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【2020年AW開催報告 第2弾】北日本&九州 運営スタッフ編

皆さま、こんにちは。
昨年より社会人メンターや学生スタッフ、OBOGのおかげで開催数を増やすことができ、Cross Mentorship(以下、クロメン)では北日本・関東・関西・中国四国・九州5エリアの「自分らしいキャリアを歩みたい」という大学生を対象に対象にオンラインで開催を致しました。

全国の今回は各エリアの立ち上げに尽力してくれたディレクター5名に、各地域の特色やクロメンに参加する意義についてインタビューしました。

第2弾では前回に引き続き、北日本エリア ディレクター佐々木晴基さん(以下、佐々木)と九州エリア ディレクター德永大空さん(以下、德永)にお話しを伺っています。
インタビューの進行はCross Mentorship13期ディレクターを務めた水野元太さん(以下、水野)です。

第一弾はこちら↓

今回のメンバー

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Cross Mentorship in北日本 ディレクター
佐々木 晴基
横浜国立大学 経営学部経営学科4年

#マネジメント #組織 #地方行政 #Customer Success #Webマーケ #猫 #Vtuber #BUMP OF CHICKEN

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九州大学 工学部電気情報工学科4年

#AI #機械学習 #データ分析
#教育 #主体性 #料理
#ゲーム #BUMP OF CHICKEN

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ファシリテーター
水野 元太
慶應義塾大学 環境情報学部4年

#教育 #まちおこし #ワークショップデザイン
#異文化交流 #自文化理解 #トランスフォーメーション
#眉毛 #鉄道旅行 #ダイエット初心者

プログラム編では各地域の開催の様子について、今回の運営編では運営をする上で大事にしている考え方やクロメンコミュニティについて語っていただきました。

ディレクターとしての哲学

水野「プログラム開催数が増えて、ディレクターという各開催を統括するポジションができたよね。二人はどういうこと役割だと思っていた?」

德永「ディレクターはプログラムを完成させることに責任を持つ人。
チームみんなで合意を取ってから進めるとどうしてもスケジュール通りにいかないことが発生することが懸念されたんだよね。期限直前までに満点のものを作るのではなくて、60点の仕上がりでもそこから早くにブラッシュアップしていくことができればということを大事にして取り組んだ。その方が自分の肌に合うやり方だなぁと思ったかな。」

佐々木「哲学の話しだから人それぞれ違うのは当たり前だと思うし、僕もアウトプットは早い方がいいと思うけど、チームとして一体感を持ちながら大きな目標を目指すのは大事だと思っている。だから気をつけていたのは、メンバーが抱えなくてもいいストレスを抱えたり、頭の中になるべくはてなマークが出ないようにすること。クロメンの学生って優秀だからこそ価値をちゃんと出しやすくするのが大事だなって。『この納期いつだっけ?』『目的なんだっけ?』という思考することを邪魔するようなノイズを取り除いて単純明快にすることが僕の仕事だなと思ってたから、それを取り除いて考えやすい場を整えることを意識してた。」

水野「その上でディレターの仕事を定義すると?」

佐々木「それは単純明快で、参加者が得られる価値を最大化すること。参加者が一番学びを得るのが大事だよね。『これ参加してよかった』で終わりではなくて、自走して必要なアクションを今後もとっていけるというのがチームのゴールだし、ディレクターのゴールだと思っている。
もともとそういう考え方はあったけど、クロメンで、それが確固たるものになったかな。ちょっとずれたことを言うけど、物事のやることは基本他者に矢印が向くべきだなぁと思ってる。自己成長が目的って言う人もいるけど、成長って結局どれだけ他者にどれだけ価値を与えられるかで測れることができるから、僕はそれで全てやってきているんだよね。だから自分に矢印を向けない方がいいんじゃないかなぁって思いながら運営をやっていた。」

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ディレクターお互いの印象は?

佐々木「德永くんのこと言おうか。この質問は先に言った方がいいよね(笑)德永くんは一つ一つをチームとしてタスクきってやりきる力がいいところだよね。ぶっちゃけ曖昧にして進めて後で慌てる人もいるけど、そういうのは嫌いなんだろうし、そこから逃げない姿勢がいいなぁと思ってた。」

水野「それは、胸キュンですね(笑)逆に德永くんはどうかな?」

德永「僕はマネジメントとか知らないから、漠然とした感じになるんだけど、佐々木くんは大きなマネジメントをするイメージ。例えばslackでリマインドがすごく詳細で具体的なんだよね。ひとりひとりの状態を見て、機械的でなくてその人に合ったリマインド、仕事を振るようにしている。広いところも見てるけど、細かいところも指摘しているのがすごいと思った。他だと実は、プロジェクトの進行管理シートとか真似した(笑)」

佐々木「僕も德永くんの真似したよ(笑)聞いてて面白いなぁと思ったんだけど、ミクロの真似をするけど、マクロの思想的な部分はどうしても掴みきれない部分があるからそこはディレクター陣みんなの見ることができたのは面白かった。」

水野「確かにディレクター同士で各々見て、学んで、各エリアの企画運営ににブラッシュアップできるのが今回のエリア別開催の良さだよね。僕は13期やってた時はディレクター一人だったから、誰の参考にすればいいんだろうってなってたから羨ましいな笑)」

