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Wantedlyで受賞したスーパー人事に聞いた!WEB面接のポイント

コロナの影響でWEB面接が増えてきている昨今、人事担当のみなさんはどうされていますか?

正直困ってる…
ノウハウが足りない…
これは意外といいかも?
いいところもあるけど、結構大変…

などなど、ぶっちゃけ思うところが色々あると思います。

こんな環境下でも、より効果的に採用活動をしていきたい、でもまだまだナレッジが少ないのが現実だと思っています。
今回は、スーパー人事のこの男に、WEB面接を1ヶ月強やってきてぶっちゃけどうなの?という話を聞きました。

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KENZO
Crown Cat株式会社のCHRO。株式会社TRUSTRIDGEでコーポレートデザイン部の責任者をしていたり、過去にWantedlyでスゴイ実績を出して受賞したりもしている、スーパーデキる人事。いろいろやってる金髪のカリスマイケメン(たぶん)。コーヒーは飲めない。
インタビュアー Haruna
Crown Cat株式会社所属のなんだかんだで人材業界にずっといる人。本当は猫より犬派だが社長の猫が可愛かったのでついてきた。

WEB面接やってみて、ぶっちゃけどう?

Haruna:KENZOさんはこれまで山ほど面接してきてると思うんですけど、この期間でWEB面接やってみてどうですか?

KENZO:いやーぶっちゃけ苦戦はしてる。ドタキャンもめちゃ増えたし、感覚を掴むのにちょっと時間がかかったよね。全国の人事のみなさんも、みんな結構苦労してるんじゃないかな…?

どのツールを使うかも迷ったし、過去に多少はWEB面接を取り入れたこともあったけど、“全部をWEB面接にせざるを得ない”って状況に一気になったから、試行錯誤しながらやってるよ。

スピード感や率直な話ができるなど意外とメリットが多い

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Haruna:そうですよね〜!私もクライアントから相談をうけることが多いです…。でも、悪いところばっかりでもないですよね?

KENZO:そうだね!いいところも結構ある!
まずは、面接にかかる時間は少なくなるよね。1時間とってた面接の時間が、30分で済んでる。移動時間も会議室の予約も必要ないから、1人が面接できる人数も増えるし、効率的に時間が使えるのはいいよね。

Haruna:確かに!求職者側も家で移動せずに受けられるのはありがたいですよね〜!

KENZO:そうそう!前は優秀な人ほど「他の面接や仕事の都合で来れない…」ってこともあったんだけど、取りこぼしはなくせる感覚があるね。

あと、時間が短くなる分、面接回数を増やせるのもメリットだと思う。30分だったら「また明日話しましょう」もあんまりストレスにならない。
気軽に日程調整できるから、月曜に一次面接、水曜に二次面接、金曜に最終面接で、1週間で内定出し、みたいなスピード感もできるよね。

Haruna:確かに…!!優秀な人ほど、他で内定が出る前に囲いたいから、そうやって早く動けるのはめっちゃいいですね。

KENZO:あと、やってみて気づいたのは、WEBの方が心的ハードルが下がる部分も多いんだよね。
面接官が複数人いる場合でも、求職者も割とリラックスして話せる気がする。全員の顔が見えて落ち着いて聞けるのかな?

あと、こっちから突っ込んだ話を聞きやすくなったね。対面だと「聞いたら気分を損ねるかな…?」みたいなことも、WEBだとドライに聞くこともできる。万が一先方が怒っても殴られたりしないしね(笑)。

Haruna:さすがに殴られることはないですよ普通(笑)。

KENZO:あくまで例え!!そんな失礼なことはしませんw

WEB面接のメリット
・時間が短くて済む
・面接回数を増やせる
・採用のスピードアップが可能
・複数人での面接のハードルが下がる
・突っ込んだ話を聞きやすい

ドタキャンと空気づくりは気をつけたい

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Haruna:逆に、ここは気をつけないと大変だなってところもあります?

