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今週の良かった新曲感想【8/19~8/25】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。8/19~8/25リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『淡い記憶』/ pomme(ぽむ)

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:MIMI
◆デジタル配信:https://linkco.re/uNGHEMhB

 3rdシングル。REALITYの楽曲提供イベントにて入賞し制作され、新ビジュアルでのYouTube初配信と共にリリースされました。揺蕩う様にゆったりと心地好い、エモーショナルなピアノバラード。MIMIさんらしい涙を誘う儚げなメロディが沁み渡りますね。音数が増えるサビでグッとくるし、2番ではドラムも付いて温度感が少し変わるのも良き。またバラードを歌って欲しいと思う位には、響きが美しい、優しくて柔らかい歌声もステキでした。


#2『小心旅行』/ 大神ミオ

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:澤田 空海理
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/J1vpZh

 ニューシングル。誕生日を記念してリリースされ、生誕祭ライブでも披露されました。旅行をテーマに制作されたバラードナンバー。ジャズテイストなオシャレ要素がありつつ、優しくて温もりのある日常感もあるバランスが良いですね。穏やかな高揚感と少し切なげなメロディ、傷ついた心が癒されていく気持ちの変化を確かに感じられる展開も素晴らしい。歌詞も親しみやすく、ハッとさせられるはず。ミオしゃの歌声はいつ聴いても包み込まれる安心感があると云うか、心の隙間を埋めてくれる魅力があります。


#3『チューイン・ディスコ』/ 花譜×ツミキ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:ツミキ
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/ChewingDisco

 「組曲2」第3弾として「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」以来のツミキとのコラボ曲。どこかレトロ感もあるディスコチューンで踊らずにはいられない1曲になってますね。乱高下メロディと韻踏みまくりの歌詞から来る中毒性も流石と云った感じ。ノリノリ花譜ちゃんの可愛いらしさも充満してるし、1:25~の読経パートからのお祭りドロップが好きですね。


#4『TEAM UP!』/ 葵わさび

◆所属:個人勢(株式会社ユピテルプラス広報社員兼、静岡県ご当地V)
◆作詞・作曲:葵わさび、編曲:Jam9
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。作詞作曲だけでなく、MVまで彼女が手掛けていて凄いですね。心も足取りも軽くなるエネルギーが詰まった応援ソングに仕上がっており、サビは少しエモーショナルでもあるのが最高。バックコーラスの"応援団"感が良い味出してるなと。優しく声を掛けてくれる様な言葉が溢れた歌詞と、芯のしっかりとした中性的な歌声も非常に魅力的で自然と笑顔になれました。出勤前にも退勤後にもピッタリなので聴いていきたい。


#5『Our Tales』/ Cliché

◆所属:StelLive(韓国発)
◆作詞:REQ、作編曲:sidestream
◆デジタル配信:https://lnk.to/Our_Tales

 3期生Clichéの初オリジナル楽曲。ファンタジックな雰囲気が漂いながら、可愛らしいくポップなサウンドも織り交ぜられている1曲。サビはしっかりと胸が高鳴るメロディが紡がれていて、明るい未来を想像させる初オリ曲らしさ全開なのが良いですね。英語詞部分である、”We will become a fairy tale"だけでもそれが伝わってきますし。4人とも歌声の輪郭が非常にハッキリしてる上に、清涼感ある余韻にも溢れているのが好き。


#6『Mirroring Mirage』/ 藍月なくる

◆所属:一二三(Hifumi,inc.)
◆作詞:織田あすか(Elements Garden)、作編曲:日高勇輝(Elements Garden)
◆デジタル配信:おそらく後日

 ニューシングルにして、今週末に開催される2ndライブ『鏡像崇拝』の表題曲。どこか陰鬱な雰囲気ながら、確かな美しさを放つゴシックメタルの波動を感じて好みドンピシャ。ストリングスやコーラス等は勿論、誘われ陶酔してしまいそうな耽美的なメロディが素晴らしいですね。なくるさんの妖しげで艶のある歌声も堪らん。ライブ当日はギターソロでメロイックサイン掲げてしまうかもしれません、楽しみです。


#7『heart bookmark』/ 水瀬いのり

◆所属レーベル:KING AMUSEMENT CREATIVE
◆デジタル配信:https://inoriminase.lnk.to/heartbookmark

 自身初となるオリジナルハーフアルバム。アーティスト活動10周年を来年に控えた今、ブックマーク=しおりを挟む事でこの先も物語が続いていったり、”お気に入り”が沢山詰まってたりするアルバムという想いが込められたタイトルとの事。新録5曲を加えた全7曲が収録。
 アニメタイアップもしたシングルであるTr.3とTr.4を除くと、全体的には非常に華やかでありながら、日常にも寄り添ってくれる優しさと親しみやすさを感じる1枚でしたね。曲調やアプローチは様々だけども、そこは一貫してたと云うか。表題曲「heart bookmark」は正にそれを象徴する1曲だと思います。Tr.2「フラーグム」は、愛を感じる歌詞と温もり溢れるメロディが魅力的で、Tr.5「ほしとね、」は、新鮮さもあった夜に聴きたいLo-Fiポップナンバーでした。Tr.6「グラデーション」では、アコギを軸に街の雑踏音や環境音も取り入れており、彼女の歌声も合わさって癒し成分の高い1曲。そして、お馴染み栁舘周平が手掛けたTr.7「燈籠光柱」はライブ映え必至の名曲で感動です。イントロから良すぎるし、溢れ出る祝祭の雰囲気と胸に迫るエモーショナルメロディがブッ刺さって未だに抜けません。今作を引っ提げてのライブツアーは9月から。自分も11月千秋楽参加するので楽しみです。
※こちらのインタビュー記事も良かったので、是非。


