今週の良かった新曲感想【5/20~5/26】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。5/20~5/26リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Another World』/ ChumuNote
ニューシングル。5月19日の生誕祭ライブにて初披露された1曲。どこかミステリアスな雰囲気も漂うドープなサウンドが強烈ですが、キャッチーな心も忘れないメロディも印象的でした。英詞ラップを織り交ぜた新しい一面も魅せた歌唱もカッコよかったです。ちゅむの中低音ボイス落ち着く…。
#2『Change the Game feat. 松永依織』/ REDALiCE & USAO
HARDCORE TANO*Cでお馴染みの2人による合作で、ボーカルに松永依織をフィーチャー。最高すぎますね。オシャレでエモーショナルなメロディから、掛け声が楽しいビルドアップを経てUSAOさんらしいガバキックパートへと移行するの気持ちよすぎて。スピード感も丁度よく、依織ちゃんの柔らかくも真っ直ぐ突き抜ける歌声の良さが引き立ってました。
#3『Meconopsis』/ 一伊那尓栖
2曲目のオリジナル楽曲。3月のhololive 5th fes.でも披露された曲が遂にリリース。真っ暗な世界の中で一筋の希望を歌い上げた楽曲との事で、美しいストリングスとピアノの旋律による幻想的な雰囲気の中、鳴り響く力強いロックサウンドが印象的でした。渦巻く様なサウンドスケープとは裏腹に、メロディラインは非常に繊細で穏やかなのも良いですね。イナちゃんの儚げだけど凛とした力強い歌声とも相性ピッタリで、日本語詞も新鮮でした。
#4『GSA』/ 花譜
ニューEP。今年1月の花譜4thワンマンで初披露された3曲を収録。岡嶋かな多・Jazzin’ parkが初参加したリードトラック「ゲシュタルト」は、遊び心あるカオスな展開ながら花譜ちゃんのカワイイ魅力が溢れたパーティーチューン。“水槽”提供曲「スイマー」は、限られた音数で魅せる、優しく透明感溢れるサウンドスケープと、ラップ調のメロディがじんわりと沁みる1曲。Nueron(Empty old City)提供曲「アポカリプスより」は、疾走感と緊張感のバランスが堪らないSFシネマティックな1曲となっており、花譜ちゃんの表情豊かな歌声も必聴です。3曲とも気に入っているので、またライブで聴けるといいなと思います。
#5『青い君へ、春の詩』/ 半島キタ
初のオリジナル楽曲。名曲です、むっちゃ好き。リフ主体のギターサウンドから春の暖かさや恋しさが染み出すエモーショナルロックナンバー。歌詞も情景が目に浮かぶし、あの日の青春と呼ぶに相応しい輝きを忘れてはいけまいとする、切なくも力強いサビメロが心を掴んで離さないですね。芯のしっかりとした響きが気持ちいい歌声にもグッときました。
#6『Gao!Gao!Yell!』/ G.I.N
4曲目のオリジナル楽曲。良い意味でのレトロ感と云うか、懐かしい香りのするストレートなロックナンバー。背中を押してくれる歌詞に、三三七拍子のメロディも盛り込んだ応援ソングにもなってますね。幼げな柔らかく可愛いらしい歌声も魅力的でした。肩の力抜いて頑張ろ、って思える感じ。
#7『drop candy』/ ラプラス・ダークネス
3曲目のオリジナル楽曲。5月25日の生誕祭ライブで初披露されました。biz×ZERAと云えば「Loveit?」のCoverも以前上げていたので、好きなんでしょうね。サウンド自体はポップで可愛いらしさもあるのに、鬱々とした雰囲気があるダークでメランコリックな1曲。ラプ様の色気ある歌い方や、低音と高音の歌い分けも見事でした。
#8『VERSE』/ KMNZ
昨年末にLIZの卒業を経て、新たにTINAとNEROを迎えた3人体制初となる新曲。デビューシングル「VR」と同じSnail's Houseが手掛け、"原点回帰"感もありつつ、3人の門出を祝う様な爽やかで晴れやかなメロディが印象的でした。「3、2、1ではなく 1 、1 、1 3人まとめてNo. 1」のトコ最高にアガるし、声質もそれぞれ個性的で存在感を放ってますね。改めてお帰りなさい、また現地ライブとか観に行けるの楽しみにしてます。
#9『約束のリンカネーション』/ 藍月なくる×棗いつき
コラボ楽曲第2弾シングル。佐高さん大分やりたい放題にサウンド攻めたなぁと驚きました。ストリングス響く荘厳な雰囲気から、ハードコア/トランスっぽい本格エレクトロサウンドによる近未来的な雰囲気への傾き方が巧みすぎる。展開もドラマティックで、この独特の世界観へと更に引き込ませる2人の神秘的な歌声も最高でした。囁いてくるの、もはやASMRの距離感。
#10『Keep it simple』/ 電音部(帝音国際学院)
ニューシングル。今年1月のULTRA EXPOで初披露された楽曲が遂にリリース。久々のKOTONOHOUSE×シブヤエリアだけで嬉しいし、内容も完璧。非常にクールでオシャレなテクノナンバーとなっており、深く沈み込む様なドロップの重低音が気持ち良すぎますね。フロアが湧いてる景色が容易に想像付く。3人のウィスパー気味の歌唱も色っぽくて新鮮でした。
#11『夢重力』/ ナナツカゼ
