レッツ議事録トレーニング!②~鬼滅の刃のパワハラ会議に潜入~
こんにちは、Crown Catインターンの清水です!
議事録の実践トレーニングということで前回、こちらの記事で鬼滅の刃の柱合会議に出席し議事録を取らせていただきました。とてもとても生産的な会議でしたね!
しかし、つい先日、私は鬼滅の刃で一番有名な「会議」が他にあることを思い出したのです…
そう、あの「パワハラ会議」!
世界でもっともハラスメントな会議として一世を風靡した(?)アレです。
議事録で世界を目指すには、ここを避けて通るわけにはいかない!笑
今回はあの「パワハラ会議」に潜入し議事録を取ってまいります。
(以降、パワハラ会議の場面を描写していきます。ネタバレが気になる方はマンガを見てから読んでいただければと思います。)
会議の基本情報
恐怖で膝の震えは止まりませんが、僕は基本はおろそかにしません。基本情報を会議前にまとめておきましょう。
【プロジェクト名】
下弦の鬼会議(通称パワハラ会議)
【参加者】
鬼舞辻無惨、壱・魘夢(えんむ)、弐・轆轤(ろくろ)、参・病葉(わくらば)、肆・零余子(むかご)、陸・釜鵺(かまぬえ)
※下弦の鬼は数字のみ表記
【日時】
19××年××月××日
【アジェンダ】
今後の下弦の鬼の運営方針と処遇
今回調べて知ったのですが、下弦の鬼にも一応名前があったのですね…
あまりに登場時間が短いので全く知りませんでした。すみません。
平伏せよ
一堂に会した下弦の鬼たち、こんなことは異例のようで戸惑っている場面から始まります。
しかし、ここであのお方の一言で会議はスタートします。
無惨様、開口一番あまりに物騒…しかしどうやらこの方の言うことは全て決定事項のようですね。議事録には決定事項は必ず記しマーキングせねばなりません。発言のニュアンスもくみ取ると主旨はこんな感じでしょうか。
○今後の下弦の鬼の運営方針と処遇
・自分に対しては常時平伏せよ。(鬼舞辻) 決定事項
なんともパワフルな決定事項。
そのあとのやりとりも理不尽の極みです…
下弦の鬼、本当は人間を食う悪役なのですがこの場面だけは同情の念に堪えませんね。謝ることすら許されないのか…
ていうか、なんで無惨様は通常時とは違う姿でフェイントかけてるんでしょうか。ボケなのでしょうか?(#んなわけない)
通常の会議でもしこのやりとりがあったとしても(ないことを祈りますが…)アジェンダとは関係ないので書かないところですが、「無惨様の前で勝手に喋ってはいけない」というのはぜひ全ての鬼に周知しておきたいところです。このように、後から議事録を見る人(鬼?)のことを考えて書くこと・書かないことを柔軟に区別できるようにしておきましょう。
○今後の下弦の鬼の運営方針と処遇
・自分に対しては常時平伏せよ。(鬼舞辻) 決定事項
・姿、気配ともにいつもと異なっていたため気づかなかった。
申し訳ない。(零余子)
・勝手に喋らず、自分の質問にのみ答えよ。(鬼舞辻) 決定事項
無惨様からの共有
その後、無惨様から共有事項が話されます。
そう、下弦の伍・累が殺害されたという共有事項ですね。
と同時に、無惨様の鬼のような激詰め(実際鬼ですが)が始まります…
○今後の下弦の鬼の運営方針と処遇
・自分に対しては常時平伏せよ。(鬼舞辻) 決定事項
・姿、気配ともにいつもと異なっていたため気づかなかった。
申し訳ない。(零余子)
・勝手に喋らず、自分の質問にのみ答えよ。(鬼舞辻) 決定事項
・下弦の伍・累が殺害された。
下弦の鬼は何故に弱いのか。(鬼舞辻)
現時点では、無惨様はどういう意図でこの質問をしているのかはわかりません。ただ罵声を浴びせたいのか、もしかして弱い要因を深堀りしてフィードバックしてあげようとしているのか。笑
こういうときは意図をくみ取って簡潔に書くのが一番ですが、一旦そのままの表現で議事録には残しておきました。
スーパーパワハラSTART
そして、いよいよここからあの有名なパワハラ劇場が幕を開けます。
え、思考読めるの?
