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母は勉強が苦手でも小学生からの何気ない事が塾なしでも偏差値64の地元の進学高校に合格した時の話。

あっという間に朝晩、涼しくなってきましたね
夏と秋を行ったり来たり
体調も心配になります

うちの子は小学校に入学した時はひらがなは読めず自分の名前も書けませんでした
担任の先生から
「このままだと違うクラスに行ってもらいますので」
と言われたことがあります

入学以前から漢字を書ける子
時計を読めたり都道府県が解ったり
そのうち授業で習うのだからと子供にやらせる事はしませんでした




【勉強場所】

学校から帰ってきたら学校の話をしてからその流れで
リビング

で宿題をしていました
私は夕食の準備をしていて
解らない問題があると私は手を止めて
一緒に解きます
リビングで学習するメリットは子供が安心する事
解らないこともすぐに聞けるしお母さんがいる心強さ

しいて言うならデメリットはテレビはつけなかったので私はニュースが見れなかった事です
ネットニュースで時間が空いた時に見てました

【教え方】


解らない箇所を聞き
全て教えるのではなく
ヒントを出します

問題の意味が解らない時もあります
そんな時は問題の語句を簡単にして説明します
結構難しく考えていたんだなと気づきます

教科書は基本です
教科書の説明が理解できないと先へは進みません
理解したうえで
自由な考え方、解き方で

いろいろな考え方があっていい

時には問題の主人公を身近な人や好きなキャラクターに置き換えて
「キャラクターがそんな事するはずないじゃーん」
なんて笑い合いながら解きました
(算数をメインで教えていました)

【褒めるよりビックリする】

テストの答案を見せてくれたら、一緒に解いた箇所が○だと
「この前の問題、宿題では手こずってたけど出来てるじゃん。
やるやん‼」

点数には触れずに○になった過程を喜びました

テストの点数が良いから褒めるのではなく

出来なかった問題が出来るように頑張っていた事に気づき
驚きます

解けた問題や間違えた問題について
子供は話したい事がたくさんあります
「そんなに解ってるんだね。分析出来てるじゃん」
なぜ間違えたのか、自分で考えた事も話してくれます
そこから学校でのストレスも発散できていたと感じます

小学生のうちに宿題やたくさんの知る事が楽しいと感じてくれたら
中学生になってもリビングで宿題をやっていました

【行き詰まり】

順調に進められる時ばかりではないです
時には勉強をやりたくない時もあります
大人も家事をやりたくない時もあります
「勉強しなさい」とは言いたくないです
しかし

子供自身がやる気を出すために厳しい事を言ってほしい時もあるかも


そんな時は
「勉強しなさい」ではなく
「気分が乗らない時もあるよね~お母さんもあるある~」

勉強とは関係ない話をして子供が笑顔になるように楽しい会話をしました
それでも勉強スイッチが入らなかったら
例えば
子供が勉強で知ったことを話してくれて、テレビやネットニュース等で見つけたら
「この間話してた地震の事をテレビで特集してたよ。○○が話してくれた事と同じ事を言ってて、あんな内容よく覚えたね‼お母さんは知らなかったよ」
と話したりします

子供は大人が知らないことを話しビックリしてくれると喜びます

私が知っている事を私に教えたい時もあります
子供は新しく知った事を私に話しビックリさせたいので
そんな時は話を聞き私が知っている内容と同じか心の中で答え合わせをして
「へぇ~そ~なんだ~そんな事よく知ってるね」
知らなかったふりをします

お母さんより自分のほうが知っている

子供は嬉しくなります

【勉強場所の変化】

中学三年生になると少しずつ勉強場所が変わってきました
その日の気分でリビングだったり自分の部屋だったり
土日になると一日中家で勉強をする事が苦になり
気分転換に近くの仕切りがあるファミレスやカフェで
勉強していました
仕切りのあるファミレスやカフェに行きつくまでに様々な場所で勉強してみました

一度図書館に行ったことがあるのですが
静まり返った雰囲気が苦手で
適度な音がある方が勉強がはかどる様です
リビングでも私の家事の音が安心みたい

【リビング以外の勉強】

学校での勉強は7.8割は出来ていたかなと
リビング以外にも本人の努力は必ずありました
授業中は先生の話を聞いていたでしょう
面白い内容や豆知識はノートにメモしたり
吹き出しやかわいい絵を書いてやる気もアップしていました
学校の休み時間にはやり残した提出するワークもしていたでしょう
「勉強はやらなきゃいけないもの」と思うのではなく

