見出し画像

[生成AI]歴史好きの娘も大興奮! 「NotebookLM」で、古代ローマの英雄を調べる

本記事は、歴史人物を例に、NotebookLMの使い方を解説するものです。紹介した方法を試せば、調べたい内容について専属家庭教師が無料で作成できます。

👧「お父さん、スッラって知ってる?」

歴史が大好きな娘が、古代ローマの「スッラ」という人物について聞いてきました。どうやら、YouTube動画でスッラを知り、興味を持ったようです。しかし、日本語で書かれたスッラの資料は少なく、娘はガッカリ…。一緒に大きな本屋に探しにいきましたが、スッラについての記述は数行しか見つかりませんでした。

👧「スッラについてもっと知りたいのに、日本語の情報が少ない…。」

そんな娘を見て、私も「なんとかしてあげたい!」と思いました。そこで、頼ったのがGoogleの最新AIツール「NotebookLM」です。

👨🏻「NotebookLMは、WebサイトやPDFを読み込ませることで、まるで歴史の専門家のように、質問に答えてくれる優れもの。一緒にやってみようか。」

早速、スッラに関する英語の文献をNotebookLMに学習させ、娘と一緒に調査を開始しました。

すると、NotebookLMは、英語の文献から得た知識を駆使し、日本語で分かりやすくスッラについて解説してくれたのです! 娘は目を輝かせ、古代ローマの世界に引き込まれていきました。

NotebookLMのおかげで、親子で充実した歴史探求の時間を過ごすことができ、私も父親としての面目躍如です(笑)

この記事では、私たち親子がNotebookLMを使って、どのようにスッラについて探求していったのか、その方法を具体的に紹介します。

「歴史をもっと深く知りたい!」

「日本語の情報だけでは物足りない!」

そんな風に思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。NotebookLMは、歴史探求だけでなく、あらゆる分野の「知りたい」を叶える可能性を秘めています。さあ、あなたもNotebookLMの力を借りて、日本語情報の枠を超えた、広大な知識の世界へ旅立ちましょう!


あなたの「知りたい!」を叶える、Google「NotebookLM」とは?

古代ローマの英雄「スッラ」についてもっと知りたい! という娘の願いを叶えるべく、強力な助っ人として登場したのがGoogleの最新AIツール「NotebookLM」です。

NotebookLMは、従来の検索エンジンのように、Webサイトのリストを表示するだけでなく、読み込ませた資料の内容を深く理解し、まるで専門家のように振る舞うAIアシスタントです。NotebookLMは古代ローマ史だけでなく、あらゆる分野に応用が可能です。

NotebookLMの特徴

  1. 資料を読み込んで学習: NotebookLMは、WebサイトやPDFなどの資料を「読み込む」ことで、その内容を学習します。従来の検索エンジンでは難しかった、文脈を理解した情報処理が可能になります。

  2. 多様な質問に対応: NotebookLMは、単なる単語検索だけでなく、「スッラの政治改革について教えて」「スッラの業績をまとめて」といった、より複雑で自然な質問にも答えることができます。

  3. 日本語で分かりやすく回答: NotebookLMは、英語で書かれた資料であっても、日本語で質問を入力し、日本語で回答を得ることができます。これは、日本語の情報が少ない分野を調べる際に非常に役立ちます。

  4. 能動的な情報提供: NotebookLMは、質問に答えるだけでなく、「他に知りたいことはありますか?」「関連情報はこちらです」といった具合に、能動的に情報を提供してくれます。まるで、一緒に調査を進めているような感覚を味わえます。

  5. 誰でも簡単に利用可能: NotebookLMは、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用できます。特別な知識やスキルは不要で、直感的な操作で使いこなせる点が魅力です。

  6. 「知ったかぶり」が少ない: NotebookLMは、回答の根拠となった文献へのリンクを示してくれるため、情報源を確認することができます。他の生成AIと比べて、ハルシネーション(もっともらしく嘘をつくこと)が少ない点も特徴です。

NotebookLMは、従来の情報収集の方法を一変させる可能性を秘めた、革新的なAIツールと言えるでしょう。次の章では、実際にNotebookLMを使って、スッラに関する探求をさらに深めていきます!

