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コトルにて~【あとで買おう】の【あと】はない

モンテネグロという国をご存知だろうか。旧ユーゴスラビアを構成していた6つの国の1つで、アドリア海に面した美しい国である。

東地中海航路のクルーズでは、このモンテネグロのコトルかクロアチアのドブロブニクのどちらかの港町に寄港する。私が初めて参加した東地中海クルーズは、ドブロブニクではなくコトル寄港だった。コトルなんて聞いたこともない街。どこそれ?って感じで、全く期待せずに下船した。

なんと小さい街なんだろう。街並みはベニスに似ているかな。猫がたくさんいて、しばし戯れる。

古い石畳を歩いていたら、おみやげ物屋を発見。そこの軒先に、面白い布製のバッグを見つけた。

思わず写真を撮った。Googleなんて必要ないよ、妻がなんでも知ってるからね との文字が印刷されている。これは買いだ!と思ったけれど、別にコトルで買う必要はないかな?ベニスに戻ったら買えるだろうと思い、まだお金が残っているのに結局買わなかった。

この後、激しく後悔した。なぜならコトルを出港したあと、ついにこのバッグを見ることがなかったからだ。

欲しいものがあって、買えるお金が手元にあるなら(またはクレジットカードが使えるなら)買った方がよい。いや、買うべきだ。だってあとで同じものが見つかるとは限らないからね。

もう4年も前のことなのに、忘れらない。こうして時々、写真を眺めては次は絶対に買う!!と決意を新たにしている。

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