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新曲で彩る一週間【2/3~2/9】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2/3~2/9リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Arc goes oN』/ にじさんじ

◆所属:にじさんじ
◆作詞:烏屋茶房、作編曲:篠崎あやと
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/arcgoeson

 にじさんじ7周年プロジェクト記念楽曲。2月26日のCDリリースに先駆けて配信開始。光を感じる爽やかなサウンドに包まれながら、輝かしい想い出を振り返りつつも、新たな幕が開くような高揚感に満ちた1曲。未来への期待をくすぐってくるメロディが心地よく、前向きな気持ちを引き出してくれますね。ボーカルが重なる全体曲ならではの壮大な一体感もやはり最高…。


#2『ガラスのパズル』/ 硝子宮 × 美古途

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:ボンジュール鈴木、編曲:鈴木Daichi秀行
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/Glass-Puzzles

 初のデュエットシングル。ガラス細工の様に繊細で透明感溢れるサウンドが印象的な1曲。ポエトリーリーディングを交えながら紡がれるメロディは儚く、まるで綿に触れる位のソフトタッチすぎる歌声も圧倒的な浮遊感を生み出していますね。優しく包み込むような響きはヒーリングミュージックそのもので、心を浄化し、穏やかな余韻を残してくれました。


#3『Death Designer』/ Empty old City

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:Neuron
◆デジタル配信:https://anarchic-record.lnk.to/DeathDesigner

 15thシングル。3月12日にリリースが決定した1stフルアルバム『Blood in the Void』にも収録されます。どこか怪しげで妖艶な世界観へと誘われる1曲。古めかしい伝統美を感じさせる和風のメロディをアレンジしつつ、モダンなジャズテイストのサウンドで見事に昇華していますね。中毒性の高いサビも一度聴いたら忘れられず、雰囲気を巧みに醸し出すコーラス隊や魅惑的な歌唱が、その世界観をさらに引き立てている圧巻の出来。


#4『むすんでひらいて』/ 幸祜ここ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:TKT(AliA)、作編曲:EREN(AliA)
◆デジタル配信:https://lnk.to/MusundeHiraite

 ニューシングル。約8ヶ月の休止を経て活動再開後初のリリース。休止中の悔しさから湧き出てきた感情を胸に、"ここから始めるんだ"と想いが込められたエモーショナルロックナンバーに仕上がった1曲。晴れ晴れしい壮麗なサウンドは彼女を祝福する様でありつつ、切ない香りを漂わせています。心を揺さぶるメロディを更に際立たせる力強く伸びやかな歌声が放つ圧倒的存在感。そして手紙にも似た歌詞がダイレクトに胸を打ち、本気で泣かせに来ている…ライブで泣く自信しかない。溢れ出す感情が丁寧かつナチュラルに言葉へと乗っていく歌声が本当に好き。改めて、お帰りなさい!また配信やライブで逢えるの楽しみにしています。


#5『徒花のアリア』/ みそらみみ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:しいか
◆デジタル配信:無し

 3rdシングル。1月21日に迎えた誕生日を記念してリリース。荘厳な雰囲気を生み出していくシンセが彩る疾走感溢れるロックナンバー。隅々まで神秘的な美しさが行き渡っており、幻想的な世界観を作り上げていますね。サビで更にギアを上げ加速する展開、こんなん全員好きでしょう。気持ちよさの権化。ここで切れ味抜群の感情を絞り出す様な歌い方もステキです。


#6『夢追いの蝶』/ 千代浦蝶美ちようらちよみ

◆所属:あおぎり高校
◆作詞・作曲:千代浦蝶美、編曲:窪田想士
◆デジタル配信:無し

 初の作詞作曲に挑戦したニューシングル。童話やファンタジーの世界に迷い込んだかのような幻想的な1曲。飾らない等身大のメッセージが光るメロディで、穏やかに優しく盛り上がる進行が温かな余韻を残してくれますね。包み込む様なストリングスの響きも良き。透き通る様なファルセットが際立つ歌声で、しっとりと歌い上げる姿も想像できる程です。6月29日にはソロライブ開催も決定したので是非。


#7『宛てのない交信』/ 繭糸まゆい

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:雨曇
◆デジタル配信:https://big-up.style/SpwfZBNmU5

 AWA楽曲提供イベント「歌で、運命を切りひらけ。Vol.12」にて、雨曇賞を受賞し制作された楽曲。バラード風の静かな幕開けから、徐々に音数も増やしロックな盛り上がりを魅せる1曲。生活音を取り入れた素朴で温かみのあるサウンドが心地よく、癖になるリズム感と共に、どこかノスタルジックなメロディがじわじわと心に沁みてきますね。パッと光を灯す様な明るく芯のある歌声も楽曲の持つ表情を豊かにしてくれています。


#8『Bluegreige』/ 神月都こうづきみや

◆所属:個人勢
◆作詞:神月都、作編曲:曇音ルカ
◆デジタル配信:無し

 記念すべき初のオリジナル楽曲。幻想的に広がるサウンドスケープの中、ピアノの旋律が美しく響く1曲。例え虚空で独りになろうとも歌を届け続ける、そんな決意的な熱を次第に帯びていく切なげなメロディに心の奥深くを揺さぶられますね。揺蕩うような繊細なリズム感で、どこか神秘的でありながらも柔軟な歌声がステキです。


#9『Shiniest Key』/ 凛堂たいむ

◆所属:アイカツアカデミー!(バンダイ)
◆作詞:稲葉エミ、作編曲:高尾奏之介
◆デジタル配信:後日

 初のソロ曲。キラキラとしたエッセンスが散りばめられた、大人カワイイサウンドが魅力的な1曲。"一歩踏み出せるように" 、と云うメッセージを感じられる歌詞、リズミカルで力強さを秘めたメロディに背中を押されます。そんなメロディをしなやかなに乗りこなすグルーヴ感溢れる歌唱も印象的で、軽やかさの中に芯のある表現がとても好き。


