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新曲で彩る一週間【1/6~1/12】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。1/6~1/12リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『煦日 Apricity』/ 澪Rei
◆所属:子午計畫Meridian Project(台湾発)
◆作詞・作曲:澪Rei、編曲:維尼-Narsil
◆デジタル配信:無し
新しいオリジナル楽曲。光が煌めく様な情景が浮かび上がる美しいバラードナンバー。子守唄にも通ずる優しさが漂い、そっと包み込まれる感覚がありますね。サウンドが増えていく丁寧な盛り上がりも魅せ、後半では感動にも誘われるし、特にラスサビではバックコーラスも加わって壮大に。心の奥深くまでに響いてくる味わいが良いですね。
#2『Incomparable』/ にじゅな
◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:山下僚海様
◆デジタル配信:無し
記念すべき初のオリジナル楽曲。和の音色が多彩に織り込まれた、EDMとロックを融合させた様なアッパーチューン。色っぽくクールな歌声でメロディを乗りこなしつつ、時折鋭く切り込んでくる様な歌唱が魅力的。コーラスの山下さんとのハモリも綺麗で、曲全体に立体感が出てて良いですね。2025年3月7日を以て無期限活動休止のお知らせがありましたが、音楽はこれからも続けるみたいなので、またどこかで逢えたらなと。
#3『アワセカガミ』/ 美古途
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:木下龍平
◆デジタル配信:https://mikoto.lnk.to/Mirror-Mirror
2ndシングル。"ありのままを見つめる不安な心の在り方"を描いたと云う1曲。オシャレなサウンドに溢れていながらも、不安げな様子が妖しくメルヘンチックな雰囲気からも感じられますね。かなり変則的な展開で、ワルツっぽい三拍子も気付いたら癖になる。息成分の多い透き通った歌声が、美しく踊るように響いているのも楽曲の雰囲気に深みを増してます。
#4『SWIPE!』/ 春猿火
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:ASOBOiSM、作編曲:Yuzuru Kusugo
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/SWIPE
ニューシングル。2月19日にリリースされる1stミニアルバム『RULE THE WORLD』から先行リリース。爽快なビートにカラフルなサウンドが彩られたポップパンクナンバー。ストレートで挑発的な歌詞から、開放感に満ちたサビは一気にハイな気分になりますね。表情豊かに歌い上げる春ねえのボーカルワークも魅力的で、ライブでの盛り上がる事も間違い無し。
#5『KMNCULTURE』/ KMNZ
◆所属:RK Music
◆デジタル配信:https://linkco.re/QxVnYFHp
4thアルバム。2024年5月に新たにTINAとNEROを迎えた新体制では初となるアルバム。これまでリリースした3曲入りシングル『REVERSE』と『NOISY NIGHT』に新録曲を加えた、全9曲を収録。
名盤!新体制でも唯一無二の魅力を放つユニットとして進化を遂げた事に改めて感動しかないですね。シティポップやヒップホップ等のストリート文化、ボカロやアニソンを育んだインターネット文化、その境界を跨ぎながらオシャレに昇華した音楽性は健在。それがあっての今のKMNZだと改めて誇示したのは、新体制初シングル「VERSE」でしたね。デビューシングル「VR」と同じSnail's Houseが手掛けており、彼女達の核を感じさせました。新しい最大の魅力は、新加入メンバーTINAとNEROの歌唱力でしょう。キュートで耳馴染みが良いTINA、ソウルフルで独特なオーラを持つNERO。この2人の個性がLITAのクールでグルーヴィーなボーカルを更に引き立てていて。一人ひとりの表現力が幅広いだけでなく、それぞれの声が絡み合う事で無限大の奥行きと一体感が生まれています。ラップの個人技だけでなく、ハーモニーが際立つクリーンパートでの爽やかさや心地よさ、パワフルさは新体制で好きなポイントですね。どの楽曲も特徴的で気に入っていますが、最強ライブアンセムは「META FICTION」でしょう。いよいよ今週1月15日に迫った3rdワンマンはSOLD OUT!! 全力で楽しんできます。
#6『ブレイブリーダンス』/ 雪花ラミィ×アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
◆所属:雪花ラミィ⇒ホロライブ、ぺぺち⇒ソニーミュージック
◆作詞・作編曲:キノシタ
◆デジタル配信:https://lamyxpeperoncino.lnk.to/BravelyDance
まさかのコラボレーションソング。TVアニメ『外れスキル《木の実マスター》 ~スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようになった件について~』OPテーマとして起用されています。小気味よいギターリフと散りばめられたキラキラエッセンスが印象的なポップロックナンバー。アニソンらしい口ずさみたくなるキャッチーなメロディもしっかり搭載して、明るく心躍る仕上がりになってますね。2人の清らかな歌声によって楽曲が一層華やかになっている感じも良き。
