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新人さんへ伝えたい「正しい思考法」
■「前回の記事について」
前回の記事では、新人さんへ伝えたいことで「正しい知識の身に着け方」を取り上げましたが、今回は「正しい思考法」をお伝えしたいと思います。
前回からの流れとなりますので、もし前回の記事をご覧になられていない方は、一度、下記リンクよりご一読頂ければ幸いです。
▼前回記事
■「正しい思考法」の大切さ
どのような分野の仕事においても、「問題・課題」に対して、物事を正しく正確に判断や決定を下し、「良い結果」を勝ち取らなければなりません。
私が主に活動する建築やインテリアの業界においては、設計前から工事完了後まで膨大な問題に向き合い適格に判断を下し、お施主様へ物件を引き継ぐわけですが、何十年と業界で活躍されているベテランの方々でも経験したことのない大きな問題に向き合うことも多くあります。
基本的には、「予算」「スケジュール」「品質」「法令」「用途」「敷地条件(環境)」等が問題の代表例ですが、それらの問題は、各々が複雑に関係しています。
視点を「マクロ」や「ミクロ」に切り替えながら、解決の糸口をつかんでいく訳ですが、「正しい思考法」を身に着けていなければ、いつまで経っても解決しません。
ここでは、とても当たり前の事を一部まとめておりますが、大切な事ですので徹底的に自身の思考パターンに組み込ませるが重要です。
■「正しい思考法」を考える
①「目的」
何のためにそうするのかを「目的」を「明確」にする。
②「整理」
目的を達成するための情報を収集・観察し、「背景を整理」する。
③「決定」
①と②の内容から、優先順位を「決定」し、「実行」する。
①と②は、時と場合に応じて逆転することもあります。
例えば、コンセプト立案等は、与条件を整理して目的を導き出すことが多いため、②▶①▶③となります。
上記の3項目は、当たり前の事を取り上げておりますが、出来ていない人が多いため、自身と照らし合わせ考えてみて下さい。
■「ルールをつくる」
前項目から発展して、ルールづくりがとても大切です。
建築業界の場合、設計者を筆頭に工事管理者や職人など多くの人々が絡むため、情報整理と簡素化を徹底し、ミスを誘発させない設計や管理体制を構築することが重要です。
そしてそれが、業務の効率化(時短)につながります。
もちろん、ルール通り動く過程において不具合が見つかる場合もあります。
その時はその場限りの判断ではなく、再度、目的と情報整理を心がけ、改善につなげてください。
※事例:
一般的なわかりやすい例が、パソコンのフォルダ管理です。
プロジェクトによっては、多くの人が利用するフォルダですので、ルールを徹底することで、情報が正しく整理されるばかりか、正確な判断を下せるようになります。
■最後に
私は、設計者という立場であったために、自然と身についた部分がありますが、教える立場になり上記や前回記事の内容の大切さを身に染みております。
宜しかったら、ご自身と照らし合わせ、よく考え実行してみて下さい。
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