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いわゆる「いぬのちんぽ」問題について
「さ」と「ち」は対称。だがそれ以上に私たちは。
はじめに 「いぬのさんぽ」を「いぬのちんぽ」を認識してしまう問題
このネット上でバズった画像をご存知だろうか。
左脳を鍛えよう!
— にろみや (@niroMIYA_) February 24, 2019
ウラから読めるかな? pic.twitter.com/eITLtfp2FE
「さ」は裏から読むと「ち」に見えてしまい、さんぽがちんぽに見えてしまうのである。
私たちは逆さの文字より普通の形の文字に親しんでいるから、「ち」を「さ」の裏返ったものと認識できず、より優先して「ち」と認識してしまう。
その結果、「いぬのちんぽ」と脳がおかしく認識してしまうことになる。
「ちんぽ」の下ネタとしてのインパクトが私たちの脳を引きつけてしまうということもあるだろう。
これ思い出した pic.twitter.com/fZRM2FpzVR
— 尿酸値ドーピング中のたざきです。 (@Tazaki_desu) February 26, 2019
こんな投稿もある。
要するに、「さんぽ」がなんらかの要因で裏返ると、私たちは脳がバグってしまう。
「おせち」のノボリを見かけたのだが・・・
今日コンビニ行ったら、「おせち」のノボリが掲げられていた。
季節感のないこのnoteにもこんな感じで少しでも年末の雰囲気が出せればと思いこれを書いているのだが、4本立っているノボリのうち3本が裏返っており「おせさ」になっていたのである。
当然ながら「おせさ」になっているわけではなく、私が「ち」の裏返ったものと認識できず、「さ」読んでしまったことが原因だ。
そして同時に私の脳内にはある認識が湿潤し、充満する。すなわち、
これ「いぬのちんぽ」や〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
「いぬのちんぽ」で見たやつや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
「いぬのちんぽ」現象や〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
と脳味噌の中がカニミソでいっぱいになるみたいに使い物にならなくなってしまったのである。
これは個人的には大問題と考えている。なぜなら、私たちはノボリが裏返るという単純な現象で「おせち」のことを考えられなくなってしまうからだ。せっかくお店がおせちの予約を取り扱っていることを宣伝してくれているのに、頭の中がカニミソみたくなってしまい、「いぬのちんぽ」でいっぱいになってしまい他の事柄を一切考えられなくなってしまうためだ。
ノボリが風ではためくことなどは容易に起こりうる。だがその容易さで「いぬのちんぽ」が現れてしまう。
クトゥルフ神話に登場するこの世ならざる存在の一つに「ティンダロスの猟犬」なる存在がある。時間以前の太古に存在する邪悪な生き物で、異常な角度を持つ空間に棲まうという。作中では120度以下の角度があるとそこからやってきて人々を恐怖に陥れる。
さしづめ「いぬのちんぽ」はこの「ティンダロスの猟犬」とおんなじだ。なんらかの原因により「さんぽ」の文字を裏から人類が読んでしまう。するとそこに「いぬのちんぽ」が出現する。120度以下の角度で「ティンダロスの猟犬」が出現するのとおんなじだ。条件がそろうということだ。私たちの脳内が「いぬのちんぽ」で充満し、他のことは何も考えられなくなってしまう。
あるいは「いぬのちんぽ」はこうした属性ゆえ「ティンダロスの猟犬のちんぽ」の可能性すらある。
我々が「いぬのちんぽ」から自衛する方法
それでは、私たちは「いぬのさんぽ」やその他の「さ」が裏返った事例に対して、「いぬのちんぽ」のことを考えないようにするためにはいかなる方法をとりうるだろうか。
個人的には以下の方法を考えている。
全く新しいノボリを発明する
たとえ裏返ってしまったとしても「さ」を「さ」と読めるノボリを考案するのが良いと思っている。おもちゃとかで、見る角度によって絵や文字が変わるボードみたいなものがある。
こーいうのをレンチキュラー印刷と言うのだが、これを「さ」の文字のあるすべてのノボリに援用するべきではないか。
すなわち、裏返った際に人間どうしても「さ」を「ち」と読んでしまう。小学校以来の勉強の成果が、ここでは珍しく悪さをしている。それをレンチキュラー印刷で矯正するのだ。裏返った際に「ち」に見えるのを防ぎ、裏返ってもなお「さ」に見えるような印刷をノボリに施せば、「おせち」を「おせさ」よ読んでしまい「いぬのちんぽ」が出現することはなくなる。
あ、冷静に考えて表裏両面に印刷すればいいのかぁ? ま、レンチキュラー印刷でもよかろう。とにかく「いぬのちんぽ」が出てこなくなればいいわけだ。
網膜認識アプリをインストールする
私たちは普段眼をよく使って生活している。この目の網膜に視覚情報を統御するシステムを搭載すると良いだろう。すなわちAIが裏返ってしまった「さんぽ」の文字を認識した時、その「さ」を「ち」と読まないように網膜状で修正するアプリケーションを導入すればこの問題は解決する。
現在、フォトショでグラビアアイドルの肌やおっぱい、くびれなどがいい感じに修正されているのをnote諸賢はヤングアニマルやヤングマガジンでご覧になっているだろう。
それと同じように、視覚情報そのものを修正し、脳の認識の補助をするのだ。
ちょっと怖いアプリケーションと思うかもしれないが、人類がメガネをし始めた際に眼鏡に拒否反応が出てしまったのと似たような状況だ。便利さのなかで次第に慣れていけば良い。
なにより「さんぽ」を「ちんぽ」と読んでしまうという脳が超無駄な認識をすることを避けることができ「いぬのちんぽ」の出現を抑えることができるという大きなメリットがある。
おわりに 「いぬのちんぽ」を考える無駄
ネット上でのおふざけでもない限り「さんぽ」やその他の「さ」が裏返って、脳がバグって「いぬのちんぽ」のことを考えてしまうってのは、現代社会での大きなロスとなりうる。
人口も減ってきているのに、「いぬのちんぽ」の事ばかり考えていては社会に申し訳ない。
「さ」は裏返ってしまうことはそれなりにあるから、いろんな手段で裏返ってもちゃんと「さ」と読めるように技術などを使って是正するべきと私は考えている。