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#3胸に響いた楽曲「夏鶯は憂の報せ」tsukinimade
夏の終わりに配信されたtsukinimadeの新曲「夏鶯は憂の報せ」
初めてこの曲を聴いた時の印象は「とにかく余韻が綺麗」ということだった。
特に曲終わりの最後の抜け方は、風が吹き抜けた後のような爽快感と夏の夕暮れを感じるノスタルジックさを残しているように感じて、とても心地良い余韻として響いた。
だから何度も繰り返し聴いてしまう。それくらいの美しさを感じられる一曲だと思う。
また、個人的にtsukinimadeの中で好きだと感じる要素の一つとして、波の音や風鈴の音などの生の音が綺麗に取り込まれているところが挙げられる。
今回の「夏鶯は憂の報せ」にもその点は共通していて、夏を思い起こさせる音が要所に散りばめられている。
加えて、他の楽曲を通しても感じられるボーカル・RINOさんの歌唱力やその表現の豊かさは今回の楽曲でも存分に感じられるようになっていて、改めてその凄さを実感した。
「夏鶯は憂の報せ」はその歌声の魅力と共に、夏の切なさが立ち込める中に猛る恋情が忍ばされているような淡く何処か懐かしい感じと、しみじみと夏が思い起こされる季節の余韻ようなものを楽しめる素晴らしさがある。
夏ではない他の季節の中で聴いてみたらまた違った魅力を感じ取る事が出来るかもしれない。
「彗星よさらば」の時にも感じたけれど、tsukinimadeはもっと広く支持されてもおかしくないクオリティを見せ続けてきていると思うので、次に控えている楽曲にも注目が向けられる。
ここまで様々な趣の曲を発表してきているtsukinimade、次はどんなタイプの曲なのか。
秋の歌や冬の歌、一味変わってキャッチーな曲。
創造を続けるtsukinimadeが今後どんな世界を描いていくのか、それを楽しみにしながら活動を追っていきたい。
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