マーケティング・ブランディング・広報・広告って何が違うのさ?
「マーケティング・ブランディング・広報・広告…」。会話の中でぽんぽん話が出てくると頭がこんがらがるので、自分なりに整理してみました!それぞれの本職の方からすると「ちょっと、全然違うぜ!」っていうツッコミがあるかもですが、私はバクっとこんな感じで捉えています!
■マーケティング
企業・商品・サービスの市場での優位性を見極め、「いかに認知を拡大し」「いかに売るか」の戦略を立てる活動。
■ブランディング
企業・商品・サービスのブランドとしての価値や強みを言語化・デザイン化して、告知するための土台になる戦略を立てる活動。
■広報
企業・商品・サービスのブランド価値や強みを告知する活動。
■広告
企業・商品・サービスのブランド価値や強みを、有料で告知する活動。
いつも思う、不思議なこと
上図では、すべてを包含するのが「マーケティング」ですよね?でもね、即効性のあるもので言うと、順番が逆になると思いませんか?
手っ取り早く認知を拡大し、売上を上げるためにはやっぱりお金を出して打ち出す「広告」が一番効果を発揮すると思います。これは商業クリエイティブに携わっている方なら「うんうん」と言っていただける、はず!成果が出れば、「広告でこれだけ成果が出ました!次もお願いします!」って言いやすいですしね。
でも、広告で成果をあげた案件って、「実は契約を切られやすいこともある」と最近感じてます。こちらからすると、「結果を出しているのに!」となるのですが、クライアント側からするとちょっと違うのかなぁと思いはじめています。
何がユーザー・消費者・クライアントにとって一番いいんだろうか?
やっぱりユーザー・消費者から見ると「悩みや課題を解決してくれたり、より便利なったりするもの」にお金を出すと思うんですよね。
自分でもそうです。今日「ルイボスティー」を買いました。ルイボスティーはリラックス効果やむくみ改善効果があると聞いているので、「ちょっとリラックスしたいな」「しまった!昨日ラーメン食べすぎた」という時に買います。
クライアント側から見ると、「ルイボスティーにはリラックス効果やむくみ改善効果がある」ということを地道に伝えていくことに力点を置きたいという想いが強いのかなと。
最近、「サスティナビリティ」ってよく聞きますね。持続可能性、みたいな意味ですかね。これは「マーケティング→ブランディング→広報」の順番で落とし込んで、永続的にユーザー・消費者に支持されるブランドに育てていきたいということなんだろうなぁと思います。
広告の視点から入れば「このルイボスティーは他より安い」とか、「他より〇〇の成分がたくさん!」とか、そういう話をしがちですよね?でもこれって、ブランディングをフル無視した訴求なのかなぁって感じたりします。
地道で時間もかかるけど、私はやっぱりマーケティング→ブランディング→広報→広告の順番で考えることにします!
今、色々なクライアントさんに色々なことをご提案しているのですが、量産型で数を多くご提案するのではなく、やっぱりマーケ→ブランディング→広報→広告の順番で提案していこうと思います。結局そのほうが、末永くお付き合いできる関係を築けるかもしれない!そう信じて、明日も提案書づくりをがんばります!