佐々木「今、運営する良さはそこだよね。」

德永「うんうん。」

クロメンコミュニティは常にフィードバックをもらえる環境

德永「わかりやすく自分の評価を見れるなぁと(笑)普段からフィードバックをもらえるのはありがたい。同じプログラムに参加した後だからこそなのかもしれないけれど変な信頼感があって、それが居心地いいなぁと。なおかつ、厳しいことも全然言い合えちゃうけど、それがいやな感じがしない。あとクロメンコミュニティの魅力で言うと、運営にまつわる色々な好きことを好きにやらせてもらえる機会が平等にあるのは非常にいいことだって思う。」

水野「確かに、評価や印象が見えるコミュニティは珍しいし尊いね。何百人っているけど、それをちゃんとコミュニケーションを取ってお互い何を考えているか、そこを見抜けるというのはなかなかないことだなと。ただこの話、初めて聞く人はこわいだろうけどね(笑)機会が平等にあるというので運営することの魅力はどこかな?」

德永「責任がないのに意外に色々できるところ。僕の中ではマネジメント未経験者なのにマネジメントがいきなりできるなんてそんなないでしょ。でも意外に大事だなぁって。責任感を持って臨むんだけど最終的な責任はなくて、でも自分が試行錯誤したものを色々な人の目に触れる機会に出せることが個人的には嬉しいなぁって。あとそれで適度な緊張感があるのもいい。」

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佐々木「ほぼ、德永くんと一緒だよね。でも僕のがわかりやすい言葉で言える自信はある(笑)自分と向き合うのって結構つらいじゃん。とはいえさっきの理系の話しにでも出てたけど今一定頑張って向き合えるのなら絶対向き合った方がいい。それは人間の本能的にわかっていることだと思うんだよね。でもそれをやるのって最初勇気いるし、やり続けるのにも努力いると思うんだよ。けど、人を使って、コミュニティ全体でそれやっていこうぜって雰囲気があって実際そうなれるのがクロメンなんだよ。ストイックに目指しあえるのもあるけど、そういう時必要なのは一定として心理的安全性やコミュニティとしてのあたがかさやお互いを受け入れる空気感があるからコミュニティとしての健全性があるんだよね。あたたかさがありつつも、自分や他者としっかり向き合えるのがいいところなんじゃない。」

水野「それは間違い無いね。ちゃんとプログラムから意識されていることがコミュニティに踏襲されているところが、すごいと思う。
『配慮はするけど遠慮はしない』とか『フィードバックはギフトである』というのが共通認識あるし、それが1on1をすることでコミュニティとしてのベースができているよね。」

1on1は適切な容量用法を(笑)

德永「最初自分が参加した目的は自己内省というよりはコミュニティづくりだったからある程度達成できたと思っています。東京に友達も沢山できたし(笑)そういうのはいいなぁって。でも、一番自分にとって大きかったのはその後の自分の行動へのハードルを単純に下げてくれたこと。素の自分を出せるのがいいし、皆それぞれ敵わない部分もあるけど今の自分の力でも戦えると知れたのはよかった。めっちゃ色々やっている人も全てできるというわけじゃないし、足りないものを感じながらも頑張っているんだなということで今の自分も精一杯戦っていこうって覚悟ができたことです。」

水野「チャレンジしっぱなしでなくて他人からのフィードバックや分析があってハードルが下がってまたやれるコミュニティだと思ったかな。」

德永「それはちょっと違って、ハードルが下がったのは自分の行動に対してで、それは内部に入って見れた。僕はあんまり人と1on1してないと思う。その理由は、話したい人でないと話すのは結構しんどい(笑)あんまり雑談はしなくていい。僕の雑談の内容って今話しているようなことを雑談に混ぜるからそこがしんどいと思うと話せなくなってしまう。みんなと1on1するという思想はないから、必要な時に必要な人と1on1をしたい。」

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佐々木「1on1は用量用法を守ってやらなくちゃだね(笑)期間開けた方がいいフィードバックできることもあるしね。」

佐々木「個人的なやつでいいよね?僕も運営できたのがよかった。僕も他の団体で代表したり、留学したりしてたけど、今いち学んだ感じがなくて、自分をどう成長できたのかもよくわからないことが多かった。それで言うと、クロメンは他者からのフィードバックが無限に沢山入ってくるから、自分の目的に対してとるべき手段がより見えやすくなる。すごいそれがよかったよね。よくマネージメントについて褒められることもあるけど、ちゃんとマネージメントしたのはクロメンが初だし、みんなのフィードバックで『あ、これでよかったんだ』と思って自信を持ってやれるのがよかった。」

水野「佐々木くんは自分からフィードバックされる機会をもぎ取りに行っていた気がするけど」

佐々木「でも、みんなそうじゃない?自分に満足している人はクロメンには来ないじゃん。運営する人は成長意欲や他者に何かしたいって思う人が多いと思う。それがあるからフィードバックを求めやすいし、みんなもしてくれるんだなと。德永くんにもにもめっちゃ聞いたりもしたよね(笑)何を話したかは忘れたけど・・・」

德永「忘れたけど、ちゃんと目的があったと思う。さすがに佐々木くんとは雑談はしないから(笑)」

佐々木「それはちょっと傷つく(笑)」

一同「(爆笑)」

德永「自分のスペースというか日常の中で起こることを判断する時に、自分だけで判断するのもいいんだけど、周りの価値観や常識で自分に無かった部分を認識して、それをすり合わせられることでより俯瞰して判断できるのがいいんだよね。」

佐々木「それわかる。そのすり合わせができる機会あると成長スピード5倍くらい上がると思う。」


ストイックな二人ならではのマネジメント哲学にも触れる機会となりました。
佐々木くん、德永くん、ありがとうございました!

次回は、関東・関西(近大)・中国四国のディレクターの対談となります。
どうぞお楽しみに!

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