NotebookLMで古代ローマを探検しよう!

NotebookLMの基本がわかったところで、いよいよ娘と一緒に古代ローマを探検開始! 目的地は、もちろん「スッラ(Sulla)」です。NotebookLMという頼もしいガイドを手に入れた私たち親子には、もう日本語情報の少なさは障害になりませんでした。

この章では、NotebookLMで調べ物をする流れを説明します。そして、次の章で、具体的に「スッラ」について調べるプロセスを図を示しながら詳しく説明します。

スッラを探す旅へ出発! まずは情報源の収集

NotebookLMは優秀なAIですが、その能力を最大限に発揮するには、私たちが良い情報源を与えてあげることが重要です。スッラに関する情報を集めるため、私たちはインターネット上の様々なサイトを巡りました。

  • Wikipedia: まずは、基本的な情報収集としてWikipediaで「Sulla」を検索。英語ページですが、NotebookLMは言語の壁を感じさせません。

  • ブリタニカ百科事典(英語版): ブリタニカ百科事典は、世界最大級の百科事典として知られ、その内容は専門家によって厳密にチェックされています。

  • 学術論文: スッラに関する学術論文も、NotebookLMの重要な情報源となります。Google Scholarなどの論文検索サイトを利用すると便利です。

NotebookLMに情報を提供! 読み込ませ方のコツ

必要な情報源が集まったら、NotebookLMに読み込ませていきましょう。NotebookLMは、WebサイトのURLを貼り付けるだけで、その内容を理解することができます。

  • コピペよりもURL貼り付け: Webサイトの内容をコピー&ペーストすることも可能ですが、URLを貼り付けた方が、NotebookLMが情報源を正確に認識しやすくなります。

  • PDFファイルもアップロード可能: 論文などのPDFファイルも、NotebookLMに直接アップロードできます。

さあ、質問タイム! NotebookLMに聞いてみよう

NotebookLMに十分な情報を学習させたら、いよいよ質問タイムです!

👧 「スッラってどんな人?」

👨🏻「スッラが独裁官になった理由は何?」

NotebookLMは、私たち親子からの様々な質問に対して、まるで歴史の先生のように、丁寧に答えてくれました。

NotebookLMのすごいところは、ただ単に情報を返すだけでなく、回答の根拠となった文献へのリンクも示してくれる点です。情報源を確認できるので、安心してNotebookLMの知識を受け入れることができます。

NotebookLMの力を借りて、古代ローマの世界を深く知ることができるようになった私たち親子👧 👨🏻。次の章では、NotebookLMをの使い方を具体的に解説していきます。

NotebookLMを使いこなす! 実際に操作してみよう!

それでは、NotebookLMを使ってスッラについて調べていきましょう!今回は、百聞は一見に如かずということで、NotebookLMの画面を見ながら、具体的な操作方法を解説していきます。

ステップ1: NotebookLMにアクセス&ログイン

図1 NotebookLM

まずは、NotebookLMのウェブサイトにアクセスします。(https://notebooklm.google.com/) Googleアカウントでログインすると、NotebookLMを使い始めることができます。

注意事項が表示されるので、よく読んでから「OK」を選びます。

ステップ2: 新しいノートを作成

図2 新しいノートブック

ログインしたら、新しいノートを作成しましょう。「新しいノートを作成」ボタンをクリックします。

図3 資料をアップロード

資料のアップロードを求められますが、資料はまだ探していないため、「X」ボタンで一旦キャンセルします。資料は、「Googleドライブ」「PDF」「テキスト ファイル」「コピーされたテキスト」「ウェブサイト」から選択できることが確認できます。

図4 名前をつける

次に、ノートに分かりやすい名前を付けます。今回は「スッラについて」と名付けました。

以上で、新しいノートブックが作成できました。次は、スッラについての資料を探して、ノートブックに登録するステップに進みます。

ステップ3: 情報源となるWebサイトやPDFを追加

図5 Sula Wikipedia

NotebookLMにスッラについて学習させるため、情報源となるWebサイトやPDFを追加します。今回は、例としてWikipediaの「Sulla」のページを追加してみましょう。ウェブ検索で「Wikipedia Sulla」を検索し、URLをコピーします。