#7『Albus』/ 凪原涼菜
◆所属:超銀河レコード(RIOT MUSICより分社)
◆作詞:真崎エリカ、作編曲:水野谷 怜 (Arte Refact)
◆デジタル配信:後日
ニューシングル。12月31日に開催されたBIRTHDAY LIVE 2024 「飛雪千里」にて初披露され、私も現地で圧倒された想い出。激しく吹き荒れる吹雪を彷彿とさせる迫力と美しさを兼ね備えたシンフォニックメタルナンバー。ブレイクやギターソロも勿論搭載されており、奏でられる勇壮な泣きメロが祈りへと昇華されていく展開が素晴らしい。涼菜様のハイトーンで響く上品かつ神秘的な歌声もシャウトに迫るカッコよさがありました。
#8『Cattleya』/ 叶多
◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:chikuchi
◆デジタル配信:無し
記念すべき初のオリジナル楽曲。美しいピアノの旋律で幕を開ける、エモーショナルなロックバラード。漂う切なさから、どこか輝きをも感じさせる仕上がりが印象的です。サビでは力強さを魅せるドラマティックな展開にも心を揺さぶられます。上品な美人声の持ち主で、音域も広く抑揚も丁寧で。自然と身体に入り込んでくる様な歌声が魅力的でした。
#9『Countach』/ 轟はじめ
◆所属:ホロライブ
◆作詞:浦島健太、作編曲:山元祐介
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/4Wu0DG
ニューシングル。1月11日の"はじめの日"を記念してリリースされました。どこかアラビアンテイストも漂うダンスチューンで、重低音のビートが心地よく身体を揺らしてきますね。特にサビはよりグルーヴィーな仕上がりで、テンションが一気に上がる。普段はキュートな声で配信してるんですが、クールな歌声に様変わりする圧倒的ギャップの魅力たるや。得意のダンスを惜しみなく披露したMVも必見です(すぐ100万再生いきそう)。
#10『スファレライト (Sphalerite)』/ 深海璃零
◆所属:KT Entertainment(深海璃零はオーストラリア在住)
◆作詞:ひつき・芥田レンリ
作曲:芥田レンリ・深海璃零・ひつき、編曲: 真白あまね
◆デジタル配信:coming soon…
ニューシングル。これまで音楽活動メインでしたが、先日1月5日に初配信を行いVTuberとして本格デビュー。緊張感を漂わせ、想像力を駆り立ててくる洗脳的なサウンドに酔いしれたら最後、世界観に放り込まれる1曲。脳内に直接語り掛けてくるポエトリーリーディングも特徴的(イヤホン必須)。パワフルで切れ味の鋭い歌唱も楽曲のドラマティックさを一層際立たせていますね。今後の飛躍を期待させる、完成度高いオリジナル楽曲でした。
#11『アークナイツ 5周年記念楽曲集』
◆所属:Yostar
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00171475
本格戦略タワーディフェンススマホRPG『アークナイツ』の1月11、12日に開催された5th Anniversary Fes.「With You」にて公開されたキャラクターソング集EP。テキーラ(CV:島﨑信長 )、エイヤフィヤトラ(CV: 種田梨沙)、パゼオンカ(CV: 安済知佳)、W(CV: 竹達彩奈)が参加した5曲を収録しているんですが、作詞・作編曲:安島龍人によるTr.4「Just got emo!」をご紹介。
我らがギターヒーロー安島龍人による最高メタルコアナンバー!フェスの時も大型スクリーンで一際存在感を放っていましたね。Wのキメ台詞でもある「3、2、1、バァン!」からのブレイクダウン⇒ギターソロも気持ち良すぎですわ。竹達さんの魅惑的な歌声もヘヴィなサウンドとピッタリ。
#12『アステラリウム』/ *Luna
◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://big-up.style/uEpB8UEkbJ
ニューアルバム。活動初期の楽曲のリメイクに、新曲「アステラリウム」や昨年9月に公開された「夏が僕らを呼ぶのなら」も含む全7曲を収録。ボーカルには歌い手、"しほ"と"わかばやし"を迎えております。
表題曲Tr.1「アステラリウム」は、満天の星空の煌めきを思わせる、優しいメロディが印象的な1曲。徐々に高揚感が湧き、季節の始まりの何も出来そうな感覚、延いては期待感や力強さも感じさせてくれます。他の楽曲も、EDMの派手さやノリを取り入れたロックナンバー、テンションが一気に上がるKawaii future bass、優しく包み込まれるバラードまで、幅広いジャンルが揃っています。しほさんの柔らかで軽やかな歌声も、わかばやしさんの力強く伸びる歌声も、どちらも魅力的で、それぞれ楽曲を色鮮やかに彩ってくれました。特にTr.3「フェアリーテイル」とTr.6「Wander」がお気に入り。そして、アルバムを締め括るTr.7「夏が僕らを呼ぶのなら」は、*Lunaさんの沢山ある楽曲の中でも3本指に入る位には好きになりました。夏の眩しさも切なさも、高揚感も焦燥感も全部閉じ込めたガチ名曲で、聴く度に大切なモノを呼び起こしてくれますね。1月11日のワンマンライブも最高でした!
