて、笛や三味線が豪勢に鳴り響く和のエッセンス満載のサウンド。物騒で攻撃的なリリックがさらに熱気を煽り、抜群のリズム感で鋭く威圧的なラップをまくし立て、可愛らしくも妖艶なクリーンパートとも絶妙なコントラストを生んでいて只々カッコイイ。


#7『Filmy Funny』/ 尾丸ポルカ

◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/2D19kZ

 記念すべき1stアルバム。1月30日に迎えた誕生日を記念してリリースされました。リリース済みだった「Forever glow」を始め、やしきん、cosMo@暴走P、鈴華ゆう子(和楽器バンド)、なつめ千秋など豪華作家陣による完全新曲を加えた全8曲を収録。
 名盤!開幕いきなりトラックに撥ねられ異世界転移を果たす、ポルカらしいエンタテインメント性に溢れた1枚でした。溌剌な歌唱に留まらず、流麗なナレーション、ミュージカル風の歌唱、セルフコール等オタク的側面を出したテンション感まで出し惜しみ無しで、芸達者ぶりを感じて貰えるはず。平成電波ソングのノリを凝縮したアイドルソングTr.2「無理ぽ to ポジ」、アニソンらしい疾走感を感じるギターロックナンバーTr.3「燦然燃焼」、アラビアンテイストで妖艶な雰囲気で贈るTr.4「SUPER VIPER」、寂しくも温かいエモーショナルロックバラードTr.5「Forever glow」。ここまででも瞬発力の高いキレのいい歌声から、柔らかく丸みを帯びた輪郭の歌声まで宝石の如く多彩な表現力が光ります。明るく元気に声出して盛り上がれる和風パーティーチューンTr.6「-WA☆show 桜party-」、ノンストップで鬼気迫ってくる勢いある展開がカッコよく狂気じみた愛も感じるTr.7「パペット」。そして、Tr.8「POLKATIC FINALE」はショーのフィナーレに相応しい華やかな雰囲気でにアルバムを締め括ってくれました。このアルバムを以て夢のワンマンライブにまた一歩近づいたと思うので、嬉しいですね。これからも最推し。


#8『closer』/ XIDEN

◆所属:RK Music
◆作詞:IORI・SHVNA、作曲:NAKAMURA・Hiroyuki、編曲:鵺録音
◆デジタル配信:Comming soon...

 2ndシングル。完全に暗くなった夜の街、スローテンポで陰鬱とした緊張感が漂い、ストリングスが絡み合う美しくも切なげなサウンドメイクが印象的な1曲。重い愛を歌い上げる、大人の色気溢れる歌声も魅惑的で、後半ラップが始まった途端一気に迫りくるような感じも良いですね。最後には、全てを委ねたかの様に身体の力が抜ける余韻が残ります。


#9『Queens』/ ぶいすぽっ!

◆所属:ぶいすぽっ!
◆作詞:WISTERIA、作編曲:Hylen
◆デジタル配信:https://linkco.re/7r60rv13

 年末カウントダウンイベントにて披露された、 ユニット別オリジナル楽曲の第1弾。ボーカルは、如月れん、神成きゅぴ、八雲べに、猫汰つなの4名。導入から和のサウンドを添えつつ、横ノリから徐々に縦ノリへと繋がる展開が心地好い。サビでは重厚なグルーヴを持った力強いダンスナンバーへと昇華。4人の妖艶でカッコイイフロウもバランスよく絡み合っていますね。残り4曲も毎週リリースされるとの事なので楽しみです。


#10『メメメのメ』/ 天籠あまこもりのん

◆所属:VEE
◆作詞・作編曲:tepe (OTOIRO)
◆デジタル配信:https://orcd.co/mememenome

 2ndシングル。Vsinger活動を始める前から好きだと言う麻雀要素や、自身の不良少女らしさも散りばめられたキャラソン的な側面も持つ1曲。器用な歌唱力を存分に発揮し、表情を自在に変えながら展開。奇抜な構成の中にも口ずさみたくなるフレーズが多く、2番のラップパートも鮮烈ですね。サビでは可愛らしいダンスチューンとしての高揚感もあって、色んなポイントで惹き付けられるなと。