#8『秋うらら』/ 月詠み

◆所属:SPEEDSTAR RECORDS / Victor Entertainment
◆作詞・作曲:ユリイ・カノン、編曲:ユリイ・カノン, 廣澤優也
◆デジタル配信:https://jvcmusic.lnk.to/akiurara

 ニューシングル。本楽曲を含むミニアルバムも12月4日にリリースされる予定。カラッと澄んだ空気感と、徐々に情熱性を帯びていくメロディが魅力的な1曲。ギターソロまでの運びが特に好きですね。どこか寂しさも漂っているけれど、それも踏まえた生命力をラストの"生きたい"からも強く感じる事ができました。2人のハーモニーも綺麗すぎて耳が幸せです。


#9『夏が終わる』/ ナナツカゼ

◆所属:無所属
◆作詞・作曲:nakotanmaru、作編曲:PIKASONIC
◆デジタル配信:https://linkco.re/ht6s7vyd

 ニューシングル。夏の終わりに感じる切なさと共に、しっかりと未来への希望を抱かせてくれるエモーショナルメロディが最高でした。PIKASONICさんらしい幻想的爽やかシンセは勿論、ブラスサウンドの差し込まれるタイミングが完璧すぎますね…超気持ちいい。ストーリー調の歌詞もステキで楽曲の世界観により入りやすくなるモノだったと思います。儚げながら優しい歌声にも勇気づけられました。


#10『ワンダー』/ tayori

◆所属:無所属
◆作詞:raku、作曲:raku・tazuneru、編曲:raku
◆デジタル配信:https://linkco.re/4t031bvb

 ニューシングル。先週、私も参加した1st Live "春を待つ" 追加公演にて初披露されました。イントロから爽やかさ全開で、視界が明るく開ける解放感も素晴らしい…。"夏の日の眩しさ”そのものですね。何だって始められると思える様な力強さや高揚感を与えてくれるメロディと、倚水さんの情感溢れる歌声に心を打たれました。またライブで聴ける日が楽しみです。因みに、MIXを初めて外部の宮沢竣介さんにお願いしたらしく、音像が変わっているんですが、確かに今迄より広々とした印象は受けましたね。


#11『DMNS』/ Alleviate

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ
◆レーベル:Arising Empire
◆デジタル配信:https://arisingempire.com/dmns

 待望のデビューアルバム。Clean Vo. Timo(Our Mirage)、Shout Vo. Marius(Breakdown's at Tiffany's)、 Gt. Ramon(The Evolutionist)、Gt. Marc(We Are Perspectives)、 Dr. Yunus(Time, The Valuator)の豪華メンバーで2020年に結成。これまでもシングルを度々紹介してきており、新たに2曲を加えた全10曲を収録。
 ガチ名盤。シングルカットが軒並み良すぎたのでほぼ確だったんですが無事にね。昨今の新録少ない問題を吹き飛ばす良曲揃いで、最初と最後に完璧な新録曲を持ってきた処からも、只ならぬ熱量や覚悟を感じて痺れました。個々人のバンドで磨かれたセンスやスキルが融合する事で、王道を貫き通した厚みと、アプローチの幅広さを兼ね備えた1枚だったなと。技術力に裏打ちされた骨太で重厚なサウンドと、有り余るエネルギーから創り出されたアグレッシブなグルーヴ。ダークでメランコリックな雰囲気かと思えば、光が差し込む様なメロディアスパートで滲み出すエモーショナル成分…これがしっかりキャッチーなので心を掴んで離さないんですよね。シンセの量感や、サビ入り差分、裏メロの存在感、畳み掛けるタイミングなども緻密に練られている印象。ブレイクダウンも強烈かつ多彩でニューメタルコアやデスコアに傾倒する芸当を魅せてくれました。あとは何と言っても、極悪スクリームとメロウなクリーンによるコントラストの牽引力は凄まじい限りです。"人生での最悪の瞬間にこそ自身の強さを見出し、乗り越えよう"と、リリックに込められたメッセージもコ〇ナ禍に結成された彼ららしいモノだったと思います。ガチで全曲好きですが、強いて選ぶならTr.2「Trying to Survive」かな。皆んな掛け持ちのサイドプロジェクトとは云え、名刺代わりにして名盤を打ち出したからには、今後の活躍が非常に楽しみです。 


#12『Infinite Exile』/ The Archaic Epidemic

◆ジャンル:ブラッケンド・デスコア
◆国:アメリカ(北ヴァージニア州)
◆レーベル:Blood Blast Distribution
◆デジタル配信:https://bfan.link/infinite-exile

 2ndアルバム。昨年リリースした2nd EP『Carnivorous Diadem』のDelax版以来ですね。新録5曲を加えた全8曲を収録。
 音楽性の変化は無しですが、彼らの隅々まで陰鬱で混沌とした世界観と、独特の獰猛性が炸裂したボーカルワークに惹き付けられちゃいましたね。かなりボーカルが前に出たミックスで、幾重か重ねる事で鬼気迫る感じが演出されている曲も多数ありました。雄大な極厚サウンドに地鳴りの様なブラストビート、残忍なリフワーク、急転直下ブレイクダウン等は言わずもがな、ホラー映画を思わせるどろおどろしい展開も魅力的。Tr.6「Bed of Bones」とTr.7「Spawn of Decay」に関しては、プログレ要素が顔を覗かせてくれて気に入っています。シンフォニック要素はごく簡単な味付けとして使われている印象でしたが、新録Tr.5「Etarnal」は満遍なく聞こえかなり完成形に近い良曲だったなと。全体としての纏まりも良いので、もう少し聴きこみたい。


―――以上、8/19~8/25はアルバム2枚、EP1枚、シングル9枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

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