私を構成する9枚 ~shin ver~
こんにちは！
私を構成する９枚、今回は"shin"に選んでもらいました！
トラックメイカーとしても活動中の彼が選ぶ作品は…！？
最後までお楽しみに！
プレイリストはこちら👇
① YELLOW DANCER / 星野源
私がダンスミュージックを好きになったきっかけは星野源です。星野源はルーツとしているブラックミュージックを日本版の”イエローミュージック”として昇華することに挑み続けていたそうなのですが、このアルバムはその集大成的なものになっています。収録曲の「ミスユー」や「夜」を聴くとわかるように歌詞が良い曲を作るのが最高にうまいのですが、「桜の森」や「SUN」などを聴くと逆に歌詞に深い意味がなく純粋に楽しい音楽やサウンド、構成を作るのもうまいのがわかると思います。本当に完成度が高く、100％のイエローミュージックを味わえる最高のアルバムです！
② Bangarang / Skrillex
ベース系のエレクトロミュージックにハマったのは最初Dubstepというジャンルからなのですが、SkrillexはそのDubstep（Brostep）の第一人者と言われています。Skrillexから、Skrillexが主催のレーベル、OWSLAという風に曲をディグっていき気づけばベース系エレクトロに夢中になっていました。。このアルバムではとにかく激しいエレクトロサウンドがたくさん味わえる「Bangarang(feat.Sirah)」が大好きです！ちなみにこのアルバムは2011年とかなり前のものなのですが、現在のSkrillexはまた全く違ったサウンドのエレクトロミュージックを作り続けているので要チェックです！
③ MODERN TIMES / PUNPEE
世界観、サウンド、イースターエッグ、隠しトラックと異常とも言えるほど作り込まれているPUNPEEのファーストアルバムです。PUNPEEの魅力は彼にしかできない独特なフロウとユーモアに富んだリリック、ある種のポップさだと勝手に思ってるのですが、このアルバムではその魅力が存分に発揮されています。アルバムの所々におじいちゃんになった未来のPUNPEEが過去を振り返るといったスキットが入っており、全曲通しで聴くことで1本の映画を見たかのような感覚になります。サウンド面でも90sを感じるようなビートやLo-fi感のあるビート、シンセサウンドのビートと様々なサウンドを聴くことができてアルバム全体を通して飽きずに聴くことができます。どの曲も最高ですが、前向きな気持ちになれる「タイムマシーンに乗って」と聴いていて楽しい「P.U.N.P.(Communication)」が特に好きです！
④ Title / 5lack
福岡を拠点に活動する日本のラッパー、5lackの通算8枚目のアルバムです。このアルバムはとにかく5lackのラッパーとしての美学や社会に対する考えなどが色濃くリリックやサウンドに反映されているアルバムになっていると思います。リリックのユーモアさが光る「Uz This Microphone」や耳に残るフロウの「U Gut Me」など、とにかくどの曲も最高です。全体的にサウンド、ビートも流行りのTrapやDrillサウンドとはまた違った和製Hiphopといった感じがして大好きです。
⑤ DAMN. / Kendrick Lamer
2017年リリースのアメリカ人ラッパー、ケンドリックラマーのアルバムです。このアルバムはとにかくケンドリックラマーの巧みなリリックによってアメリカの人種差別やケンドリックラマーの考えがリアルに描かれているアルバムです。自分は日本盤のCDを買って和訳を読みながら聴いたのですが、全曲通しで聴くと1本の映画のように感じました。言葉で説明するのは難しいのですがとにかく聴いてほしい！特にケンドリックラマーの強気な面がマックスで伝わる「HUMBLE.」とレコーディング中にケンドリックラマーのラップが止まらずビートを後で付け足したという制作秘話がある「DNA.」が好きです！
⑥ Soundtrack To A Death / Mura Masa
Mura Masaのサウンドがとにかく大好きで、どのアルバムも大好きなんですが特にこのアルバムが最高なので選びました。ジャンル的にはエレクトロニックでTrapが中心になるのですがとにかくサウンドが最高！Trapといえばダーティな雰囲気や激しいシンセサウンドが特徴なものが多いのですがMura masaの作るTrapはとにかく美しくて空気感がすごい。音数が少なくピアノやシンセの素朴な音で構成されている曲が多いのに、これほどの魅力が出せるのは才能だと思ってしまいます。独特なサウンドのチョイスもたまらないです。アルバムの中では特に「I've Never Felt So Good」という曲が大好きです！この曲はイントロで音が途切れたりテンポが変わったりと無茶苦茶な構成になっていて最高です。クリエイター視点でもどうしたらそんなこと思いつくのかと思わされてしまいます。
⑦ Preset Junkies EP / Virtual Riot
今はあまり聞いてないのですが”私を構成する”というテーマでチョイスするならVirtual Riotのダブステップは外せません。とにかく激しいベースサウンドとツーステップの重いドラムが特徴のダブステップの中でも、圧倒的にサウンドデザインの強度とミックスのクオリティが高いのがVirtual Riotだと思います。おそらくあまり馴染みのない人はなんだこれ！となってしまうようなサウンドだと思いますが慣れると最高です。ちなみにVirtual Riotはサウンドデザインに長けているだけでなく、ピアノもめちゃくちゃうまくてメロディックな曲も沢山あります。とにかくサウンドの強さや激しさを極めたみたいな曲「Preset Junkies」が好きです！
⑧ Hi This Is Flume(Mixtape) / Flume
オーストラリアのDJ/プロデューサーのFlumeのミックステープです。Flumeの作り出すサウンドがすごすぎて圧倒されます。技術力と発想力が本当に凄すぎてめちゃめちゃ尊敬してます。ちなみにYoutubeにはFlumeの描く世界観が伝わってくる40分ものMVがあるので是非観てみてください！最高です！ミックステープなので全曲が一応1つに繋がっているのですが、中でもslowthaiの独特なフローとFlumeの独創的なサウンドがバッチリ噛み合ってる「High Beams」という曲と、美しさと奇抜さのバランスが素晴らしい「Spring」という曲が大好きです！
⑨ French Kiwi Juice / FKJ
一人で何種類もの楽器を演奏して曲を作り上げるビートメイカー、マルチプレイヤーのFKJのアルバム。ジャンルとしてはフレンチ・エレクトロというそうなのですが、リラックスした雰囲気感とグルーブ感が最高です。夜中一人で聴くとめっちゃリラックスできると思います。中でも美しいボーカルとグルーブ感がたまらない「Lying Together」や「Vibin’ Out」が大好きです！
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