#11『命みじかし咲かせよ乙女』/ 野宮ののみやのん

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:EVE
◆デジタル配信:無し

 最後のオリジナル楽曲(11月30日を以て無期限活動休止、この動画が最後の投稿となりました)。琴の音色を始めとした和風テイストが華やかに彩る1曲。そこにピコピコサウンドや重厚なギターリフも融合し、2番に入ると突如Djentフレーズまで飛び出すメタル展開が最高でした。可憐な歌声がその激しさの中で映え、楽曲に奥行きが出ていますね。終盤はより幻想的でエモーショナルに、"また逢えたら"と希望ある余韻を残してくれました。


#12『ぽわっとぎゅっと』/ さんそちゃん

◆所属:めろふぃにてぃ
◆作詞・作編曲:Akki
◆デジタル配信:無し

 記念すべき初のオリジナル楽曲。1月31日の誕生日を記念してリリースされました。ピアノやストリングスが美しく響き渡るアイドルソング。透明感ある柔らかい歌声と調和する水面に水が滴る繊細なサウンドや、オノマトペを取り入れた可愛らしい歌詞など遊び心をプラスし、水中を漂っている様な浮遊感も感じさせますね。軽快なピアノソロを経て迎えるラスサビは契りも交わしてメロディが壮大に広がっていくクライマックス演出が良き。


#13『パル』/ 愁子しゅうこ

◆所属:RIOT MUSIC「汽元象レコード」
◆作詞:SEE・愁子、作編曲:SEE
◆デジタル配信:https://kigensho.lnk.to/Paru-Liner

 記念すべき初のオリジナル楽曲。どこか懐かしいポップパンクを通過した様な乾いた質感のサウンドと、滲み出すメランコリックな浮遊感が印象的な1曲。狂おしく掻き鳴らされるギターの疾走感でキャッチーなサビへと突き抜けていく展開が心地好いですね。軽やかでスッと身体に馴染んでくる歌声もステキ。両A面シングルとなっていて、もう1曲の「ライナー」も可愛らしく中毒性高いので是非。2025年1月31日を以てレーベルを退所し、2月1日からは個人として独立(同社の運営するサポート事業"RIONECTION"に参加)となりましたが、引き続き応援しております!(彼女のVlogどれも本当に良いので見てくれ…「パル」ができるまでのVlogもあります)


#14『Orbital Period』/ 星街すいせい

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:古川本舗、編曲:和音正人
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/FJw53s

 ニューシングル。2月1日の武道館公演にて初披露されました。幻想的で美しいオーケストレーションによる壮大なサウンドに包まれる中、優しく力強いメロディが沁み渡るミドルバラード。繰り返し鼓動する様なメロディが琴線に触れてきます…。思い通りに歌えなくなった時期の苦悩と、それでも歌おうとファンへの感謝の想いを伝えたかった切実な歌詞を歌い上げる、魂の歌声。流石にエモーショナルすぎて現地で涙を流さずにはいられませんでした。ライブレポも書く予定なのでお待ち頂ければ。


#15『そこに在る、光。』/ 25時、ナイトコードで。

◆所属:SEGA
◆作詞・作曲:DECO*27、編曲:すりぃ
◆デジタル配信:https://nodee.net/a/mtq94mw2ef1y(2/7予定)

 『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』書き下ろし楽曲。一聴しただけで圧巻でしたね…。宙を漂っているかの様な圧倒的な浮遊感、全体的には幻想的ながら雨音などのアンビエントサウンドも心地良く、現実と地続きである事を実感させます。その中で一人ひとりのポエトリーリーディングから滲み出る感情や、胸を熱くさせるエモーショナルなメロディラインが次第に希望の光へと繋がっている様でした。今月には映画観に行く予定なので益々楽しみになりました。


