僕の退職金が、叔母の会社を救う!?

広告会社を早期退職し独立した、コミュニケーションのストラテジスト。会社員時代にない自由な働き方を堪能する中、叔母の会社の事業承継問題の相談を受け、橋渡し役を引き受けた。が、それ以上の大変な状況を目の当たりに。見るに見かね、退職金をはたいて会社再生に乗り出すことに。さぁ、どうなる?

僕の退職金が、叔母の会社を救う!?

広告会社を早期退職し独立した、コミュニケーションのストラテジスト。会社員時代にない自由な働き方を堪能する中、叔母の会社の事業承継問題の相談を受け、橋渡し役を引き受けた。が、それ以上の大変な状況を目の当たりに。見るに見かね、退職金をはたいて会社再生に乗り出すことに。さぁ、どうなる?

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その4:橋渡し役から、事業再生の当事者へ

叔母の会社の事業承継問題、 友人に引き継いでもらうことになり、 僕の橋渡し役としての役割は成功、そう思ってました。 その会社が抱えていた有利子負債は、 叔母の所有地を売却でチャラになるはずでしたし。 しかし、 コロナによる土地の価格低下という想定外の事態。 しかも、調べてみたら驚くほどあった隠れ負債。 この局面で、どうやって負債を返済できるか、 いろいろ考えました。 最初に考えた対策が、リバースモーゲージ。 自宅を担保に資金を入手し、 家賃を払い続けて自宅に住み続ける方法

    • その3:どうなる?承継のための負債返済

      叔母のサプリの会社は、数年前から事業承継先を探し、 その間、事業組織を少しずつ畳んでいきました。 最盛期で50名ほどいた社員は、 僕が相談を受け始めた頃には 事務の2名だけになっており、 残るは社長の叔母と、社外取締役だけ。 事務のお二人も、僕が積極的に絡む頃には、 すでに退職されていました。 つまり、もう叔母一人だけという環境です。 辞められた社員の持ち株は全て買い取り、 退職金もしっかり用意していました。 社員数縮小にともない、 あらたなる顧客獲得の営業活動は停止し、

      • その2:事業承継先を探していたサプリの会社

        今回は、僕が期せずして再生に足を踏み込むことになった企業のこと、 そしてその企業が検討していた事業承継について 書いてみようと思います。 その会社は、今年73歳になる僕の叔母が代表を務めています。 厳密には、僕の母の又従姉妹にあたります。 扱う商品は、サプリメント。 表面的にはどこでも手に入るような成分のサプリですが、 この会社の歴史は長く、 ビタミンEの普及に先鞭をつけたパイオニア的な存在で、 高島屋にも商品を卸していました。 販売は、そうした流通業への卸と、 ネットを介

        • その1:広告マンが、畑違いの中小企業再生?

          はじめまして。 僕は、長年勤めていた広告会社を早期退職でやめ、 独立して3年のクリエイティブ・ストラテジストです。 それって、何かというと、 広告をはじめとした 様々なコミュニケーションの戦略立案や、 コンサルテーション、 コミュニケーション設計のディレクションなど、 目に見えるコミュニケーションアウトプット、 その背景に存在する黒子的なお仕事です。 このブログでは、そんな僕の本業の話ではなく、 中小企業(規模的には零細企業)の立て直しに 期せずして深く関与することになった