食事と同じ感覚で日常にしてしまえば向き合いやすいのではないのか

本格的な受験勉強を始めてからは
模擬テストを自分で申し込み
会場へ行き、他の中学生と一緒にテストを受けました
自宅で受けれる模擬テストもありますが受験の雰囲気を味わってほしいので会場で受けました

模擬テストを自分で申し込むと受験情報が携帯に入ってくるからです
塾に行っていないので受験情報は助かります

【不安1】


中学三年生の夏休み前に入試に向けての問題集を買いました
何となく志望校も考えて夏休みに学校見学へ行きました

しかし
夏休み明けのテストで思った点数に届かず
表情に元気がなくなってきた感じがありました
リビングではほとんど勉強をやらず部屋で勉強する事が増えました

私も不安になります

食事の際も暗い顔をしていました
始めは寝不足や疲れているのかと思っていたのですが
話してみると

受験の不安と学校でどうやら同級生に何か言われたことが原因

でした
原因が分かってホッとしました

そこから何度も話し合い
悩んでいた志望校を11月に決め本格的な受験勉強が始まりました
志望校を11月に決める事は遅い感じもしますがその子のペース
志望校を決める時ももちろん子供が決めました
しかし
担任の先生は今の成績では厳しいかもしれないですと
私も正直変えたほうがいいのではないかと

先生や親は経験もありますし確実に合格する方を進めます


【目的】

この高校に入学後
進学校ですからもちろん大学を見据えての高校生活になります
高校で何を学び大学でどんなことをしたいのか
先まで頭の中に入れて置くことは大切です
しかし実際
子供はそこまで考えていませんでした

なんで志望校をこの進学校に決めたの?

きっと周りは僕の事
頭悪いと思っているから
進学校に行って見返したい

学校で同級生に言われた内容でした
子供は親に話している事以上に気持ちを隠しています 

入学後に他の事に興味が湧いてくるかもしれない
湧いてこないかもしれない
子供の世界の中で沢山考えています
受験期の時は先の事まで決められませんでした
その時になったらまた考えよう

【不安2】

時々押し寄せてくる目に見えない不安
もしかしたら塾に行かないことが間違いではないのか
なかなか伸びない点数
この勉強方法は間違いではないのか
焦ります

みんなそうですから

初めての受験です。周りも同じように不安なんです


経済的な理由も出てきます
しかし
これから受験以外に決断しなくてはいけない事なんていくらでも出てきます
一生懸命向き合って残念な結果になったとしても

やるだけの事はやった
挑戦した勇気は後悔しないのではないか

子供が不安になった時
変化に気づき安心して受験や他の事に挑めるような
安心を与えられる自分でありたい

小学生からリビングで会話をしながら続けてきたことが
結果、塾にも行かずに合格することができました

受験後子供は
勉強している感覚がなかった
受験勉強は3か月くらい
と話してくれました

リビング習慣を勉強だと思ってなかったようです

【私の事】


私は高校受験に失敗しました
もちろん塾にも通っていましたし
学校から帰宅後、勉強をしてから塾に行き
塾から帰ってまた勉強をしていました
食事やお風呂以外は机に向かっていました
当時はあんなに勉強したのに…悲しくて悲しくて立ち直れなかったです
立ち直れなかった気持ちは
勉強の量に安心していたんではないか
量をこなせばいい
自分に合った勉強のやり方を見つけられなかった

滑り止めの私立へ進学した後も勉強に身が入らず
何がやりたいのか
考える日々でした

子供に私の失敗談をよく話します

失敗を言葉に出すと最初は恥ずかしい気持ちになります
失敗を認めたくない
プライドが高い
負けた気持ち
しかし

言葉に出した時
心が楽になります

お母さんも失敗するんだと

この経験に感謝をしています
今の自分があるのはこれまでの失敗のお陰です
子供との接し方を考える事が出来たのですから

【皆さんへ】

これから受験を控えている方々
寒くなり出した季節から 強さ引き出すヨーグルトを冷蔵庫に常備していました
睡眠不足が続いたのでインフルエンザにかかりましたが
それも無理せず体調に気を付けてのサインです
お体に気を付けてご健闘をお祈りしています

小さいお子さんがいる方々
全ての方に当てはまる方法では無いかもしれませんが
親御さんと過ごす日々の楽しい中で勉強が身近に感じられ
将来へ繋がっていけたら幸いです

最後まで読んで頂きありがとうございました
皆様にとって今日も良い一日でありますように

#子育ての悩み #高校受験 #塾なし  
#リビング学習


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