見出し画像

新曲で彩る一週間【2/17~2/23】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2/17~2/23リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『僕らのFuture Song!!』/ 小鳥遊こばと

◆所属:個人勢
◆作詞:金山秀士、作編曲:山田紅莉子
◆デジタル配信:https://linkco.re/ErTm5X9m

 2ndオリジナル楽曲。明るい未来を想像させる前向きな応援ソングに仕上がっていますね。歌詞も手を差し伸べる温かい言葉に溢れ、心の鼓動が高まる様なリズムに乗せて、真っ直ぐな歌声が力強くエールを届けてくれます。ライブで盛り上がる事必至のクラップパート等、終盤の一体感も良き。


#2『異薔薇』/ アキ・ローゼンタール

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作曲:獅子志司、編曲:釣俊輔
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/5bvecc

 ニューシングル。誕生日を記念してリリースされました。ダークでアラビアンテイストなダンスチューンとなっており、オシャレで魅惑的なメロディが光ります。ラップパートを織り交ぜたグルーヴも心地よく、飛び跳ねたくなる開放感あるサビも最高ですね。妖艶な雰囲気を醸し出し、幅広い音域を滑らかに行き来する歌声もステキ。


#3『スプラウト』/ Ibuki

◆所属:Revival Production
◆作詞・作編曲:niki
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00178020

 6thシングル。生命の息吹を題材に、自信の存在を悩み葛藤しながら生きる証明をしていきたい気持ちを歌ったと云う楽曲。常闇トワ『Palette』なども手掛けたnikiさんらしい壮大なメロディアスなロックバラードに仕上がっており、内なる熱を帯びていくエモーショナルさが堪らないですね。感情を震わせながら、パワフルに突き進む歌声も魅力しかない。


#4『瞬き』/ 御莉姫おりひめ × 夕凪機ゆうなぎ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:木下龍平
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/Moment

 初のデュエット曲。ピアノの旋律が痺れるほど鮮烈で、ハイテンポに奏でられるジャジーなサウンドがクセになる1曲。踊り舞う様に駆け抜けるメロディは、クールでありながらもどこか情熱的に響いてきますね。2人のハーモニーが凛とした力強さと美しさを兼ね備えており、エレガントでアンニュイな独特の世界観が強固になっていると思います。少女革命計画はソロ、デュエット、ユニット、全体で既に20曲以上揃ったのでワンマン期待。


#5『RULE THE WORLD』/ 春猿火

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/RULE_THE_WORLD

 1stミニアルバム。PABLO、堀江晶太、弥之助(AFRO PARKER)、松田純一など、豪華プロデュース陣を迎えており、シングル「砂時計」や「META」、「SWIPE!」を含む全8曲を収録。
 これまでリリースした2枚のフルアルバムとは良い意味で異なり、ラウドロック色の強い1枚となりました。初現地会場となった3rdワンマンを経て、一皮剥けた新たな強さを覗かせています。メタバースをテーマにした広大な世界に引き込まれる様なスケール感、強靭なグルーヴとダイナミズムが楽曲全体に漲っているTr.4「META」を筆頭に、ライブで盛り上がる事間違い無しの熱い楽曲が目白押し。爽快なビートにカラフルなサウンドが彩られたポップパンクナンバーTr.1「SWIPE!」の開放感や、キレキレの堀江晶太節が味わえるTr.2「Deep Invite」の開幕感は異常。ライブで炎の特効が上がっていそうですもん。元々、キレや重みを自在に操る、独特のアタック感を持つ歌唱スタイルが魅力的だった彼女。それをラップ以外のパートでも遺憾なく発揮する様になって本当にカッコイイです。Tr.6「砂時計」やTr.7「room wear」は箸休め的な位置付けのLo-Fiチルアウトミュージック。この方面でも、語り掛けてくれる様な優しさに満ちた歌声が心地良く響きます。ラストを飾るTr.8「Starcloud」は、壮大かつSF的なスピード感を以て駆け抜けるロックナンバー。明るい未来が想像できる余韻が残って非常に気に入っています。


