三上博史／ヘドウィグアンドジアングリーインチ観た

こんばんは、最近
気分がいいもんで
特に書くことがありません

しかし、
おそらく躁のときに
取った観劇チケットが
ございましたので
頭書の『三上博史／ヘドウィグアンドジアングリーインチ』を観に行きました

まだ、電車にひとりで
乗るのは怖いので
バスで１時間ほど
かけて見に行きました

『ヘドウィグ…』は
名前は知ってたけど
ほぼミリ知らでして
とにかく性的マイノリティが
怒りとともにロックを
ブチかますことを
期待して行きました

当初、劇を見に行ったと
思ったら
ヘドウィグに扮した三上様が
舞台に現れた瞬間から
観客総立ち！！

あら？そういう会？
そういう会だったの？？！

一旦曲が終わって
ヘドウィグが語り出してからも
座る人はおりません

そう、そうなのね、
任せて！この公演は80分！
五月天は長くて３時間ぶっ通し！
（阿信はその後、カラオケで朝まで歌うくらいだったという…なんて強い喉なんや）

80分なんてあっという間よ！

しかし　観劇だと思い
履き慣れないヒールで
来たもんで、
前のめりになると
左足のつま先が痛いわ

あたいは左の人差し指が
無駄にめっちゃ長いタイプ、
右はそうでもないのに…
（クソッ、ユニバで内出血して
からまだ治ってない）

途中、ヘドウィグはタバコを
吸い始め、
（え！喫煙OK？！）
そのうちごろんと
というより、
がっくりうなだれ
寝転んでしまいました

ウツのオレが『わかります』
と，言っていいのかためらうほどの
狂気に満ちた苦悩…
虚無に入っていくときは
身体がだらんとしちゃうよね

ウツ入ってるんですよね
ウツのとき　タバコが
めっちゃ効いたときは
ワタシもだらんとしてしまいます
（寝タバコだけはせぬよう
いちおう気をつけてはいる）

ヘドウィグ…
寝タバコはダメよ
（そーゆうときだけ真面目なオレ）

そのうち、余計なものを
脱ぎ捨てるように
靴を脱ぎ捨て投げるんですが

投げるのが超上手い！！
これぞ２０年の積み重ね！！（違）

ちょうど観客に当たらないように
ステージの端に投げ捨てるんです

その後、
上半身ブラ一枚になるんですが、
ヘドウィグとして見てたもんだから、

『きゃっ！！これ、見てもいいのかしら！』
と、完全没入しておりました
（三上博史さんは男性だから
ブラ一枚でも見ていいのにね）

その後、
ブラすらも脱ぎ捨て、
下半身に身につけていたものも
脱ぎ捨て

（冒頭、服のことを
『この筋肉脱いでいいかしら』
とおっしゃっていた）

ローブを羽織り
（これは誰かのローブっぽい、
彼か元カレのものだろうか）

化粧を落とし出し
（ビオレのメイク落とし
ウェットティッシュみたいなやつ）

顔と髪を水でゴシゴシして
全てをさらけ出し始めるヘドウィグ
（そんな！全てを見せてくれるなんて！
激厚メイクなんてしてくるんじゃなかった！！
こちらもすっぴんで挑まねば！！
と謎に沼っていくオレ）

歌ってくれた本編最後の
ミッドナイトレディオは
『ヘドウィグでもなく
ハンセルでもなく
三上博史で歌いたかったんだ』
って言って

三上さんは
『20年前は大変だったけど、
今はもっと大変ね』と
遠い目をされておりました
コロナ禍や戦争のことを
考えておられたのかしら…

このラストソングの歌詞に
『（こんなあたしでも）完全なの』
『そばにいるわ』
と歌ってくれました（感涙）
（ウツのオレには特別めっちゃ響く）

これで終わりかしら，
と思ったら
アンコールのコールがあって
16ビートくらい速いやつ

こんな速いアンコール要求
初めて見たわよ

でもお着替えしてないから
すぐに出てきてくれました
（きっと恒例なのね）

ほんまの最後はノれる曲で
みんなで踊り狂って締め、

『歌って踊って笑ってたらいいのよ！！』
と言ってステージを去って行かれました

終わってから、曲中、
お互いノリノリで
手が当たってしまった
左隣の人に謝ると

『楽しかったですね！』
って言ってくれて
突然で笑顔しか返せなかったけど
オレがノリノリだったことは
終始伝わったと思う

男でも女でもない
中間の存在

その怒りとオリジナリティ
三上様の渾身の一撃を
くらって
両極端な愛に打ちひしがれております

（終）