図6 ウェブサイトのリンクを貼り付ける

NotebookLMのノート画面に戻り、「+(情報を追加)」ボタンをクリックします。「ウェブサイト」を選択し、コピーしたURLを貼り付け、「挿入」ボタンをクリックします。

図7 Sulla Britannica

次は、ブリタニカ百科事典から「スッラ」の項目をノートブックに登録します。ウェブ検索で「britannica sulla」を調べて、URLをコピーします。それから、先ほどと同じ手順で、ウェブサイトをノートブックに登録します。

図8 Google Schalor

論文検索サイト(Google Scholar)を使って、スッラのPDF資料を追加してみましょう。「google schalor sulla」でウェブ検索して、公開されているPDF資料を探します。検索結果の1ページ目に「[PDF] The date, modalities and legacy of Sulla's abdication of his dictatorship」という名前の資料が見つかったので、リンクをクリックしてダウンロードします。

NotebookLMのノート画面に戻り、「+(情報を追加)」ボタンをクリックします。「PDF」を選択し、ダウンロードしたPDFを選択して、「挿入」ボタンをクリックします。

以上で、3つのスッラについての資料を登録できました。日本語では見つけることが難しい歴史資料でも、英語圏に検索範囲を広げると、このように簡単にNotebookLMで活用できることが、お分かりいただけたかと思います。

ステップ4: NotebookLMに質問!

図9 ノートブックガイド「よくある質問」

情報源の追加が完了したら、いよいよNotebookLMに質問してみましょう。ノードブックガイドから「よくある質問」を生成します。

図10 よくある質問

「ローカの独裁者、スッラに関するFAQ」という新しいメモが作成されました。一問一答形式で、スッラについての情報がまとめられています。このメモは、スッラの概要を理解するのに役立ちます。このメモは、ノートブックに貼り付けられるので、後で繰り返し参照することができます。

次は、ノートブックガイド「学習ガイド」を生成します。

図11 学習ガイド


「スッラの研究ガイド」という新しいメモが作成されました。このガイドは、用語集、クイズ、エッセイのテーマという項目により、スッラの研究を進めるヒントが示されています。

次は、ノートブックガイド「タイムライン」を生成します。

図12 タイムライン

「スラの生涯のタイムライン」という新しいメモが作成されます。このメモは、スッラについて時間軸でまとめた情報が示されています。スッラの誕生から死までを死までを概観することができるようになります。

これらの「ノートブックガイド」はデフォルトで与えられた質問であり、調べたい項目の概要を手早く取得するのに役立ちます。5つの項目全てを生成することをお勧めします。

ここからは、自由な質問をする方法を解説します。「チャットを開始」ボタンを選ぶと、チャット画面が表示されます。


ノート画面の下部にある入力欄に質問を入力します。例えば、「スッラはどういう人物ですか」と入力してみます。すると、NotebookLMは登録した資料の内容に基づいて、日本語でスッラの人物像を説明してくれます。

スッラはどういう人物ですか

与えられた情報源は、ローマの歴史上の人物であるスッラに関する英語のテキストのみを提供しており、日本語のテキストは提供されていません。さらに、これらの情報源はスッラの人物像を直接的に説明するものではありません。しかし、これらの情報源は、スッラの行動や業績について説明しており、そこから彼の性格について洞察を得ることができます。

ルキウス・コルネリウス・スッラ・フェリックス(紀元前138年 - 紀元前78年)は、一般にスッラとして知られており、ローマの将軍であり政治家でした。123 彼はローマ史上初の大規模な内戦に勝利し、武力によって権力を掌握した共和政ローマで最初の人物となりました。23 晩年の紀元前82年には、自分の幸運を信じてフェリックスという名前を名乗りました。3 スッラは贅沢なものが好きで、政治家としてのキャリアを志していました。4 彼は策略によってユグルタを捕らえました。4