#13『Snowlover』/ Unprocessed
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ
◆レーベル:自主
ニューシングル。幻想的でムーディーな光景を浮かび上がらせる1曲。相変わらず独特で奇妙だけど美しいとも感じさせるサウンド、変態的フレーズに吸い込まれていく感覚がありますね。サウンドとは対照的な艶っぽく伸びやかな歌声も本当に魅惑的。来日公演が着実に近づいている~。
#14『Overdose』/ Memphis May Fire
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(テキサス州ダラス)
◆レーベル:Rise Records
ニューシングル。3月28日にリリースされる8thアルバム『Shapeshifter』からシングルカット。BlindsideのVo. Christian Lindskogをフィーチャリングゲストに迎えており、サビはよりメロディアスでキャッチーな仕上がりになってますね。最近の彼等はスマートかつスタイリッシュに凝縮した展開へと舵を切ったなと、確信した1曲でもありました。メロディゴリ押し!
#15『New Low』/ Sail's End
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア、ニューメタルコア
◆国:アメリカ(ミシガン州)
◆レーベル:自主
ニューシングル。スペーシーなサウンドに彩られながら、地割れを起こす勢いのブレイクダウンで埋め尽くされた1曲。モッシュ不可避すぎてヤバス。デスコアに傾倒する破壊的要素だけでなく、ドラムとかプログレフレーズも多いのがやっぱり好きなのよ。年内にアルバム来るか…。
#16『LOVE // LOST』/ Feed The Addiction
◆ジャンル:ポストハードコア、メタルコア
◆国:アメリカ(ニュージャージー州マルボロ)
◆レーベル:自主
2nd EP。昨年12月にVo. Lucasが脱退し、これまでGt/Voを担当していたRyanがリードボーカルとして返り咲き(活動初期以来)、新体制では初となるEP。先日リリースした「Time Traveler」を含む全7曲を収録。レコーディング、ミックス、マスタリングはIf I Were YouのDr/Vo. Randyが担当。
良盤以上、名盤候補。ライブ開始のSEを彷彿とさせる表題曲Tr.1「Love // LOST」から、浮遊感が魅力的なTr.7「Time Traveler」まで捨て曲無し。ピアノやストリングスに彩られた美しく奥行きあるサウンドスケープは健在ながら、新体制では哀愁漂うメロディがグッと際立ちました。もう1人のGt. Zack Spadacciniも歌い、Wクリーンボーカル体制になった恩恵も感じられます。暗く重量感のあるリフや輪郭を引き締めるタイトなリズム隊に加えて、要所要所に忍ばせた細かいフレージングにもフックがあるなと。異国情緒溢れるTr.2「Artificial」、ラップの様にまくし立てるボーカルワークが印象的なTr.3「Black Cloud」、サビ裏でのピロピロギターがツボなTr.4「Fading Light」、感傷的なアンビエント要素が心地良いTr.5「The Weight I Bear」など、各曲の個性も際立ってます。特にIf I Were You直系すぎるバイブスと展開が堪らないTr.6「Echoes」は、ギターソロにも痺れました。
以上、1/6~1/12はアルバム2枚、EP2枚、シングル12枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
#ライブレポート
【1/11 小倉唯 Yui's*company. 社員総会2025 〜あけおめ Rock you ☆ The time has come〜 昼公演@昭和女子大学 人見記念講堂】
【1/11 *Luna’s One-Man Live「夏のプラネタリウム」@SUPERNOVA KAWASAKI】
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