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本「書いたら燃やせ」が、私に向いていなかった。という発見

ずっと気になっていた本、「書いたら燃やせ」を少し前に購入し、この土日にページを開き、鉛筆を持っていた。

がしかし、本当に何も書けないのだ。

この本は、読み手に、過去と現在、それから未来についての質問を投げかける。
実際にそれぞれの質問に対応した記入スペースがあり、ペンなどで回答していく。
自分と真に向き合わなければ、空欄を埋めていくことが出来ない。
それがどうしても出来なかった。

どの質問に答えるにも、何となく、理想化された自分が回答を作り上げてしまう。
誰かに見られる訳でも無いのに、
自分だけが、この本に会いに行くのに、何となく、その自分に対しても自分の素を曝け出すのがとても怖かった。
人と話す時も、このようにnoteを書く時も、ある程度自分自身を「サマ」にしないと気が済まない。

おそらく、私は、理想化された私しか愛することが出来ないのだろう。それが、何となくわかっているから、自分の本当のことを書き連ね、自分に失望されてしまうことを恐れている。

この土日で、少なくとも、今の私はうまく本には向き合え無いということが分かった。
そして、他人だけでなく、自分にすら、傷付くのと失望される恐怖から、なんとなく自分の素を封印していたのだと漸く知った。
記入は全く進まなかったものの、少しは発見があった、と前向きに捉えることにして、今週は、自分自身と向き合うことについて、考えようと思う。

そもそも自分に素をみせる、とは何か。
その素を知って何になるのか。
自分らしさとは何か。
理想化された自分と、素の自分は何が違うか。

すぐに答えが出せるものでは無いが、趣味の「考える」「悩む」の新しい種を見つけられたので、この土日はミッションクリア。

皆さんは、自分に自分を曝け出せるだろうか。
自分に嘘をつかないでいられるだろうか。

私は、現段階で、どちらも不可能だったが、今は、自分の考えや価値観が新しく増えそうなことが楽しみだ。

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