今週の良かった新曲感想【8/5~8/11】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。8/5~8/11リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『竜胆』/ 八瀬霞
初のオリジナル楽曲。誕生日を記念してリリースされました。サウンドやメロディ等一つ一つは素朴ながら、切なさや儚さが織り込まれ幻想的な雰囲気に仕上がった1曲。目を閉じて聴きたくなる味わい深さがありますね。少しウィスパー気味で心地好い温度感のある歌声がとても魅力的でした。
#2『マーブル冴える』/ 不知火フレア
ニューシングル。活動5周年を記念してリリースされました。名曲!爽やかな空気感が気持ちよく、どこかエモーショナルな香りも漂うロックナンバー。ハッキリとした音像のリードギターと、優しく素朴なアコギのコントラストが美しい。切なくも力強いサビメロと、高音域まで綺麗に響く歌声が胸を打ちますね。
#3『夏うらら』/ 橙里セイ
4thシングル。誕生日を記念してリリースされ、生誕祭ライブでも披露されました。”あの夏”を想い出す、ノスタルジックな雰囲気漂うミドルバラードナンバー。優しい音色に溢れ、輝きが蘇る様なキラキラとした彩りのサウンドもステキ。真っ直ぐな歌声、穏やかで優しいメロディが沁み渡りますね。
#4『恋愛ストラテジック』/ 湊あくあ
ニューシングル。活動6周年を記念してリリースされました。キュートなピコピコサウンドと、キャッチーで中毒性のあるメロディが魅力的な恋愛ソング。セリフっぽい箇所もあるし、最低です!とかノリノリだし、色んな表情で歌ってくれるのも楽しいですね。8月28日を以てホロライブを卒業する事になりましたが、最後まで見届けたいと思います。
#5『New Option』/ けもみみりふれっ!
3Dお披露目に伴いリリースされたオリジナル曲の第2弾。計3曲リリースされたんですが、コレがイチバン好き。サビメロがオタクホイホイすぎて。温かい光に包まれ、期待感を演出する要素に溢れてますね。ASMRコンテンツをメインに展開している事務所なので、可愛いらしく柔らかい歌声がやはり良い。3人のハーモニーも素晴らしかったです。
#6『フェイクナイト・シンデレラ』/ 心世紀
デビューシングル。エレガントな美しさが光り、ピアノの旋律も踊るジャズロック的な1曲。オシャレかつ叙情的なメロディラインが唯一無二すぎて、サビ入りもむっちゃカッコいい…。三者三様の惹きつけられる歌声に、ポエトリーリーディングも搭載。間違いなく神椿のアーティストである事を確信できた1曲でした。今後がとても楽しみです。
#7『Dusk』/ HACHI
ニューシングル。8月8日の『HACHI Summer Live』で初披露されました。11月13日にメジャーデビューアルバム発売する事も決定し、それに伴った3ヶ月連続先行シングルリリースの第1弾。オシャレすぎるムーディなシティポップナンバー。夜の街並みの隙間を縫う様に漂っていく歌声は、その先どこまでも響いていく力強さと美しさもあって相変わらず素晴らしい。リラックスしながらも、エネルギーが満ち溢れてくる1曲でした。
#8『In My Feelings』/ Nerissa Ravencroft
初オリ曲「Say My Name」を含む4曲入り1st EP。活動1周年を記念してリリースされ、3Dお披露目ライブでも披露されました。デビュー時から歌をこよなく愛する彼女ですが、もうEPをリリースするとは驚き。宝石が輝く様なサウンドとリズミカルなメロディが癖になるTr.2「Sweetest Scarlet」、日常のBGMに丁度良く気分が上がるTr.3「In My Feelings」、ダーク目でカッコよくラップまで披露したTr.4「SHATTER」、どれも良かったですね。改めて、凄くナチュラルだけども、艶やかで耳馴染みの良い歌声が魅力的だなと。スッとダイレクトに歌声がDNAに到達してくるタイプ(心地好い)。
#9『泡沫メイビー』/ ReGLOSS
3rdシングル。作家陣は変わらず続投。約3分と物足りなさが若干無くは無いんですが、内容は百点満点で最高。クールな浮遊感サウンドと蕩けるメロディに浸り尽くせます。5人それぞれの歌い出しのタイミングと余韻が良すぎて、サウンドと溶け合いながらも存在感がハッキリしてるのが好き。
#10『推しちゃったっ!』/ 周防パトラ
ニューシングル。誕生日を記念してリリースされ、生誕祭ライブでも披露されました。パトラ節炸裂、センス良すぎて拍手喝采。サビへの到達速度と中毒性には目を見張るモノがありますし、歌詞がちゃんとエモーショナル。可愛いさとハイテンポで流れて行きそうな溢れる小ネタと想いを捉えるのに必死になってしまうオタク心を刺しに来てる。