スッラはローマで2度も独裁官を務めました。56 彼は権力を放棄し、紀元前79年の初めにカンパニア州のプテオリ近郊に隠居しました。78 この行動はローマに衝撃を与えました。7 彼の辞任は、改革が実施され次第辞任することを誓った男による誠実な行為であったという見方が一般的です。7 スッラは紀元前78年の春に発熱で亡くなるまで、回想録を書き続けました。7 彼は5人目の妻であるバレリアとの間に遺児を2人、メテッラとの間に遺児を1人残しました。7

NotebookLMからの回答は、入力欄の下に表示されます。回答が資料のどの部分に基づいているのか、情報源へのリンクも併せて表示されるので、内容の信頼性を確認することができます。

ここからは、スッラについて自由に質問をしてみてください。あなたの疑問について、NotebookLMは資料に基づいた回答を生成してくれます。

このように、NotebookLMは非常にシンプルな操作で、誰でも簡単に使いこなせることがお分かりいただけたでしょうか? 次章では、NotebookLMを活用して、さらに歴史探求を深めるためのテクニックを紹介していきます!

NotebookLMの可能性は無限大! 歴史だけじゃない、活用の幅

NotebookLMの力を借りて、親子で古代ローマを探検してきた私たち。スッラという、これまで謎に包まれていた歴史上の人物について、深く理解することができました。しかし、NotebookLMの可能性は、歴史探求だけに留まりません。

あらゆる分野の探求へ! あなたの「知りたい」を叶える

NotebookLMは、歴史だけでなく、科学、文学、芸術、スポーツ、音楽など、あらゆる分野の探求に役立ちます。専門知識を深めたい時や、新しい趣味の世界を探求したい時にも、NotebookLMは心強い味方となってくれるでしょう。

例えば、

  • 最新医療技術について知りたい医師が、英語の医学論文をNotebookLMに読み込ませて内容を理解する

  • 宇宙に興味がある子供が、NASAのWebサイトをNotebookLMに読み込ませて、宇宙飛行士の訓練について学ぶ

  • 海外旅行を計画している人が、現地の旅行ガイドブックをNotebookLMに読み込ませて、おすすめスポットや文化を調べる

このように、NotebookLMは、私たちの知的好奇心を刺激し、学びの可能性を無限に広げてくれます。

日本語情報の壁を超えて、世界中の知識へアクセス!

日本語は世界的に見ると、情報量が限られている言語です。特に、専門性の高い分野やニッチな趣味の世界になると、日本語の情報だけでは物足りなさを感じることが少なくありません。

しかし、NotebookLMがあれば、そんな日本語情報の壁も簡単に超えることができます。世界中のWebサイトやPDFをNotebookLMに読み込ませることで、これまでアクセスできなかった膨大な情報に、日本語で触れることができるのです。

NotebookLMが切り拓く、学びの未来: AIと共により豊かな知の世界へ

NotebookLMは、私たちが情報と出会い、学びを深める方法を大きく変えようとしています。AIの力を借りて、これまで以上に深く、そして楽しく学ぶことができる未来が、すぐそこまで来ています。

NotebookLMは、単なる情報収集ツールではありません。私たち一人ひとりの「知りたい」という好奇心を満たし、世界を広げ、より豊かな人生へと導く、最高の学びのパートナーと言えるでしょう。

おわりに

👧 「スッラって知ってる?」

娘の何気ない一言から始まった、NotebookLMを使った古代ローマ探検。それは、私たち親子にとって、今までにない新しい学び体験となりました。

NotebookLMは、単なる情報収集ツールではありません。それは、私たちの知的好奇心を刺激し、世界を広げ、そして、学ぶ喜びを教えてくれる、最高の学びのパートナーです。

日本語情報の壁に阻まれ、諦めていたことはありませんか? NotebookLMの力を借りれば、世界中の知識が、あなたの探求心を満たす糧となります。

さあ、あなたもNotebookLMと共に、まだ見ぬ知識の海へ、ワクワクするような探求の旅に出かけましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?