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心配性がうつる!?ネガティブ伝染
こんにちは
ムーさんです!!
この記事で紹介すること
この記事では、「なぜか周りのネガティブな気持ちに影響されやすい…」と感じる方に向けた内容をお届けします。
職場やプライベートで、そばにいる人が心配性やネガティブな人だと、気づけば自分もどんよりした気分になってしまうことはありませんか?
実はこれ、心理学的には「情動感染」と呼ばれ、身近な人の気持ちが無意識にうつる現象です。
この記事では、ネガティブな思考の伝染がどうして起きるのか、そのメカニズムと対策について解説します!
自己紹介
私は1000〜5000人規模のコミュニティの立ち上げ支援およびコンサルタントをしております。また、製品・サービスのアイデアやコンセプトプランナーとして企業の相談役として働いています。
こんな人におすすめの記事です。
・周りの人のネガティブな感情に影響されやすい方
・心配性な人がそばにいると気分が落ち込みやすい方
・ネガティブな環境でもポジティブな気持ちを保ちたい方
目次
本題:
原因:ネガティブ思考が伝染するメカニズム
ネガティブ思考が伝染するメカニズムを理解することで自分で対処できるようになるので、原因を押さえておきましょう。
1. 情動感染:無意識に周りの感情をコピーする
人は他人の感情に共感しやすい生き物で、特に親しい人の感情には敏感に反応します。心理学ではこれを「情動感染」と呼び、誰かのネガティブな感情が無意識に自分にも伝わってしまう現象です。職場の上司が常に不安を抱えている場合や、友人がストレスを抱えていると、自分も同じようにネガティブな感情に引っ張られやすくなります。
もらい泣きってあるじゃないですか?あれも情動感染ですね。もらい泣きも赤の他人が泣いてるだけじゃしないけど、その人の歩んできたストーリーを見たり聞いたりすることで共感するから起こるんです。
2. ミラーニューロンがネガティブ感情を増幅する
ミラーニューロンという脳の神経細胞が、他人の行動や感情をあたかも自分のもののように感じさせることがあります。例えば、誰かがため息をつくのを見たり、悲しそうな顔をしていると、自分の脳も同じように反応してしまい、気づけばその人と同じ感情に引き込まれてしまうのです。この影響で、特にネガティブな感情が自分にも移りやすくなります。
3. 集団の雰囲気が持つ心理的影響
周りの人がネガティブな感情に包まれていると、自分もその場の雰囲気に飲み込まれてしまうことがあります。例えば、会議中に一人が不安や怒りを表すと、次第に部屋全体が重苦しい空気に包まれることがありますよね。集団の心理が個人の気分や思考にも大きな影響を及ぼし、「暗い空気」の場にいると無意識に心配や不安が伝染しやすくなるのです。
対策:ネガティブ思考に感染しないための心理学的アプローチ
1. 心理的な「フィルター」を意識的に持つ
相手の感情を受け止める際に、すべてをそのまま受け入れず、「その人はその人、自分は自分」という心理的なフィルターを意識して持ちましょう。少し客観的な視点を保つことで、自分自身の気持ちを守りつつ相手に寄り添うことができます。心理的な境界線を持つことで、ネガティブな気持ちが移りにくくなります。
2. 「ポジティブな行動」を取り入れて心のバランスを取る
不安な場面やストレスを感じたら、ポジティブな感情にスイッチするための行動を意識してみましょう。例えば、笑顔を作る、好きな音楽を聴くなど、小さなアクションでもポジティブな感情に切り替えやすくなります。ネガティブな空気の中にいる時こそ、ポジティブな行動を意識的に取ることが大切です。
3. 他者から距離を置く「心のクールダウン」
もし周りのネガティブな雰囲気に影響されていると感じたら、一度その場から少し離れて「心のクールダウン」をすることも効果的です。意識的に一人の時間を作り、落ち着いた環境で自分の気持ちをリセットすることで、他人の影響を最小限に抑えることができます。
5. 終わりに
人は自分の気持ちを保ちつつも、他人に共感し、支え合いながら生きています。今回の内容では、他人のネガティブな感情に無意識に影響されないために「フィルター」を持ち、心のバランスを保つことの大切さについてお伝えしました。心は大切に扱うべきものです。周りの感情を受け止めつつ、自分自身も心地よくいることが、健やかな人間関係を保つ秘訣ですよね。
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