今週の良かった新曲感想【12/2~12/8】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。12/2~12/8リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Winter Sparkler』/ 明透
ニューシングル。オシャレなバーで流れていそうなムーディーな雰囲気のクリスマスラブソング。初の英詩メイン曲で、ロマンティックで温もりを感じるメロディが心地よく、優しく包み込む様な仕上がりが最高…。柔らかく囁き掛ける様な歌声に、どこか艶っぽさもあるのは彼女ならではの魅力ですね。12月22日(日)にはアコースティックライブ「Candle Light LIVE」の全編無料配信があるので是非。12月28日(土)開催の初ワンマンライブに向けても気持ちを高めていきたいですね。
#2『ジャンク』/ 氷夏至
2ndシングル。退廃的な世界に生きる者達の愛と苦悩を描いたと云う1曲。ジャズロックテイストを取り入れ、ダークだけども迫力と美しさを併せ持った仕上がり。スリリングに攻め立てるメロディから生まれる緊張感と、情熱的で凄みがありつつ可憐さを失わずに歌い切る姿に引き込まれますね。
#3『Own other side』/ Palette Project
11thシングル。煌びやかなストリングスと切なげで美しいピアノが調和した、優しく広がっていくエモーショナルナンバー。サビに向かって徐々に熱を帯びていくメロディからも、歌詞に込められた溢れる想いがダイレクトに伝わってきますね。掛け合いのある歌割りも印象的で、歌声が絡み合う度に深みが生まれるのもアイドルグループならでは。12月14日(土)には4thワンマンライブ『約束』も開催されますでの是非。
#4『トーチライト -torchlight-』/ 恋獄おとね
3rdオリジナル曲。活動2周年を記念してリリースされました。輝かしいストリングスに彩られた壮大なロックナンバー。広大な星空を彷彿とさせるスケール感と美しさが印象的。目の前を明るく照らすような光を感じるメロディからは力強く突き進むエネルギーも放っていて、歌詞と併せて聴く者の心を奮い立たせてくれる魅力があります。真っ直ぐ胸に迫る歌声もステキ。
#5『AMBIVALENT』/ 魔光リサ
2ndシングル。作家も1stから続投。11月1日の誕生日にリリースされており、遂にサブスクも解禁。どこかアラビアンテイストの怪しげな雰囲気が漂い、重厚感あふれるドープなサウンドが迫力ある1曲。メロディも自然と声を上げたくなるような燃え上がる高揚感があってライブ映え間違い無し。広い音域を活かした歌唱も相変わらず魅惑的です。彼女が所属するRe:AcTの全体ライブは12月27日に開催。この曲も聴けるはずなので楽しみです。
#6『革命どセンター』/ 熊乃ベアトリーチェ
3rdシングル。荘厳なシンフォニックな要素を加えたメロディック・スピードメタルナンバー。メロイックサイン必至の流麗で熱いリフは勿論、電波ソング由来の変だけどキャッチーな歌詞やカワイイボーカルとのギャップがやはり魅力的。ライブ生バンドだと迫力と共にその魅力も増しそうです。
#7『6倍!! Rock 'n' Roll!! フェスティバル!!』/ さんばか
デビュー6周年に向けた記念楽曲。12月6日の「さんばか 5th Anniversary LIVE」にて初披露されました(後述するライブレポも是非)。コーレス盛り沢山で楽しく騒げるドスレートロックナンバー。激しいロック魂に加え、夏フェスを彷彿とさせる一体感と爽快感も魅力的だなと。彼女達の歌声にエネルギーを貰いつつ、さんばかへの愛を思いっきり叫べるのが最高です。
#8『どうせ』/ 電音部
アキバエリアの日高零奈 (CV: 蔀 祐佳)が歌唱担当。イントロの優雅なストリングスで一気に引き込まれますね。陽が落ちる頃の穏やかな時間に聴きたくなる、どこかノスタルジックな空気を纏いつつも、ノリよく揺れるチルなメロディが心地良い。聴けば聴くほど、味わい深くなってきて良き。
#9『Love or Lie』/ Awairo
ニューシングル。今年7月の『梓川 2MAN LIVE w/ Awairo”2EZ”』で初披露された楽曲が遂にリリース。小気味よく動きのあるサウンドは、時に弾け、時に沈み込み、交錯具合が美しい。サビも非常にフロアライクでキャッチーなメロディに飛び跳ねずにはいられない。WaMiさんの歌声も本当に踊っている様にリズミカルでありながら、伸びやかで最高。因みに、梓川さんもコーラスでゲスト参加しています。またライブで聴きたいですね。
#10『神涜アナトミー』/ SheeSawHarm
4th EP。本作は8月30日に既に発売されており、待望のサブスクも解禁。前作に続き丸山漠(a crowd of rebellion)がミックス・エンジニアを担当。先行リリースされた「フィニス」「白夜」を含む全4曲を収録。
僅か4曲ですが、満足感はそれ以上の良盤。先日のNorthlane来日公演のゲストアクトとして初めてライブを観る事ができたんですが、それ以来改めてハマってしまいました。モノローグ的な立ち位置であるTr.1「下天 / 外典」から既に滲み出るどこか不気味さもある暗い世界観。緊張感も高まった処で、Tr.2「フィニス」では荘厳なオーケストレーションに彩られながら、悲劇的な展開を通して義憤を表現。Tr.3「白夜」は、切なげなピアノの音色を添え歌にフォーカスした哀愁漂うミドルバラード。Tr.4「白痴夢」は、美しい浮遊感のあるサビから、デスコアに接近する勢いで牙を剝き出しにしたブレイクダウンまで、目まぐるしい展開が魅力的。ボーカルスキルも圧巻で、トンネルのような低域からミドル、高域はホイッスルまで、幅広いスクリームを器用に響かせてます。楽曲が描く物語の繋がりも美しく、詩的な歌詞に行き場のない感情を閉じ込める独創的なセンスを始めとして、売れ線とは全くかけ離れた類だけども、日本ならではの音楽性が光る作品だと思います。
#嘗て活動していた「午前四時、朝焼けにツキ」「眩暈siren」辺りが好きだった人には是非オススメしたい(私も両バンドが好きだったので)。
#11『Seal My Soul』/ Stain The Canvas
ニューシングル。Gt. Lorenzoが、うつ病の果てに命を絶った友人の立場に立って、敬意を表し、この種の病と戦っている全ての人に捧げる為に書いたと云う1曲。自分を見失う感覚や、世界から取り残された様な閉塞感、そしてその苦しみを、トラップやR&Bテイストを取り入れた独自のメタルコアで描き出していますね。Vo. Bryanの表現力もまた一段と進化した様な気がします。クリーンのダウナー系の色気から来る深みが美しい。
―――以上、12/2~12/8はEP1枚、シングル10枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
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