思考読めるパワハラ上司とか逃げ道0じゃないですか…
胸の内は読まれないからこそ、パワハラ上司に出会っても陰で「(検閲により削除)」とか悪口言えるんじゃないですか。
(もちろん弊社にはそんな人いません。with loveで思いやりに溢れています)
結局この後・・・
こうなり、下弦の陸・釜鵺(かまぬえ)は食べられてしまいます…
ここまでのやりとりを議事録に残すのは極めて困難です。というかもはや議事録とか取ってる場合ではない気もしますが…
無理やり文体に起こすとこんな感じでしょうか。
○今後の下弦の鬼の運営方針と処遇
・自分に対しては常時平伏せよ。(鬼舞辻) 決定事項
・姿、気配ともにいつもと異なっていたため気づかなかった。
申し訳ない。(零余子)
・勝手に喋らず、自分の質問にのみ答えよ。(鬼舞辻) 決定事項
・下弦の伍・累が殺害された。
下弦の鬼は何故に弱いのか。(鬼舞辻)
・我々自身で客観的な原因究明は困難なのではないか。(釜鵺)
・自分に口答えをする者は許されない。(鬼舞辻)
かなり無理やりですが、言外のニュアンスをくみ取って書いてみました。
このように、実際に起こっていない会話もニュアンスから議事録に残すスキルは上級者を目指すうえで必須です。頑張りましょう!
その後も、無惨様の情け容赦ないパワハラは留まるところを知りません。
こうなって下弦の肆・零余子(むかご)もやられ…
下弦の鬼の組織解体が宣言された後、何とか粘ろうとした下弦の弐・轆轤(ろくろ)もやられてしまいます。
これまでの一連のやりとりを、多少強引に議事録にしてみたいと思います。
○今後の下弦の鬼の運営方針と処遇
・自分に対しては常時平伏せよ。(鬼舞辻) 決定事項
・姿、気配ともにいつもと異なっていたため気づかなかった。
申し訳ない。(零余子)
・勝手に喋らず、自分の質問にのみ答えよ。(鬼舞辻) 決定事項
・下弦の伍・累が殺害された。
下弦の鬼は何故に弱いのか。(鬼舞辻)
・我々自身で客観的な原因究明は困難なのではないか。(釜鵺)
・自分に口答えをする者は許されない。(鬼舞辻)
・零余子は柱からは逃亡しようと考えているのではないか。(鬼舞辻)
・そのようなことは考えていない。(零余子)
・自分の言葉を否定する者は許されない。(鬼舞辻) 決定事項
・下弦の鬼は解体する。(鬼舞辻) 決定事項
・鬼舞辻の血を分けてもらえれば自分は必ず役に立つので再検討してほしい。(轆轤)
・自分に指示をするとは図々しい。(鬼舞辻)
・そのような主旨の発言ではない。(轆轤)
・自分の発言は絶対であり否定する者は許されない。(鬼舞辻)
なんということでしょう。どの議論も全て「許されない」という発言で締めくくられています…ただ「もっと頑張る」という意思表示をしただけなのに…
こうして残った唯一の下弦の壱・魘夢(えんむ)。いったい彼はどうなってしまうのか?やっぱり彼も殺されてしまうのでしょうか?
気になる方はぜひマンガをご覧ください!
さいごに
こうして議事録をとってみて気づきましたが、巷では「パワハラ会議」と呼称されているものの、これ会議でもなんでもないですよね笑 ただ一方的にハラスメントされているだけです。
もし万が一、議事録をとっていてこのような場面に遭遇した場合は、議事録などほっぽり出してすぐ逃げてください笑
とはいえ途中で言及したように、実際されてない発言でもニュアンスをくみ取って議事録に分かりやすく書く技術はぜひ身に付けたいところ。
ここまで読んでくださった方は、ぜひ習得してください!
次回作もぜひお楽しみに!
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