KENZO:あるある!まずは、ドタキャンの対策は必須だね。

うちは、WEBに切り替えてからドタキャン率が3倍になったよ…。忘れたりうっかりしやすいんだろうね。前日のリマインドと、当日1時間〜30分前にもリマインドするように変更してから減ったね。

Haruna:3倍!?それはやばいですね…。でも忘れちゃう気持ちはちょっとわかりますね。求職者側の準備って、WEB面接だと着替えるくらいなので、移動時間とか考えないですもんね。

KENZO:そうそう。あとは、空気づくりの難易度は上がったね。対面だと、面接に入るまでの雑談とか色々あるんだけど、WEB面接だと「どこから来たんですか〜?」とか話せないから(笑)。

こちらからちょっと大げさにでもアイスブレイクして、話しやすい空気は作ろうとしてる。あと、回線トラブルが起きやすいから、その前提でゆっくりめに話したり、聞き返すコミュニケーションも大事かも。

Haruna:知り合いならまだしも、初対面でWEB通話って確かに緊張しますよね!喋るタイミングも気をつかいますもん…。

KENZO:そうそう!あと、対面だと分かりやすいパーソナルな部分が分かりにくいんだよね…。服装とか身だしなみとか、しぐさとか…さすがにWEBだとちょっと分かりにくいな。

あと、こっちから熱い想いを伝えるのも難易度が上がるね。こっちが分かりにくいと感じるように、求職者から見ても伝わりにくいと思う。この人にめちゃくちゃ来てほしい!と思う人と話す時は、伝わるように本当に気を遣うね…!

Haruna:なるほど〜!今は求人倍率も高くて売り手市場だから、いかに求職者をふるい落とすかよりも、自社に来るメリットが伝わるかに重点を置いてる感じですね。

KENZO:そうなんだよ〜!人事って営業と似てて「自社に入社することのメリットをいかに感じてもらって、入社してもらうか」だから、こちらが伝えたいこと・聞きたいことをしっかり持っておくことは、WEB面接だといっそう大事だと思うね。

WEB面接で気をつけたいポイント
・ドタキャン対策が必要
・空気づくりの難易度が上がる
・回線トラブルを想定してゆっくり話す&聞き返しやすくする
・パーソナルな部分が分かりにくい
・熱い思いが伝わりにくい
・話したいことをしっかり持っておく必要がある

今後は面接官のスキルが問われるようになる

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KENZO:色々言ってきたんだけどね、ぶっちゃけ採用したい人はオンラインだろうがオフラインだろうが採用したいなってなるんだよね(笑)!

Haruna:えっ(笑)!

KENZO:めっちゃいいなと思う人の対応って電話でもWEB面接でも関係なくいいんだよね。当然なんだけど。だからこそ、WEB面接のメリットを活かせる部分はフル活用していくつもりだよ。

これからの採用活動は、面接をする側のスキルがより試されると思う。
WEB面接になって、企業側も求職者も便利さに気づいてしまったから、この流れは止まらないと思う。

その中で採用担当者は、自分の面接ノウハウを言語化できているかどうかが差になる。他社にはない自社の強みは何か、何を知りたいためにどんな質問をするかなど。

あと、面接官は面接のロープレやセールスの勉強をした方がいいし、経験のある人も見直したほうがいい。雰囲気・感覚で面接してきたり、うまく誤魔化してきたりした人は、WEB面接と相性が悪くなるから苦労すると思う。

何にせよ、自分のスキルをさらに磨いていく必要があるのは変わらないし、差がわかりやすくなっていくだけ。自分と向き合ういい機会だね!

Haruna:いいこと言いますね〜!いろんな状況はあれど、適応しながらやっていく人がうまくいくのは、どの分野でも一緒ですね。長時間のインタビューありがとうございました!

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より詳しく知りたい方は、CrownCat株式会社でWEB面接や採用活動全体のサポートも行なっております。ご連絡は下記までお気軽にどうぞ。

Crown Cat株式会社
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-33-18 コート代官山904
neco@crowncat.jp 03-4296-3532(代表)


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