#6『310PHz』/ 月ノ美兎

◆所属:にじさんじ
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00174711

 3年半ぶりのオリジナル作品にして、初のミニアルバム。月ノ美兎自らがクリエイターの選定や、楽曲の構想に携わったセルフプロデュース作品となっており、全7曲の新録楽曲を収録。更にフィジカルでは、選択で曲とMVが変わるオリジナルゲーム「アルクマルチバース」を特典として付与するなど、非常にユニークな作品となっていました。
 楽曲としても、彼女独自の斬新な視点やアイデア力で切り込んでくる感じで溢れており、確立された世界観を音楽を通して存分に表現してくれた印象です。Tr.1「人ってただの筒じゃないですか」とかタイトルから凄いですから。Tr.3「ルナティックウォーズ」は、謎ノ美兎と月ノ美兎が戦う構成となっており、どこか配信を見ている様な感覚を覚える音楽体験が新鮮でした。VTuberならではの身近な距離感を摂取できるTr.4「アルクユニバース」や、ショーやミュージカルを鑑賞している様なエンタメ性に溢れたTr.5「こころのアビッシー」も一聴の価値アリです。いよわさん提供のTr.6「寝言は寝て言え」は、仄暗くも細やかな光が差し込む様な浮遊感が素晴らしく、特に気に入っています。昭和レトロなノスタルジックさを感じさせるTr.7「恋星ぺリコ」もアルバムを締め括るに相応しい余韻を残してくれました。コンパクトな曲数ながら、フルアルバム並みの満足感と深い味わいがありましたね。4月18日には2ndワンマンライブ『Paper Rabbit』が開催されますので是非(私は残念ながら他ライブと被って行けない…)。


#7『マンボウガール』/ ChumuNote

◆所属:レメディ・アンド・カンパニー
◆作詞・作編曲:SAKURAmoti
◆デジタル配信:https://linkco.re/AE1ASZMH

 ボカロPのSAKURAmotiによる待望のコラボ楽曲第1弾。マンボウは"弱くてすぐ死ぬ"という都市伝説をテーマに、実は頑丈なマンボウの強さに着想を得た1曲。ヴァーチャル世界を力強く生き抜く姿を、疾走感溢れるロックナンバーで表現しています。可愛いらしいポップな一面も覗かせながらも、サビでは爆発力ありますね。メロディを綺麗に乗りこなす歌唱も最高にカッコよく、この数分でギャップ萌えを巻き起こす辺り、実にマンボウらしい。


#8『Be The One』/ 皇美緒奈すめらぎみおな

◆所属:RIOT MUSIC「Blitz Wing」
◆作詞:アッシュ井上 (Dream Monster)・柿沼雅美、作編曲 : アッシュ井上
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00178585

  5thシングル。12月21日の3周年記念ライブ「Hero」にて初披露された楽曲が遂にリリース。どこかファンタジックな雰囲気を纏い、聖騎士の如く光を放つ真っ直ぐな歌声が楽曲の中心を担う、アニソンライクな1曲。"何も怖いものはない"言わんばかりに、力強く突き進んでいく駆動力のある勇壮なメロディがひたすらに良い。過去一のカッコよさに仕上がっており、聴く者に自信を漲らせてくれますね。


#9『ウインドウ』/ 夜羽咲ようさぎクロネ

◆所属:MEWLIVE
◆作詞・作編曲:KAIRUI
◆デジタル配信:https://lnk.to/LZC-3009

 2ndオリジナル楽曲。ASMR風のビー玉が転がる様なコロコロとしたサウンド等が広がっていく1曲。軽やかで色鮮やかな響きが、清涼感のある優しい歌声とも絶妙に調和し、心地よさを一層引き立てています。目を閉じて最後の一音までじっくり味わえると云うか、まるでマッサージ後のじんわりと身体が温まる感覚に似た、穏やかで心満たされる余韻が残るのも素晴らしい。


