![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146742426/rectangle_large_type_2_b00516e9b96c474d54f8e79d2554735c.jpg?width=1200)
読書感想文: 『ミ・ト・ン』
6月に京都へ編み物旅をしてきたのですが、
その時に購入した本を読み終えました。
旅の思い出に選んだ本は、
小川糸さんの「ミ・ト・ン」。
念願の編み物旅だったので、
記念に編み物が出てくる本を買いたかったのです。
ラトビア共和国をモデルにした国のお話で、
マリカという女性の一生を綴った物語。
派手さはないけど、続きがどんどん気になって、
一気に読んでしまいました。
これから読む人にも、私が感じた静かなわくわくを感じて欲しいので、本の内容に触れるのはやめておきますね。
だけど私もマリカのように毛糸とおしゃべりしながら、編み物を楽しみたい。
そう思いました。
うまく編めないときはイライラしたり、
早く完成させたくて、焦ったりすることもある。
だけどそんな時こそ、毛糸の声を聞きながら、
編み物したいものです。
窮屈なところはありませんか〜?
のびのびリラックスできてますか〜?
どんな編み地になりたいですか〜?ってね。
本を読んでいて、ラトビアのミトンって素敵だなって思いました。
だけど今の私には、とても編めそうもありません。
だって複雑な模様を綺麗に編む技術も、
精神的な余裕もないから。
だけどいつかはチャレンジしてみたいな。
だってあのマリカだって作れるようになったんだから。
本当に作りたいと思えるような日が来たら、ね。