ニューシングル。素朴なアコギの音色と、浮遊感に浸れるシンセ、儚く繊細で優しい歌声、全てが見事に溶け合った幻想的で爽やかな1曲。切なくも希望を抱かせる様なエモーショナルなメロディに、ドロップの心地良さも一級品。本当に良すぎるので、しばらく無限リピート必至ですね。
#12『RATATATA』/ BABYMETAL × Electric Callboy
初のコラボ楽曲。5月25、26日のBABYMETAL主催『FOX_FEST』に向けて制作されたであろう曲ですが、両者の良いトコ取りが出来ているパーティーチューンでした。相性良すぎでは?と思える位に楽しめるメロディや展開に溢れており、シンガロングできるパートも沢山搭載。実際に『FOX_FEST』にも行ってきたので、良ければ後述するライブレポも是非。
#13『HEX』/ Another Now
2ndフルアルバム。2023年以降リリースしてきたシングル5曲を含む全15曲を収録。デビューアルバム『OMNI』は2021年ベストにも選出しており、そこで既にジャンルの型を破って独自のサウンドを確立した彼らですが、2ndも無事に期待を超える超名盤でした。
メタルコアとインダストリアルロックに、ヨーロッパ圏らしいテクノやハウス辺りをブレンドしたスタイルで、今回はサイバーパンク系のシンセウェーブ要素が特徴的でした。表題曲Tr.6「HEX」やTr.8「WOULD IT KILL YOU?」とか特に。併せてデスコアやニューメタルコアっぽいアプローチが垣間見えたのも新鮮でしたね。他にもTr.1「_VISIONS」とTr.10「SORRY」は完全に和風なサウンドとメロディだし、インスト曲Tr.7「we will be more careful next time」では宇宙空間を彷彿とさせるお洒落で幻想的なサウンドスケープが拡がっていました。インストは3曲全て存在感を放ちつつも、次曲への期待感を高めてくれたのでアルバムを通しで聴きたくなると思います。新規曲も半分以上あったのが嬉しく、アルバム締め括るTr.15「HORIZONS_」は特に素晴らしかったです。壮大な雰囲気の中、激しく美しくアグレッシブに展開を重ね、ツインボーカルによるエモーショナルメロディで胸を刺されるはず。改めて、次のステップを見据えた決意なども感じる素晴らしい1枚でした。
#14『Kid Of Darkness』/ Slaughter to Prevail
ニューシングル。デスコア由来の破壊力や残虐性を要しながらも、硬質で心地良い縦ノリグルーヴによる絶妙な聴き易さが本当にツボ。ラストのブレイクダウンでは、Vo. Terribleが今回も獰猛すぎる咆哮を披露。規格外に厚みで声以外の"何か"まで出てきてる感覚で笑うしかないですw 最高でした。
#15『ANIMETAL』/ Within Destruction
ニューシングル。今年初のリリース。5thアルバム『Lotus』の延長線上とも言える仕上がりで、アニソンライクなキャッチーなノリが堪らない1曲でした。某キャラのボーカルチョップも面白いし、ANIMETAL!ANIMETAL!とシンガロングしたくなりますね。強靭なグルーヴは相変わらず、激アツギターソロまで搭載されてて、かなり気に入りました。
#16『Providence』/ Avalanche Effect
ニューシングル。今年初のリリースですが、今回も隙が無い完成度。バックでは終始女性コーラス的なのも聞こえ、途中からは流行りのインダストリアルシンセも取り入れられてますね。全体的に浮遊感に満ちた奥行きと重厚感あるサウンドとなっており、サビではツインボーカルで美しくエモーショナルに歌い上げてくれました。ブレイクダウンも重すぎて最高。
#17『Past memories』/ Invert Hourglass
ニューシングル。アグレッシブな疾走感溢れる彼ららしい1曲で、ドラムの手数の多さを物ともしないグルーヴ感や、ボーカルの牽引力も相変わらず素晴らしい。また、今回はShadecarrierのVo. RAFをフィーチャーしており、サイバーパンクな雰囲気から一転して、加速に加速を重ねる怒涛の勢いで叫び散らかしてくれました。本当にカッコよかったです。
#18『S4VAGE』/ JILUKA
エレクトロ×ゴシック×メタル(EGM)第4弾シングル。Gt. Senaのクールなラップも織り交ぜられた目まぐるしい展開ながら、しっかりと耳に残るメロディアスなパートがあって良かったです。浮遊感溢れるEDM風のブレイクダウンや奥義ピッグスクイールも相変わらず最高。独自の世界観を完全に確立させた彼らですが、6月から初のワールドツアー「K4RMA」を決行するとの事。このまま勢いは止まらずデカイバンドになって欲しいですね。
―――以上、5/20~5/26はアルバム1枚、EP1枚、シングル16枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
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#ライブレポート
【5/25 SCANDAL TOUR 2024 “LUMINOUS”@Zepp Haneda】
【5/26 FOX_FEST@さいたまスーパーアリーナ】
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