#10『Fury』/ 焔魔るり

◆所属:RK Music「ライブユニオン」
◆作詞:つむぎしゃち、作曲:夢見クジラ、編曲:夢見クジラ・大沢圭一
◆デジタル配信:https://linkco.re/urBycrbM

 ニューシングル。打ち鳴らされるリズムと緊迫感溢れるオーケストレーションが織りなす、シネマティックな世界観が今回も素晴らしい。作家陣が続投な事もあり、これまでの楽曲を彷彿とさせるメロディが物語の連続性を感じさせます。そこに重なるのは、闇堕ちしたかの様な冷酷さと圧倒的な力強さを秘めた歌声。一聴しただけで鋭く突き刺さり、心を揺さぶってきます。


#11『アイノホシ』/ Tacitly

◆所属:NTTコノキュー
◆作詞・作編曲:雪乃イト
◆デジタル配信:https://lnk.to/ainohoshi

 11thシングル。昨年3月29日に開催された3rdワンマンライブで初披露され、フルアルバム「Find me」には収録されていた楽曲が遂にデジタルリリース。美しいピアノの旋律と、明るく輝く音色が散りばめれたロックナンバーで、シャニマスの「シャイノグラフィ」を彷彿とさせるサビのコード進行が魅力的。未来への高揚感、力強く羽ばたいていく情景が浮かびます。3月20日には4thワンマンライブを開催。同月31日にシエルちゃんの卒業が決まっているので、どうか彼女の最後の晴れ舞台を見届けて欲しいです。


#12『星のあしあと』/ 七篠さよ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:ロップ
◆デジタル配信:coming soon…

 毎月連続オリ曲リリース企画の第5弾。約2年前にリリースされた3rdシングル『七等星』も手掛けたロップ氏が贈るバラードナンバー。優しいピアノの音色が沁み入り、これまでの歩みを結びながら、その足跡を星座に喩えて美しく描き出しています。等身大の想いを込めた"これまでの全部で私はできてる"と言い切る歌詞が、聴く人の心にも深く響くはずだなと。あの頃からの成長が歌声にも表れ、より深みを増した歌唱が胸を打ちます。


#13『とんずらいおっと』/ ぶいすぽっ!

◆所属:ぶいすぽっ!
◆作詞・作曲:ZAQ、編曲:篠崎あやと
◆デジタル配信:https://linkco.re/GCtfgMQ9

 年末カウントダウンイベントにて披露された、ユニット別オリジナル楽曲の第4弾。ボーカルは、英リサ、藍沢エマ、紫宮るな、小森めとが担当。ジャンル的な要素もキャラクター性もたらふく詰め込んだバラエティ豊かな1曲。それでいて、ひたすらノリが良く、OPに起用されてもおかしくない、ちょっと懐かしいアニソン感もあるのがオタク心をくすぐってきますね。


#14『キミの気持ちが知りたいの!』/ 迷電ワークス

◆所属:VebopProject
◆作詞・作編曲:イチョウ
◆デジタル配信:無し

 初ユニット曲。なんか聴いた事あるなと思ったら、あやかきの「どきどきキュン!で大暴走♡」も手掛けたイチョウ氏でしたw 普段は個性的でクセが強い4人ですが、実は可愛いメイド達なんですと設定(とか言うな)を改めて猛アピールしてきたライブアンセム。潔すぎるキュートさとキャッチーなメロディが炸裂、電波ソングを通過したコーレスも完備。転調マジックも心地良く、それぞれの個性が光る歌声にもオタクスマイルが止まらないですね。


#15『QUANTUM AGE PREDATOR』/ 電音部

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作編曲:Massive New Krew
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/2pTfgiyrf

 イケブクロエリアのニューシングル。MNKきちゃあ!!歪みまくりの最強キックを叩き込みつつ、幻想的な浮遊感の中でしっかりとメロディアスに展開するハードスタイルナンバー。ライブではもう空中パンチが止まらないし、ピークに達するフェイクドロップも滾らざるを得ない!3月8日に迫った電音部4thライブで、このサウンドを全身で浴びれるの楽しみです。


