見出し画像

No.114食品って何?(消化)

おはようございます。

食事を摂取しても、たんぱく質、脂質、炭水化物などは高分子のため、そのままでは吸収されません。
そこで、食物を消化器官内で分解して、吸収されやすい形にすることを消化と言う。
消化には3種類ある。
・物理的(機械的)消化
咀嚼や胃腸のぜん動運動など、物理的運動による作用
・化学的消化
各消化器官から分泌される消化液内の消化酵素による作用
・生物的(細菌学的)消化
大腸内に存在する腸内細菌による作用

消化とは、口腔から食道、胃、小腸、肛門までの各消化管を通過する際に行われる。また、食物は通らないが、消化が必要な消化液などを分泌する肝臓、膵臓、胆嚢は付属器官と呼ばれる。

◼️消化酵素
消化の過程で働く酵素のことを消化酵素と言う。
各消化器官から分泌される消化液に含まれ食物中の炭水化物、脂質、たんぱく質を加水分解(化合物が水と反応することによって起こる分解反応のことで水解とも呼ばれる)し、小腸から吸収されやすい形に変える作用がある。

◼️主な消化酵素の種類

それぞれの記載順
①消化器官、②消化液、③酵素名、④作用

①口腔、②唾液、③唾液アミラーゼ(プチアリン)、④でんぷんをデキストリンや麦芽糖に分解

①胃、②胃液、③ペプシン、④たんぱく質をペプトン、プロテオースに分解

①十二指腸、②膵液、③膵液アミラーゼ(アミロプシン)、④でんぷんやデキストリンを麦芽糖に分解

①十二指腸、②膵液、③膵液リパーゼ、④脂質を脂肪酸、モノグリセリドに分解

①十二指腸、②膵液、③トリプシン、キモトリプシン、④ペプトン、プロテオースをポリペプチドに分解

①十二指腸、②膵液、③カルボキシペプチダーゼ、④ポリペプチドをアミノ酸に分解

①小腸(粘膜)、②膜消化酵素、③マルターゼ、④麦芽糖をブドウ糖に分解

①小腸(粘膜)、②膜消化酵素、③スクラーゼ、ショ糖をブドウ糖と果糖に分解

①小腸(粘膜)、②膜消化酵素、③乳糖をブドウ糖とガラストースに分解

①小腸(粘膜)、②膜消化酵素、③ペプチターゼ、④ペプチドをアミノ酸に分解

次回に続きます。

いいなと思ったら応援しよう!