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一級建築士試験に出てきたアフォーダンスとは

「アフォーダンス」とは環境が動物に与える意味のことをいいます。

例えば扉に取手が無くて平らな金属板が付いている場合はそこを押せばいいことを示していたり、丸いドアノブが付いていれば回せば開くということを示していると思います。

私は普段建築の設計をしている人間ですが、一級建築士の学科試験を勉強しているときにこの考え方を学びました。

最初は

「アフォーダンスってなんのこっちゃ…」
「こんなもの覚える必要があるのか?」

などと思っていましたが、仕事をしているとこの考え方、実はとても大事なことに気づきます。

住宅が完成するとお客様に内覧会という建物の完成披露会をよく行うのですが、キッチンやお風呂、洗面化粧台などメーカーさんの商品を採用すると機能が多すぎて説明が追いつかない。。

「説明書を見ないと使い方がわからないというのも、どうなんだろうか?」と感じることもあります。

引渡した後もお客様から使い方がわからないと連絡がくることも正直多いです…

ここで改めて感じたのが「アフォーダンス」という考え方でした。

見ただけでどうやって使うのかがわかれば説明書を読む必要も無くなるので、お客様にとっても優しいかと思います。

建築を設計する上で非常に大切な考え方なんだなと改めて体感しました。

「アフォーダンス」は何もデザインの考え方だけではなく、普段の仕事でも応用できると思います。

メールの文章一つにしても伝えたいことを誰が見てもわかりやすいように工夫して書くことはとても大切ですね!

図面でも現場監督や職人が混乱するような図面の書き方はしない方がいい。

一級建築士の学科試験で勉強したことがこんなカタチで役に立つとは思いませんでした笑

だから教科書に載っていたのか!

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