#16『僕らのアイデンティティ』/ ナナツカゼ

◆所属:無所属
◆作詞・作曲:nakotanmaru、作編曲:PIKASONIC
◆デジタル配信:https://linkco.re/NCDaNY8A

 ニューシングル。2人が共作を果たした「ヒロイン」の続編として、約2年半前越しに制作された1曲。澄み切った空気感やベースとなるピアノの旋律はそのままに、力強さや開放感がより増した印象を受けました。特にドロップ部分は顕著で、nakotanmaruさんの儚げながら力強くどこまでも伸びていく歌声もグッと来ます。ナナツカゼとして本格的に始動してからの心境の変化を感じますし、歌詞からも、"一緒に明日を探す 旅に出よう"と前進する想いが伝わってきて、聴き手にも力を与えてくれる楽曲でした。


#17『因習』/ DEVILOOF

◆ジャンル:デスコア、ブルデス、グラインドコア
◆国:日本(大阪)
◆レーベル:Tokuma Japan Communications

 ニューシングル。今年2025年はバンド結成10周年と節目の年と云う事で、原点回帰もしつつ、おどろおどろしい和製ホラーの雰囲気に仕上がった暴虐的な1曲。コーラス歌唱にはインターネット発シンガーSennzaiを迎えています(同人オタク我歓喜)。スラミングデスらしい重苦しいギターリフ、グラインドコア特有の生々しいグルーヴ、予測不可能すぎる展開などエクストリームすぎる。Vo. 桂佑のピッグスクィールやガテラルもエグみが限界突破してますわ。こないだライブ観たばかりですが、また行きたくなりました。


#18『Orion』/ ENOX

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(ニュージャージー州ジャージーシティ)
◆レーベル:Theoria Records

 ニューシングル。ニューメタルコア路線を抑え、少し原点回帰を感じさせる1曲。武骨で地に足のついた重厚なサウンドでグルーヴィーに展開。心地好さを促すアンビエント要素を取り入れ、刻まれるDjentyなリフもより映える様に。メロディアスなクリーンパートから、一気にスイッチが入ったの様に突入するブレイクダウンも気持ち良すぎ。


#19『CYBERGIRL』/ Within Destruction

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア、エレクトロコア
◆国:スロベニア(イェセニツェ)
◆レーベル:Sumerian Records

 ニューシングル。4月11日に通算6枚目のアルバム『ANIMETAL』をリリースする事も明らかになりました。サイバー感あふれるエレクトロアンビエントに包まれ、ツインボーカルのコントラストが際立つ1曲。サビも歌いたくなる程キャッチーで、ラストは流麗なギターソロも続いて最高ですね。最近のこの路線好きなので、アルバム期待大。あとSable Hillsの企画で再来日する事も決まり、またライブ観れるの楽しみです。


#20『Cloud9』/ FLOYA

◆ジャンル:ポストハードコア、マスロック、ポップロック
◆国:ドイツ
◆レーベル:Arising Empire

 ニューシングル。昨年3月にリリースした名盤デビューアルバム『Yume』以来となるリリース。強くエネルギッシュなビートが脈打つトランス・ハウス系のサウンドを大胆に取り入れつつ、煌びやかなギターと見事に調和。スケール感大きく、まるで雨上がりの空のような爽快感と、弾けるようなダイナミズムが素晴らしい。伸びやかな歌声も心地よく響き、全体を開放的に仕上げています。来日した際に撮影したであろうMVも感動…。


 以上、1/27~2/2はアルバム1枚、シングル19枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【2/1 everlasting flowers Piano Concert「Rassembler」@銀座 王子ホール】

※記事が完成次第、更新します

【2/1 星街すいせい Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live "SuperNova"@日本武道館】

※記事が完成次第、更新します

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