#10『Aimai』/ 9Lana(クラナ)

◆所属:ソニーミュージック
◆作詞・作曲:Tana.H、編曲:Takahito Yamamoto
◆デジタル配信:https://9lana.lnk.to/AimaiTA

 ニューシングル。煌びやかでメルヘンチックな雰囲気で贈る、エレクトロポップナンバー。スピード感に緩急を付けながら、階段を駆ける様なピアノの旋律が美しい…。爽やかなメロディが時に切なさも引き連れて広がっていく展開も良いですね。ポップな仕上がりとは裏腹に、共感を呼ぶ葛藤を描き出した歌詞で、それを繊細で優しく心に触れてくる歌唱で表現。反芻する様に訴え掛ける歌い方にも思わずハッとさせられる感動がありました。


#11『SToRY』/ Leo/need

◆所属:SEGA・Colorful Palette
◆作詞・作曲:DECO*27、編曲:
◆デジタル配信:https://nodee.net/a/hybbunhyu5cy

 『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』書き下ろし楽曲。鼓動を加速させるクソデカ音像のリードギターを筆頭に、各楽器の存在感を際立たせる事に徹したサウンドメイクが素晴らしい。フロアの熱量を高めるクラップ、グルーヴ感を生み出すラップ、そして煌びやかに疾走感を纏っていくサビ、展開も魅力ばかり。こんなにもカッコいいのに、寄り添ってくれる優しさを持ち合わせているから惚れるんです。


#12『Shokuzai』/ Mirabi Frame

◆ジャンル:ポストハードコア
◆国:ロシア、日本
◆レーベル:自主

 Valiant HeartsのGt. Igor Serokvashaによるプロジェクトのニューシングル。前シングルからまたボーカルが変わり、日本より葛城ユイ(ex-Squall Of Scream)を迎えております。EP『Mirage』で魅せてくれたセカイ系エモーショナルの片鱗が再び息を吹き返した様にも感じられた1曲。神秘的なサウンドに包まれながら、胸が締め付けられる様な儚く叙情的なメロディが展開され続けます。ユイさんの瑞々しく感情に訴えかける歌声も世界観と相性ピッタリで素晴らしいです。ジャケットのお人形さん可愛い。


#13『DETHMASK 3』/ Darko US

◆ジャンル:プログレッシヴ・デスコア、ニューメタルコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:自主

 ニューEP。『Dethmask』シリーズ3作目で、シングル「BLOOD HOST」を含む全8曲を収録。昨年リリースされた3rdアルバム『Starfire』から僅か8ヶ月というスパン。彼等にとっては通常運転なのでしょうが、余りにも早い制作スピードに驚かされます。
 正直な処『Starfire』が名盤すぎて感覚が麻痺してる説もありますが、ちょっと刺激不足に感じられました。でも間違い無く新しい体験をもたらしてくれた1枚でもありました。Tr.1はDarkoの登場を待ち侘びる聴衆の声とカーテンコールが響き、前作の延長線上にある独自の小宇宙へと誘われていく導入。Tr.2「MALLET PULSE」はサイケデリックで不気味なサウンドが散りばめられ、ブルータルに気持ち悪く(褒め言葉)、一種のトランス状態に引きこまれる余韻を残します。Tr.3「THE CHAIN HAND」はそのトランス状態を加速させるアンビエント要素の比重が強めで、特にお気に入り。目を閉じて聴くと、まるで何かに取り憑かれたかの様に身体が軽くなる錯覚に陥る。Slay Squad 111のKeilokeiと、Trash Can Murder RideのCaleb Douthettをフィーチャリングゲストに呼んだTr.5「HAVE YOU EVER」は、戦場の様な空間で銃撃音が飛び交う中、ボーカル陣によるグロッキーで殺傷能力高めなデスコアを展開。Tr.6「SUPLA」は日本語のサンプリングボイスも飛び出し、再び精神を刺激する奇妙な小宇宙へと没入。Vo. Tom Barberの多彩なスクリームが更なる狂気性を漂わせていますね。ラストTr.8「GRIM REAPER AND A UZI」はゲストボーカルLayziがメインを務め、この作品世界の幕引きを飾るかの様に穏やかで美しい楽曲が広がっていました。激動の旅を締め括るに相応しい1曲だったと思います。通し聴き必須。


#14『Death Shall Have No Dominion』/ Imminence

◆ジャンル:メタルコア、デスコア
◆国:スウェーデン(トレレボリ)
◆レーベル:自主

 ニューシングル。昨年4月にリリースされたアルバム『The Black』は彼等史上最もダークでヘヴィな作品でしたが、更に深淵へと沈み込んだ1曲。身の毛もよだつような尋常ではない緊張感と温度感が漂い、クリーンパートは一切なく、デスコアに化けたダークさとブルータリティを孕んだドラマティックな展開が新鮮。ラストは破壊的なブレイクダウンで終焉を迎えます。キャリアを重ねここまで変化するとはね…今後も期待しかない。


 以上、2/3~2/9はEP1枚、シングル13枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【2/7 トゲナシトゲアリ 5th ONE-MAN LIVE 鳴動の刻@パシフィコ横浜 国立大ホール】

※記事が完成次第、更新します

【2/9 Earthists. ”FUTURE-PAST TOUR 2025” 東京公演@渋谷CYCLONE】

※記事が完成次第、更新します

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