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半年後に死ぬとしたら、何したい?/『あした死ぬかもよ?』ひすいこたろう

いま、ひすいこたろうさんの『あした死ぬかもよ?』を読んでいる。その中に、「あと半年で死ぬとしたら?今の生活を続けたいか?」という質問がある。

あと半年で死ぬとしたら北海道に住みたい。
だだっぴろい農地の真ん中にぽつんと、昔のアメリカの映画に出てくるような、農家のポーチでロッキングチェアに揺れていたい。山と夕日を眺めたい。ウィスキー飲みたい。コーヒーもいいな。本読んで。ほんとは畑もやりたいし馬とヤギとウサギとニワトリも飼いたいけど一応半年の期限付きだから。

広い庭のある家がいい。たぶん真ん中の娘が、きゃーってニコニコ笑いながら走り回るだろうな。一番下はまだ歩けないけど、ぽつねんと庭に座り込んで草をいじいじしている気がする。息子は庭のどこかで絵を描くか何か工作してるんだろうな。何かできたらおかあさーんって走ってくる。飼ってる2匹の猫が庭と家を好き勝手出入りして、日向ぼっこしたり追いかけっこしたりしてる。それを勝手口に座って見てたい。

このイメージは今描き始めたわけじゃなくて、今住んでいる家を建てることになってから、それから建ててからも3年くらいはずーっと、あきらめきれずに何度も思い描いてた。まあ今回、ひすいさんの本を読んで、久しぶりに思い出したんだけど、そうしたらやっぱり、横浜を離れるの難しいよなあって。結局なりました。


そんなこと言ってたらあした死ぬかもしれないから、やりたいことはやったほうがいいよ!ってそういう話なんだけど。いやでもそれ以上に、ひすいさんは、あした死ぬかもしれない、と思って、命を使いなさいよ、人と接しなさいよ、と言っているから、私の命、時間を、私のために使うより、家族のために使う方が当然トータルでハッピー度が増す。そしてそれは全然自己犠牲じゃない。北海道に住みたいのは私だけだからなあ。息子をぐりくんと引き離すわけにはいかないし。大好きな友達(ぐりくんのお母さんです)にも会えなくなる。昨日行ったヨガ教室も、素晴らしい場所だから、あそこでもうちょいヨガとはなんたるかを知りたい。


ほんとのほんとに、あと半年で死ぬってなったら……とも思ったけど、旅行でいいや。美瑛にもう一回行きたいな。夫と結婚式の前撮りを美瑛の花畑でやったんだよね。余命半年で行ったら泣けるな。でもたぶん私だけぶーぶー泣いてる気がする。

ということで、あと半年で死ぬとしても、今と変わらない生活を、最後の日まで続ける気がして、そうしたらいま私ありがたいことに幸せだなあ、と思うわけです。朝からめっちゃイライラしてるけどね。死ぬ前の日まで、死ぬ前の日とはいえ怒ってる気がしてこわい。お子たちがギーギーうるさすぎるので車でちょっと行ったところにある市民の森的な森森してる公園へ連れて行ってそこで昼ごはん食べた。葉っぱがヒラヒラしてるのを見ながらコーヒー飲んだ。冬はタバコ吸いたくなる。夫は土曜仕事だから毎週一人で子ども3人見るのがデフォルトとはいえきつい。専業主婦の方はほんとすごい。今も気づいたらテレビのリモコン戦争の果てに真ん中の娘が長男に家から締め出されてたから逆に長男を締め出した。すぐ入れたけどめっちゃぶーぶー泣いてた。

末の娘が大学生になったら北海道に移住しようかな。でも私、ゲッターズ飯田によると、銀のイルカ座で、寒いところに行くとエネルギー量が落ちて活動的じゃなくなるから、暖かいところに住んだ方がいいんだって。最初その診断見たとき結構ショックで、ええ、ずっと夢だったのに、北海道に住まない方がいいってことですか飯田さん?!と思ったけど、いや活動量そんな多くなくていいわ、特にもう子ども独り立ちしたら。寒ーい冬は、薪ストーブの前で、編み物して本読んで、パン焼いてゆっくりご飯作って、風呂入って、寝ます。

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