#11『ココロノオト』/ 巫てんり
初のオリジナル楽曲。本楽曲を披露する為の3Dライブも開催されました。ファンヘの渾身のラブレターだと語る1曲で、言葉と音を掛け合わせた真っ直ぐな想いが綴られていますね。缶を開ける音や炭酸音、筆記音など遊び心あるサウンドが程よく刺激的で心地好く、高揚感溢れる綺麗なメロディをより盛り上げてくれてるなと。ピロピロギターも好きすぎる。シンガロングやクラップできる工夫が盛り込まれていますし、彼女の胸に迫る歌声を生でも聴いてみたいので、現地ライブが待ち遠しいです。
#12『Lightning』/ Divermy
電音部ダイバエリアの3rdシングル。電音部らしいと云うか、こーゆーのを待ってたんだ!と言いたく位には全てが強すぎる。タイトル通り電撃が走る様なキレキレサウンドと、グルーヴィーなメロディに狂わずにはいられない。ダンス付きで更に映えるだろうし、絶対に現地で聴きたいですね。
#13『No Martyrs』/ Callous Minds
今年2枚目のニューシングル。プログレッシブ・ウォー・メタルと独自のジャンルを掲げる彼らですが、今回も変態な展開(褒め言葉)で楽しませてくれました。非常に重たくテクニカルなプログレッシヴ・メタルコアで、変拍子も当たり前。シアトリカル要素強めの展開に気付いたら引きずり込まれます。クリーンボーカルの裏で微かにスクリームが聞こえてくるのも好き。
#14『Sacrifice Me』/ Unprocessed
ニューシングル。2023年12月1日にリリースされたアルバム『...And Everything In Between』ぶり。その延長線上ながらパワーアップした部分も感じられる素晴らしい1曲でした。美しい心地好さが充満し、穏やかに聴かせてきたかと思えば、次第に音数も増え、Vo. Manuelは咆哮し、獰猛に過激にブレイクダウンも挟んでいく。気が抜けず壮大かつエモーショナルな終盤まで本当に見事な展開でした。ドラマティックすぎ。6月に予定していた来日公演は哀しくも延期してしまいましたが、気長に待ちたいと思います。
#15『Isophase』/ Sentient
ニューシングル。今年初のリリース。アンビエント要素強めのプログレッシヴ・メタルコアで、美しく奥深い世界を演出してますね。胸に迫る叙情的なメロディから一筋の光を感じさせます。ボーカルの牽引力と、それを支える様に浮かび上がってくる鮮やかなギタープレイも素晴らしい。
#16『Second Shadow』/ Inertia
待望のデビューフルアルバム。まとまった音源は2022年のEP『Memoria』ぶり。これまでリリースされたシングル4曲を含む全13曲を収録。
ガチ名盤!先行シングルが良かった上に、新規曲達も期待を超えてきてくれました。現行Bad Omensを思わせる、どこかセンチメンタルで幽玄な雰囲気が常に漂っていながらも、コントラストをより激しく表現してる印象ですね。ヘヴィな熱量と冷たい温度感を両立させており、耽美でありながらキャッチーなメロディが映える構成が目立ちます。やはり良いメロディは正義。普段は落ち着いたトーンと甘いマスクで気付いたらスイッチが入ったかの様に牙を剥き出しにしてくるアグレッシブさも兼ね備えており、メタルコアである事を誇示する様なブレイクダウンの破壊力は本当に魅力的。ボーカルもスムースで伸びやかなクリーンと、野太く強烈なスクリームを器用に使い分けてます。Tr.3「Static」やTr.9「The Seeds That You Never Sow」が顕著ですが、美しいタッピングやDjentyなリフなど技巧派な一面を魅せてくれるのもツボ。総じて、抜群のメロディセンスと、独自の絶妙な美意識やバランス感がしっかり窺える1枚でした。Tr.11「Too Far Gone」が断トツで好き。
#17『Avoider』/ ACCVSED
今年2枚目のニューシングル。相変わらず良すぎ。今回はどちらかと云えばメロディアスでエモーショナルな1曲ですが、サビ後すぐさまギアチェンジして畳み掛けるくるパートとか最高すぎ。ボーカルも楽器隊も凄くエネルギッシュなのに、繊細さにも長けているのがガチで推せますね。テクニカルフレーズが耳に残る。
―――以上、8/5~8/11はアルバム1枚、EP1枚、シングル15枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
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