カウンセリングおじさんとのその後
台湾原住民タイヤル族の
村で出会った
カウンセリングおじさんは
俺のLINEを
オレの寄宿した方の
親族を通して聞き出し
毎日電話してくる
最初、チャットをしていたが
中文を打つのが
めんどくさいから
『毎朝話してたみたいに
話せばいーやん』
と思い
オレから
LINE電話したが
予想以上に
オレの聞き取り能力
(中文では聴力と言う)
が悪く
ストレスを感じ
朝から気が滅入って
しまったため
それを、そのまま伝え
(イヤな事もありのまま
伝えてもいいところが
台湾人のいいとこだと思ってる)
またチャットに切り替えたが
それでもよくメッセと電話がくる
おじさんは
『もっとリラックスしろ』
『誰か友達を探して
おしゃべりするんだ』
『そうすればオマエの病気はよくなる』
『オレも暇なときはそうしてる』
と再三言ってくる
寂しいのはオレじゃなくて
おじさんの方か?
でも、この
毎日5分にも満たない
おじさんとの
生存確認は
オレを活性化させてくれる
今日は実子も
『こんばんはー』
(おじさんは少し日本語もわかる)
(村で使ってるクレオールみたいなニホンゴ)
『ニーハオ』
に返事してくれてた
台日ハイブリッド先輩の
じーちゃの言ってた
『この村にはホームレスはいない』
ってこういうつながりのことか?
最初、おじさんは
『我在想你』(あなたのことを思ってる)
(想◯◯はカレカノでも使う語彙)
と言ってきたので
『オレは好きな人いるから
友達として付き合おう』
と言ってあるので安心だ
とりま、予防線だけは
張っておいて
おじさんとの仲は
続けていくつもりだ
(終)