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クリエイティブに必要な“クライアントの強み”の見つけ方

今日は広告・広報物を作る際に欠かせないクライアントの強みの見つけ方についてまとめていこうと思います。


色々あるなぁ。強みを見つけるマーケティング手法

「企業もしくは商品の強みを可視化するには、市場に対してどのような価値があるかを…(以下長文)」みたいなのって多いですよね。んで、色んな手法がありますよね。例えば以下のような言葉がよく出てくると思います。

  • SWOT分析

  • 3C分析

  • 4P分析

  • PEST分析

  • バリューチェーン分析

私の場合、「ムズいわ!」って思っていつもくじけてしまいます。難しいことを考えられるだけの脳みそがないんですよね…。もっと簡単に考えられないかなぁと思っていた時に出会ったのが「バリュープロポジション」です。

「お、これならできそうだ!」と思ったので、私はいつもクライアントの強みを見つける時はバリュープロポジションの考え方でやっています。

自分のようなマーケティング素人でもできる上に、バリュープロポジションを使って「御社の強みってこういうところだと思うんです。これを広報で訴求していきませんか?」と提案すると、けっこう喜んでもらえます。


バリュープロポジションって何なのさ?

記事を書くために初めて図を作ってみました!図を使うと賢そうに見えますね。少し嬉しいです。

ユーザーや消費者が望んでいることに対して、他社では提供できないけど、クライアント企業なら提供できるもの」がバリュープロポジションですね。

うん。分かるようで分からない。これ実はポイントがありまして、まずはユーザー・消費者の目線から考えると一気に分かりやすくなります。


私は鶏白湯(とりぱいたん)ラーメンが大好きです。

●鶏白湯ラーメンのスープ
スープは鶏の骨や肉を長時間煮込んで作られています。
●鶏白湯ラーメンのタレ(かえし)
タレは醤油味だったり、塩味だったり、中には味噌味もあります!

鶏白湯ラーメンは濃厚でコラーゲンもたっぷり!

徹底解説!B店のバリュープロポジション

ユーザー・消費者である私は「鶏白湯ラーメンが大好きですが、その日の気分によって塩か醤油か決めるタイプ」です。

A店とB店はともに鶏白湯ラーメン専門店ですが、A店は塩味のみ、B店は塩味、醤油味があります。

この場合、私はB店に行きます。気分屋さんなので。上から目線な言い方ですが、B店はユーザー・消費者である私に選ばれたということですね。おめでとうございます。

言い換えると、B店のバリュープロポジションは「塩味も醤油味もある鶏白湯ラーメン専門店」ですね。

もし私がB店の広報の依頼を受けたとしたら、以下のようなご提案をすると思います。

店の前に立てるノボリを「鶏白湯ラーメン専門店(塩・醤油)」にしましょう!


どれだけユーザー・消費者を目線を合わせられるか?

一番大切なのは、自分自身が「どれだけユーザーや消費者と同じ目線に立てるか」だと思います。偏らず、ニュートラルに、自然体で。もちろん、ネットにたくさん載っているユーザー・消費者の口コミや市場に関するアンケート調査も必ず目を通します。

ユーザー・消費者からの評価、一般的なニーズに「自分がそれを買う立場だったらどうか?」という視点を加えて、「御社の強みってこういうところだと思うんです。これを広報で訴求していきませんか?」とご提案します。

これが私なりに思う“クライアントの強み”の見つけ方です。

ちょうどお昼12時になりました。これだけ鶏白湯ラーメンの話をしたのですが、今日のお昼ご飯はうどんを食べます。ユーザー・消費者ってむずかしいですね!

次回は、最近頭がこんがらがって来た「マーケティング、ブランディング、PR、広報、広告」って何が違うんだ!について、まとめてみようと思います。アディオス!

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