#16『ブルームーン』/ Awairo

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:WaMi、作編曲:雄之助
◆デジタル配信:https://awairo.lnk.to/blue-moon

 6thシングル。鮮やかなサウンドや上品さは健在ながら、良い意味でAwairoらしからぬ攻めた1曲。凪いだかと思えば延び、浮遊感を持ったかと思えば沈み込んでいく――その巧み過ぎる展開が圧巻。途轍もない奥行きを生み出す強烈なドロップも炸裂する中、グルーヴィーかつ軽やかに歌いこなすWaMiさんの表現力も見事。1stアルバム『グラデーション』は3月14日リリース予定、リリパは4月4日開催。今から本当に楽しみです。


#17『心臓』/ DUSTCELL

◆所属:ALLT STUDIO(KAMITSUBAKI STUDIOから分岐)
◆作詞・作曲:Misumi
 編曲:Misumi・Shoma Ito・Takuto Unigame・Sosuke Oikawa
◆デジタル配信:https://lnkfi.re/DUSTCELL_shnz_250219

 ニューシングル。来る3月3日、デビュー5周年記念の日本武道館ワンマンに向けて制作された1曲。会場全員でのシンガロングの光景が自然と目に浮かぶし、集大成感のある力強さも滲み出ていて。切なげな雰囲気を纏いつつ、高鳴る鼓動と共に光が差し込むような展開に胸が熱くなります。EMAさんのセルフハモリも美しく、願う様な歌声がスッと心に入り込んできます。沢山聴き込んで当日を迎えたいと思います、楽しみ。


#18『あなただけが知る世界』/ えびかれー伯爵

◆所属:無所属
◆歌:紫咲ほたる、作詞・作編曲:甘利紗陽(えびかれー伯爵)
◆デジタル配信:無し

 ビジュアルノベル『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ― AlphA編』発売5周年を記念して、主題歌のフルサイズを公開。ビジュアルノベル界で留めておくには惜しい程のガチ名曲だなと改めて。この曲サビで歌唱がないのにも関わらず、圧倒的な光を感じさせる開放感を演出してくるんですよ。終盤で前作の主題歌「Re:TrymenT」の歌詞とメロディがアレンジされてくるのもヤバすぎて感動が一気に押し寄せてきましたね…。これを聴きながら、OmegA編いつまでも待っております。


#19『The Other Side』/ Memphis May Fire

◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(テキサス州ダラス)
◆レーベル:Rise Records

 ニューシングル。3月28日にリリースされる8thアルバム『Shapeshifter』からシングルカット。ほぼボーカルと同期のみを響かせ、サビでバンドサウンドを力強く解放させるバラードナンバーとなっており、エモーショナルなメロディに泣き崩れる…。Vo. Mattyのふくよかでディープな歌声もやっぱ大好きだし、"Pain will be your guide"とかエールを贈っている様なリリックも最高。アルバムでも重要な立ち位置になりそうな予感がしますね。今後もバラードナンバーもっと作って欲しい、僕が泣いて喜びます。


#20『Alone』/ BARREN

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:フランス(パリ)
◆レーベル:自主

 デビューシングル。超新星来ましたね。抑圧的で切迫感ある雰囲気から、一気に爆発させるダイナミックで機械的なサウンド達。フランスと言えばのNovelistsを彷彿させるスタイリッシュなメロディも組み込まれていますが、暗いアンビエント系の繋ぎを用いたグラデーションがかった展開でDjentを現代的に再構築した様に感じますね。今後も期待できそうです。


 以上、2/17~2/23はミニアルバム2枚、シングル18枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【2/21 PROMPTS pre. "NEW NOISE"@新宿 Nine Spices】

※記事が完成次第、更新します

いいなと思ったら応援しよう!

こーへー
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートも嬉しいですが、代わりに「スキ」や「シェア」、「コメント」してくださるともっと嬉しいです!

この記事が参加している募集