【お金の悩み】いくらかかった?無痛分娩の費用まとめ
2024年春に、無痛分娩で出産しました。
今、無痛分娩にしようかな・・と悩んでいる方の中には、費用が気になっている方が多いのではないでしょうか。わたしもその一人でした。
というわけで、今回は出産費用(無痛分娩)について、まとめてみたいと思います。(妊娠時の定期検診などの費用は含んでおりません。)
▪️出産費用の全国平均ってどれくらい?
これは、普通分娩・無痛分娩などの方法にかかわらず、全体の数値です。(出典:出典:厚生労働省「出産育児一時金について」)
全国平均: 約46万円
東京都: 約56万円
大阪府: 約42万円
鳥取県: 約36万円
※令和3年度の調査
地域によって差はありますが、全国平均は約46万円です。出産費用の年間平均は増加傾向にあり、毎年1%前後で増えています。そのため、現在(令和6年度)では、全体的に数万円ずつ増えているかと推測しています。
▪️【体験談】出産〜入院にかかった費用
私は大阪のとある民間病院で出産しました。上記の通り、大阪府の平均は「約42万円」です。さて、実際にかかった費用は・・・
①ママの費用
入院費(個室、食事 4日間)/ 114,000円
分娩介助料/ 240,000円
新生児管理保育料/ 119,500円
検査・薬剤料/ 217,960円 ←ここに麻酔の費用が含まれています
処置・手当料/ 19,850円
産科医療補償制度掛金/ 12,000円
指導料・文書料/ 53,000円
一部負担金/ 23,780円
合計 約68万円
②ベビーの費用
検査費用/ 21,870円
処置汚物処理/ 1,200円
薬剤料・器材料/ 10,430円
新生児管理保育料/ 60,000円
その他/ 26,000円
合計 12万円
①ママにかかった費用+②ベビーの費用 = 合計 約80万円
・・・高っっっっ!!!!?
お世話になった産院では「普通分娩の費用 65万円」+15万円=「無痛分娩の費用」という感じでした。今回は「出産育児一時金」の直接支払制度を利用しましたので、50万円は国が負担してくれます。また、妊娠35週あたりに、入院費の一部をすでに支払済み(10万円)でした。
よって、退院時に支払った金額は、「80万ー50万(出産育児一時金)ー10万(前金)=約30万円」です。
こうして、全国平均と比べるととてつもなく高かったのか・・・。全国平均の数値、国が補助金を出さなくて済むように裏工作しているでは、疑ってしまうレベルです。(いや、本当に・・・。)
▪️公的病院 は 私的病院 より費用が安い!
この出産費用、実は「公的病院」は「民間病院」より平均で約5万円ほど安いです。
「公的病院」とは公立病院や大学病院など、都道府県や地方自治体が運営する医療機関、「民間病院」は地域密着型の病院です。(ちなみに、日本は民間病院が7割を占めています。)
今回、私が選んだ病院は「民間病院」にあたります。何より安さを重視したいという方は、公的病院も検討してみてください。
▪️出産関連でもらったお金はいくら?
①出産育児一時金 50万円
②出産・子育て応援給付金 5万+5万=10万
③私学共済のお祝い金 5万円
④私学共済の入院補助金 2000円
⑤親族・友人からの出産祝い 40万円
これらを合計すると 105.4万円 です。というわけで、出産費用は高すぎてブルブル震えていましたが、こうして収入を集計してみると、無痛分娩にお金をかけてもよいのでは・・!?と思えました。(と、自分に言い聞かせる。)
いや、他にも、ベビー用品の購入や、出産までの定期検診の費用(これも次回まとめたい)とかあるやん?すべてを出産費用に充てるわけにもいかんやん・・・?という声も聞こえてきそうですが・・・(焦)。でもやっぱり、個人的には使ってよかった出費だったと思っています。
▪️出産費用は保険適応されるの?
出産費用は、問題なく順調に出産を終えた「正常分娩」の場合、手術が必要な病気・ケガには該当しないため、公的医療保険は適用されません。(ここが私には理解できぬ・・・) したがって、出産費用は全額自己負担となります。
ただし、今回の出産では予想外なことが起きました。
「無痛分娩により痛みがない」→「いきむタイミングが分からない」→「力がうまく入らない」→「赤ちゃんを早く出さなければ危険だ」→「吸引分娩(赤ちゃんの頭を吸引して引っ張る)を行うぞ!」という流れになったのです。
後日、先生から聞いた話ですが、無痛分娩の際に「吸引分娩」を行うのはよくあるそうです。そしてこの「吸引分娩」は手術が必要な状況と判断されるため、保険適応となります。(また、吸引分娩による手術によって必要となった「会陰切開」という認識になるので、「会陰切開」も保険適応になります。)
というわけで、今回の吸引分娩と会陰切開の手術費用はともに、3割負担となりました。もし民間保険にも加入していれば、お金がかなり戻ってくると思います。次の機会があれば、妊婦保険も検討しようかなと思います。
▪️まとめ
というわけで、今回は無痛分娩の費用についてまとめてみました。
国からもらえる補助金や民間保険などを検討しながら、少しでも負担をかけずに出産に挑めるといいですよね。たしかに無痛分娩は高いですが、もっと広まってくれることを祈っています。
私も今回でいろいろ勉強になりました!
ではまた。
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